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地震こわいよう。 5月8日


  なかなかの地震騒動だった。
  午前1時2分、千葉県北西部で震度3。ちょうど歯を磨いている瞬間で焦った 。

えー4くらいじゃなかった〜

と(震度は主観で決まるものではないにせよ)TVを見ていると、余震が5分以 内に2回だったかな。もう少し続くとまずいかなと思って様子を見ていると、な がく激しい横揺れ。

午前1時45分、震度4。


  し、死ぬかと思った(・_・;)
  もちろんTVをつけていた。あれまた余震じゃんと思って、まずいかもと玄関 のドアを開けに行ってリビングに戻ってきたら(ぐらぐらグラグラ)、

>関東地方に緊急地震速報です!

とテロップ。ちょっと間に合ってないだろ(-_-;)


  P波とS波がどうとかという理論は読者様各自で調べてもらうとして、多少の 改善は必要かも。
  それでも、揺れている最中に

「これはでかいぞ!」

という情報が入るのはありがたい。じっさいに机の下に潜り込むかどうか考えた し(潜り込まず)、ほんの数秒でも心の準備ができるのは大きい。非常に価値の あるシステムだと思う。

  もちろん問題点はある。
  TVをつけていないと速報を知ることができない。すでにある程度までインフ ラ整備はされていると思うが、危険な地域→高齢者・身体障害者など→希望者な どに速報の装置を配布するべきだろう。ガソリン税だの煙草税だの消費税だのガ ンガン増税していただいて、そっち方面にお金を回すべき。

安全のために金を払うのは個人じゃなくて国家、

の時代ではないか。異論はあるだろうが。


  ニュースを見ながら風呂に水をためておく。
  トイレ(小w)もすませておく。ヤカンと鍋にも水をくんでおく。ミネラルウ オーターは14リットルある。食べ物はまあ3日分近くはあるかな。どちらも台所 と玄関に分けて置いてある。

  2時20分にニュースは終了。
  さいごに「昭和57年にもこういうことがありました」なんていう話が入った。 ちょっとこえーな。そのあとも震度1くらいと思われる余震多々。寝室にもちこ んだもの。

・財布
・時計
・スリッパ
・ケータイ
・避難用の着替え
・お茶のペットボトル
・懐中電灯(ラジオつき)


  9時45分起床。
  昨晩は3時過ぎに眠れた。やはりちょこちょことした余震が続いて、こわくて 眠れなかったのだ。せっかくなので地震の話題でも。

  何よりもこわいのが地震だ。
  僕はきわめて臆病で悲観的な人間だ。でも、何かが怖いと思うことはほとんど ない。ヘビもカエルもオヤジもカミナリもキュウリも怖くない。唯一の例外が地 震で、今までの日記でも地震が起こるたびに記録している(たくさんあるが、た とえばヒマここ)。書くことは精神の浄化作用を得ること、というわかりやすい 例だと思う。

  さて、昨夜の僕は前記のように歯を磨いていたが、どのような「現場」がいち ばん怖いだろうか?
  入浴中か。裸というのはわしら人間にとって最も不安な情況だからね。トイレ 中も怖いね。ゲリッピーのときとか特に。トイレは家の中で単位面積あたりの柱 が一番多い場所だから安全だという。しかしこの法則がマンションにも適用でき るのかは不明。

  けっこう怖いのは酔っているとき。
  昨日の僕もそうだった(ちなみに今もそうである)。判断がつかないし、初動 が遅れる。歯ブラシを吐き出して口をゆすぎ、玄関のドアを開けたという初動は 正しかったのかどうか。もちろん火は全て消えていたし、ガスも使っていなかっ た。

  身の安全はどうだろうか。
  不安が一番少ないのは外にいるときだろう。個人差があるとは思うが、僕の場 合、外で体感する地震はそれほど怖くない。家の中にいると全ての家具や什器( じゅうき)が揺れるのがわかってしまうので怖い。外にいれば揺れるのは地面だ けだし、一軒家住まいの人が外に飛び出るというのは、頭上さえ注意すれば正し い行動かと思う。


  ずっと地震が気になって行動に集中力を欠いた。
  朝メシを食って、本を読んで、ヒミツの花園、夏物パンツのアイロンかけ、外 出して昼飯(タイのグリーンカレー)、100円ショップでガーデニング用品を買い 、クリーニング屋さんに寄って、HPの作業をして、部屋の整理をして紅茶を飲 んだ。本の感想文も書いた。


  『ツチヤの口車』土屋賢二を読了。
  週刊文春連載のお笑いエッセイ。
  もう6年くらい連載されているらしいから、長寿にして定番となりつつあるの か。毎年1回、2月に文庫が発売されるペース。前作についてはヒマ「ここ」。

>この半年で約三キロ太った。このままだと、八十歳には百八十キロになる(百 キロを超えても貧相なままなのだろうか)。
  太ったのは、仕事が忙しいからだ。忙しくて、寝る前に餅とみかんとチョコレ ートを食べるぐらいしか楽しみがない。そのうえ、体重を計る時間も食べるのを 我慢する時間もない(腕立て伏せをサボる時間や風邪を引く時間はある)。

  いつものようにこの調子。
  カッコ内が楽しめない人は読んでも意味がないでしょうか。サザエさん的なマ ンネリをどこまでも継続していただきたいものです。


  新居には地震保険をかけていない。
  倒壊はないにしても(と神に祈る)、地震が原因の火事では保険が下りない。 まあそんなことはどうでもいい。それで失うのは、

たかが金

に過ぎないからだ。「ネオ・関東大震災」(←勝手に命名)を経験することのほ うが恐ろしい。死んでもいいけど、こわいのはイヤだ。

  と祈っていたら夜になった。
  心臓の鼓動を地震かとおびえる時間を過ごしたおかげで、将棋の名人戦をTV で観るのも忘れたくらいだ。夕食の準備。もし大地震で水道が使えなくなったら イヤなので、ディスポーザーを小まめに回し、洗いものもその場でただちに。同 じ理由で洗濯機も回しておく。

  豚肉は茹でて焼肉のタレで食べた。
  水菜とキュウリを一緒に。カブは油炒めに。葉だけ炒めて旨かったので実も一 緒に炒めてみたところ、異様に甘みが出てイマイチ。イシガレイの刺身。ヌル燗 は1合ちょっと。今は地震におびえながらワインを呑んで、この日記を書いてい る。


  ああまた地震が来たら。
  明日の授業は休もうか。欠勤の理由は

>地震が来ると怖いので

としようか。大丈夫だろうか。お前なんかクビだぁぁ! と絶叫されるだろうか 。されたところで、こわいものは怖いんだよ!

  いやいや、そう言いながら普通に明日も過ごしているという確信があるんです けどね(^.^)/~~~


追記:「夏期講習スケジュール」をアップしました。
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