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2割ちょっと増し。 11月1日


  8時半起床。
  ちょうど朝の雑事を終えて朝食が完成したあたりで9時になり、TVをつける 。あれ、囲碁の名人戦をやっている・・・。

  TV(BS2)で放映される将棋は、NHK杯をのぞけば名人戦と竜王戦だけ である。
  どちらも2日制で、初日は9〜10時と5〜6時。2日目は9〜10時と4〜6時 。囲碁ではどのタイトル戦が放映されるのかは知らない。今日はバッティングと いうことで、朝の1時間も夕方の2時間も半分に分け合って放映するようだ。

  もちろん団体としては将棋と囲碁は別物ではある。
  でも、せっかくのTV放映があるタイトル戦なのだから、対局日をずらすくら いの工夫をしてもいいだろう。TVでやっているというのは、将棋でも囲碁でも 「特に興味のない人」への最高の宣伝なのだから。

  ということで9時半から将棋の竜王戦を観る。
  7番勝負は渡辺竜王の1勝で迎えた第2局。30分の放送で動いたのは2手だけ 。まあこんなもんでしょう。この後もずっとネットで観戦する。


  お昼前に外食。
  きょう初めて見つけた小さな定食屋さん。タラとキノコの甘味噌焼きが絶品。 漬物のカブは普通だが、小鉢の白菜と鶏肉と油揚げの煮付けが旨く、さらに2切 れだが刺身(カンパチ)もついてきた。ご飯もうまく炊けている。味噌汁も良い し、リンゴのゼリーまでデザートについてきた。ご飯のお代わりも無料。店内も きれいで、900円でもほぼ文句なし。

  食後にコーヒーが付くのが余計かな。
  たぶん、勤め人の客にはコーヒー付きが魅力なんだろう。サラリーマンの昼休 みというのは昼ごはんを食べるだけじゃなくて、文字通り「休む」ためにもある からね。わざわざコーヒーのためだけに店を変わるのは面倒だし、コスト的にも 痛いだろう。職場に戻ってコーヒーを飲むのでは気分的に休憩にならないしね。 僕はサラリーマンをやったことがないけど、そういう心持ちは想像できる。

  しかし店としてはどうなんだろう。
  コーヒーを付けることでお客を呼びやすくはなるけれど、上記の事情が本当で あれば、それだけ回転率が悪くなる。しかもサラリーマンの昼休みなんて時間が 限られているから(多少ズレても11時半から1時過ぎだろう)、お店のかきいれ 時に稼げなくなってしまう。僕が心配してもしょうがないか。ま、ごひいきにし ましょう。


  スーパーに寄ってから帰宅。
  早い午後はヒミツの花園。今日も集中力がないけど、休日なので1時間半ほど 粘る。朝から雲が出てきて、3時前からときどき小雨。秋なんだから、どうせな らハッキリキッパリと降ってほしいものだ。

  プールは23分。
  ちょうど雨が降ってきたあたりで帰宅して読書。

  『魯山人の食卓』北大路魯山人を読了。
  食通というより芸術家として知られるといったほうが良い著者による、料理に 関するエッセイ集。

  僕がこの著者を読むのは2冊目(1冊目の感想文はヒマ「ここ」)。
  この2冊でだいたいこの人の主張はわかったな、というところ。料理は「理を 料る(りをはかる)もの」だとして、食材はもとより調理器具、食器、あげくに 食事をする部屋の調度品にまで言及する求道者である。最終章「魯山人料理語録 」から。

>どうしても料理を美味しくつくれない人種がある。私はその人種を知っている 。その名を無精者という。

  おっかないおじさんである。
  著者は文章を生業にしたわけではないし、没後50年近くが過ぎたこともあり、 たくさんの文章がこれから読めるとも思えない。しばらくはこの著者を手に取る こともないでしょう。まずまず。


  5時になって、ふたたびTVで竜王戦。
  お互いの持ち時間が1時間を切ってくるあたりで、緊迫した終盤戦。10分くら いで10手ほど進むという場面もあって忙しい。忙しいというのは、解説者の解説 も追いつかないし、それを聞いて僕が考える時間も短いし、同時に見ているネッ ト上の解説を読むのも慌しい、という意味。

