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レクチャラーズ・ハイ 12月20日


  今日も10時起床。
  いかんな。でも今日は昨日と違って熟睡できた。夢は

・何かの罰ゲームで髪を山吹色に染められる

というものだった。実際に色つきの夢ではなく、「ヤマブキイロ」という言語の みがイメージされた。山吹色ってどんな色だったかな。


  快晴。
  昨日と全く同じウドンを朝食にして、各種干し物をしてから整骨院へ。本当は 明日の約束だったけど、昨日の再発で個人的に1日繰り上げ。

「そもそも左足が短いんですよ、信原さんあなたは」

  そうか。
  そう言われてもな、伸ばすわけにはいかないんだよね。短い足のほうに体重が 片寄るから、寒さとの相乗効果で痛みが出るということ。明日も来なさいと言わ れてしまった。明日こそ寝坊ができない。


  スーパーへ。
  明日からは100分4コマ(正確には3コマで校舎移動がついてくる)だから、生 活というか家事はギリギリで回すことになる。1時40分始業で9時15分終業。こ れでやっと、ヒマなサラリーマンと同じくらいの労働時間になる。毎年、このス ケジュール期間は「最低でも夕食だけは自炊」と決めている。そのへんを考えな がら買出し。

  帰宅して昨晩に読み終えた本の感想文書き。
  以下の通り。


  『クローバー』島本理生を読了。
  著者は僕が今後にもっとも期待する小説家。
  わかりやすい恋愛小説で、良くも悪くも著者が新境地を見せたと言える。

  あとがきによれば、短編のつもりで書き出したら収まりがつかずに長篇になっ たということ。
  本の帯でもわかるように、『ナラタージュ』に続く恋愛小説(ヒマここエッセ イ)として出版社は売り出しているようだが、全く別の系列だ。こんなにシンプ ルな恋愛小説が、どうしてあんなに複雑な『ナラタージュ』と同系として紹介で きるのか不思議でならない。何でも「恋愛小説」というパッケージに入れれば売 れる、とでも思っているのか。

  前半は軽いタッチで、ラブコメに近い。
  女性作家が男性を主人公に据えたということもあるのか、村山由佳の「おいし いコーヒーのいれ方」シリーズをほうふつとさせる(ヒマここ感想文日記)。ド タバタしているのが良い。しかしもちろん、今の島本では村山にははるかに及ば ない。会話が説明的すぎるし、ストーリーテリングもぎこちない。

  中盤から少しシリアスになっていく。
  確かに「収まりがつかない」という事情があったのかもしれないが、全体のト ーンの変化は不自然すぎる。前半が語り手の姉を主人公にしているのに、後半の 主人公は明らかに語り手自身である。1年ほどにわたって書かれたという現実の 時間の経過が、小説という別の時間軸のなかに入り込みすぎている。それでも、 さすがに良いところはアチコチにある。僕がちょっと気になったフレーズ。

>人間は人生の必要な時期に、必要な人間としか出会わないし、そこで色々と学 び尽くして一緒にいることの意味がなくなれば遠ざかっていくのは仕方ない

>嫌われようとするのは、自分から嫌えない証拠だし

  全体的には良い小説とは言えない。
  しかしそれでもやはり、島本が作風を広げてくれたことは歓迎したい。何より も僕はこの作家が好きだ。いや実に、長篇にするより、短編として完成度を上げ ることが可能だったんじゃないか、とは思うのだけど。文庫になってから軽くオ ススメ、くらいです。


  これで今年読んだ本は192冊になった。
  去年はじめて2日に1冊以上のペースを達成して、結果的には去年1年で195冊 だった。今年はペースを落として、ゆっくり読んで、長い小説の再読なんかも入 れて、全体数を減らすつもりだったけど、残念ながら失敗。

  しかしこうなってくると、それはそれとして、200冊を達成しておきたい気もす る。
  区切りが何かの役に立つとも思えないけれど、覚えておきやすいし。さすがに 今年の残りの10日間に小説を読むヒマはないので、かえって達成可能な数字にも 見える。無理せずに行きましょう。


  さて買い置きの弁当を食べる。
  なんとかかんとか詰め合わせ弁当。覚えてないのか俺。エビマヨネーズだのサ サミフライだのが無性に旨かった記憶のみ残っている。昨日より天気が良くて気 温も少し高いせいか腰痛は軽く、12日連続勤務も今日が終われば後半に入ってく る感じもあり、全体にハイテンションになっている。「ハイテンション」という のは和製英語だ、という話題は前に書いたかな。

