各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
引き返すのは恥だろ! |
3月31日 |
|
7時半起床。実に規則的。
・高校のクラスメートの女の子は「答があるんだから見ればいいじゃないの」と
勧めてくれるけれど、僕は「見ちゃったら考える価値がなくなるだろ」と言い返
す。だってそうだろうと思う教室での一幕だった。
というシンプルな夢。ふだんの、つまり覚醒している僕自身の人格が夢に現れる
のはわりに珍しいかな。
冷たい雨。
寒いくらい。少し考えて冬用の授業衣装にする。コーデュロイのパンツ(黄色
)、茶色の長袖Tシャツ、紺と茶色とアイボリーのチェックの長袖シャツをはお
る。もちろんインナーとしての前者とアウターとしての後者に
「色のかぶり」
を持たせる組み合わせ。完全に冬バージョンで春期講習にはふさわしくないが、
気温との兼ね合いは大事だ。
時間が前後する。
とある講師の先生に、「いつもオシャレですね」と言われる。わかりやすい社
交辞令ではある。オシャレなのではなく、いつもいろいろな格好をするようにし
ている、ということだ。僕の意図が知られているのか、
「スーツでビシっと決めているときもあれば、今日のような(信原注:チャラけ
た)格好もしてるし」
とも。感謝。単にここを読まれているだけかもしれないけれど、まあ。その辺は
詮索しないのが僕の方針。
朝食は今日もモスバーガー。
昨日アップしたエッセイのために、大雨のなかでサンダル出勤を敢えて選んだ
。スーツじゃなくて1日4コマならサンダルが基本だ、校舎で履き替えるなんて
生徒様に失礼だよッと。意地っ張りなのだ。TVドラマ『篤姫』風に言えば、
「予備校講師の道は一本道、引き返すは恥にございます」
となる。篤姫=あおいさんは、二度と薩摩に帰れなかったという・・・。
もちろんずぶ濡れ(@_@)
授業前に靴下を脱ぎ、サンダルを拭いて、持参した靴下に履き替える。このあ
たりは用意周到。お昼休みに某講師。彼は熱心(かどうか知らないが)な「よび
わる」読者であるそうだ。
「なんだ、意地張ってサンダルなんすか。それ、ロレックスですか?」
ほっといて、ね(-_-;)
今日までの講習のまとめ。
Qクラスは文法・長文講座ともに順調だったと思う。
意図的に基本すぎるところを説明したところも多かったが、わりに手応えは良
かった。よく言えば少数精鋭、悪く言えば少数過ぎたが、内容それ自体は良かっ
たかと。
特に長文講座では、今年度の入試問題(もちろん長文1題)を授業内で演習で
きた。
時期的にかなりの快挙だと思う。演習では辞書が引けないし、時間制限はある
し、緊張するし、答をとにかく書かなければならないし、大変なことである。正
解率は今ひとつだったが、良い経験になったのではと自讃する。
Cクラスはまずまずか。
文法講座の空気の重さにはちょっと参った。かなり丁寧に、かなりスローペー
スでやってみたのだが、なかなか払拭できなかった。長文講座とセット受講の生
徒様が6割以上だったと思うが、何故ここまで重いのかよくわからなかった。ま
、単純に
昼休み直後かつ2時過ぎ
という眠たい時間であったせいかもしれない。たぶんそうだと思う。
長文講座は反応が良かった。
ああ生きているな、やっていて楽しいな、という流れだった。
今日、ある下線部同義選択問題で involve という単語が出た。
挙手で知っているかどうかアンケートしたところ、5%くらいしか知らなかっ
たのには驚いた。まあそんなもんかな、という感じはする。それを受けて、急遽
下線部の意味がわからなくても正解を出す
手法に変更した。下線の単語を知らなければおしまいという設問もあるけれど、
現実にはそれ以外の方法で正解できる設問もある。
もちろん、できれば語彙として決着したい(回答時間が短縮できるから)のは
事実だが、それだけでは予備校の授業ではないかな、という気概もある。
辞書や参考書に書いてないことを喋るのが予備校講師の仕事なのでは。特別な
芸ではないが、たった80分で市販の問題集よりも高いお金を生徒様が払う代価と
いうのは、そういうものではないか。それだけではダメなのも事実とわかってい
て書いている。
休み時間に合否報告の卒業生♀2人。
1人は推薦合格ですでに合格の握手を済ませていたけれど、名前を失念してい
た。申し訳ない。我がザル頭、記憶の持続力がなくなっているのだ。生徒様のお
名前は、すっと覚えられる場合と逆の場合がある。もう1人はお兄さんも僕の授
業を受けていたとか。感謝の限り。2人ともとても素直ないい子だったし、今日
も志望大学を射止めて満足そうな顔だった。合格おめでとう、報告ありがとう。
帰宅途中に高級系スーパーによって買い物。
今日は面倒なので出来合いのお惣菜を買う。食材枯渇で作りおきの常備菜が少
ないため。たまにはゼイタクも大事だと刺身の盛り合わせとオードブルで2,000円
ちょっと使った。
刺盛りはマグロとクロダイとホタルイカ。
マグロは本マグロ(別名:クロマグロ)の大トロで旨かった。他は普通か。オ
ードブルは普通だったが、自分で1人前を作るのは難しく、それだけの価値はあ
った。今日で8日連続出勤だったし、たまには自分を甘やかすのもいいだろう。
ヌル燗は秋田の『太平山 特別生もと純米酒 李空』。
今日のために買い置きしておいたもの。不明を恥じつつ書くと、『太平山』は
このような限定品を数多く造っているようだ(ヒマここ)。まずは常温で試すと
、かなり辛い。「ふつうは大吟醸に使う山田錦を使った」とラベルで謳うだけあ
って、香りもきつい。
ヌル燗に移行。
辛さはゆるんで、香りが残る。しかしバランスが絶妙とは言えない。主張の強
さを受けとめるためには、常温かできれば冷して、というタイプの味だと思う。
ヌル燗には「ヌル燗道」とでも言えるものがある。旨すぎないのに、ほんわかと
した滋味が伝わってくる案配、とでも言うべきだろうか。我が将来の嫁あおいの
ようなルックスとでも言うのか。言ってどうなるのか(*^_^*)
山場は越えた。
明日は久しぶりに休日で、あさってからは1日2コマでラクラク。少し緩めて
、しかし大事な2年生のハイレベルクラスを迎えたい。明日は布団を干したいな
ぁ・・・。
追記:一話一膳「メロの西京焼き」をアップしました。 |
|