  TVによれば、この8年間の終局平均時間は夜の6時20分とか。
  放映は6時までなので、その枠に入ることもある、くらいだろうか。今日の場 合は激しい終盤戦が続いて、どう見ても放送枠に収まりそうにない。6時にTV を消したころ、2人の残り時間の合計は約1時間。このTVを見ながらHPの月 替わり更新の作業を進めておいた。ヒマなのに実に忙しい。


  そうだ、早くも来年度の授業依頼書が到着していた。
  例年より1ヶ月ちょっと早い時期。いろいろと事情があるのだろう。依頼書と いうのは来年の3月からの授業担当割のこと。生徒様からすると

「もうそんな先の話をしてるの?!」

というところだろう。

  ちなみに、来年度の市進予備校にはもう1つの変化がある。
  ここで書いても大丈夫かな。とにかく、この依頼書の中の文書に書いてあるん だけどな。ってことはもう公開情報にしていいんだよな、と市進のHPを見ると 公開されていない。どっちなんだよ。まあやめとこうか。ほんと、ここのHPの 更新速度って速くてステキ。早くて、なのかな。危ない橋は叩いて渡らない主義 なので。いつからだよ(^^ゞ


  春期講習の伺い書も同封されていた。
  たぶん、これは去年も授業依頼書に同封されていたから、同じく1ヶ月前倒し ということになる。前倒し前倒しもすごいことになってきた。一方で、予備校に 生徒様がやってくる時期は後ろ倒し後ろ倒しで、予備校業界は悲鳴を上げている 。

  たしかに「ほぼ全入」時代になって、夏からスタートでも充分間に合う大学も 増えてきたけど、それじゃあ商売にならんのだよなあ。
  いつも書いているように、せめて受験学年の春から、もしできれば2年生あた りから予備校に来てくれれば、狙える大学の幅がグーンと広がる時代だ。しかし これはお客様を待つ立場の「予備校側」の考えで、お客様のニーズと合っている とも思えない。コーヒーを付けるかどうか、というジレンマである。

  なんの話だっけ?
  そうだ、今とは逆に、伺いなどの日程が前倒しになるんじゃなくて、生徒様の 通塾(通予備校とは日本語的に言わないだろう)がもっと前倒しになればいいの に、と書きたいのだった。ではジラシはこの辺にして、来年の僕の担当数ね。あ んまり早いと満足は得られない、なんていう素晴しい男性的冗談を思いついちゃ うのが僕の問題点なんだろうなあ(書くのが問題なのでは?)。


  その前に夕飯だな。
  ハマチ刺と湯豆腐とヤマイモ下ろしなどで地味に盛り上がる。酒くらいは気分 良く呑もうとバカラのビアグラス(由来ヒマここ)でキリンの『ニッポンプレミ アム』。時間が前後するけど、この日記を書きながらの食後酒は頂き物のシャン パン(フランス語なので銘柄が読めない)。

  食中酒のヌル燗は、三重県伊賀市の『るみこの酒 特別純米』。
  この銘柄は以前から知っていて、だいぶ探していた。ネットで買うなんて無粋 なことはしたくないので、出会うのを待っていたのだ。漫画『夏子の酒』で有名 な尾瀬あきらのイラストがラベルにある。

  イヤミのない辛口。
  スッキリしてどっしり。前述の漫画のキャラである夏子さんのように、湿っぽ さのない良い女、という雰囲気。それでいて清純を気取るわけでもない。僕の経 験値の中では偏差値71あたり。かなり旨いと保証できる。

  どちらかと言えば常温で呑んだほうが味に広がりがある。
  4合で1,300円くらいと、僕としては高かったにせよ、それだけの価値はある。 こういうきちんとした日本酒を、20代の日本酒嫌いな若者には呑んでもらいたい な、と思って書いている。


  書くことがないかと思ったら、意外に長くなった。
  竜王戦は挑戦者佐藤二冠の逆転勝ち。おもしろくなった。前述のそっち系の詳しい話はまた後日に。長文は、本文だけを熱中して読まないよう に、という受験生への復習指南日記でした。赤本がんばってね(^^)/~~~
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