  校舎に行く前にクイーンズイセタンのパン屋さんへ。
  ここも店員の態度がかなり悪いよな。客の目なんか全く見ないし、事務的だし 。気取って帽子なんかかぶってるけど、コンビニの店員と同じ接客レベル。ま、 きょう買ったアップルパイは旨かったからいいか。機械から買っているのだと自 分に言い聞かせながら買うとよろしいあるよ。中国人はあるよなんて言わないあ るよ。


  全てのクラスが最終回。
  4日だと話が早いよな。全体には感じが良かった。出席率は全てあわせて97% くらいだったのも良い。この時期だから、ママンに言われてやむなく予備校通い なんていう生徒様もいないわけで、こうでなければいけないのだが。

  発アク会話ゼミ。
  やや復習が不徹底かと。究極的には覚えていなければ正解できないのだから、 それは逆に言えば覚えてしまえば間違えようがないのだから、何とかしなさいと 苦言。

  授業としては、ちょっと発アクに時間をかけすぎたような気がする。
  もちろんいつもの授業でここまでしつこく扱うことはないから、それはそれで いいのかも。この授業、逆に夏講に加えたほうが投資効率が良くなるのでは。単 語の暗記が本格的に進むのが秋で(理想は夏までなんだが)、覚えるときに同時 に発アクも覚えられるからね。ふだんの授業でも時間を取って個人的に扱いたい 気もする。ま、たぶんそれ以前のことが多くて難しいだろう。

  イディオムゼミ。
  100%出席率維持。問題なし。例年、受講生はなぜか男子が8割の講座なのだけ ど、今年は久々に(というか初めて)女子8割だった。何か理由があるのかな。 考えてみて下さい。遠まわしな言い方ですね。

  英文法ゼミ。
  やはり確かに基礎項目がしっかりしているという感触アリ。今年は年度を通し てかなりレベルを下げて基礎を繰り返した効果があったのかも。もちろん問題は ここからレベルを上げていくことになる。市進に通ったおかげで大学生になれま した、ではかえって生徒数が減っちゃうもんな(^_^;)


  今後たのしみなのは、U期の総合Lクラスかな。
  26日からスタート。それほど少人数でもないと思われる。理由は書かない。同 時にCクラスも始まるけど、そっちはいつものメンバーが予想されるから、別の 意味で楽しみ。どちらも8日連続授業というのが楽しそう。ふふふ。

  帰宅の夜道は寒い。
  夜に暑かったらヘンだが。世の中全体が終末モードじゃなくて忘年会モードで すな。夜の10時過ぎにおんもで泥酔してて翌日も朝からお仕事とはノンキなこっ た。まあそれで仕事になるのがサラリーマンだからいいのか。あ、ロコツにヒン シュク買ったな。はははは、どうせ俺なんかカタギになれないからいいや。

  もう数日するとクリスマスモードになるんだろうな。
  恋人たちが千葉なんていう僻地でうっふ〜んモードなんだよな。勝手にしろや 。「君のひとみにカンパイ」とかやってんだろうな。もともと、英語のセリフで何だった か知らないんだろうな。英語で言ってたら気味が悪いけどな。どっちも関係ない からどうでもいいや。けっ。このへん、意図的にハイだな(^^ゞ


  入念に入浴してから夕食。
  サブメイン1は焼きギョウザ。2は昨日の残りのサワラの西京味噌漬け焼き。 メインは豆腐のあんかけ。だし汁に千切りシイタケを加えて煮て、塩・ミリン・ 酒で味をつけ、ネギの青い部分を入れ、仕上がる直前にショウユをたらし、最後 に水溶き片栗粉でトロミをつける。

  しみじみうまい。
  本当はショウガの絞り汁を入れるはずだが、まあこれでもなかなかのもの。柚 子の皮をあしらったり、食べるときに七味トウガラシをふるなどの工夫も可能。 22日は冬至で柚子湯のはずだから、湯船に入れる前に皮をむいておくのはどうか な、奥さん?


  さて明日から移動つき3コマ。
  移動時間で休めるような気もするし、2年生講座ばかりでラクな気もするし、 実は気を使うような気もするし、何より拘束時間が長くなるような気もする、っ てか長くなる。腰痛不安以外は順調かな。気持ちはぐっと張り詰めて、それはつ まり件名。では。
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