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無用の用 8月22日


  7時19分の次は8時52分。
  左沢(あてらざわ)線の山形駅始発ダイヤの話題ではなく、けさの僕が確認し た時間。つまり後者で起床。9時間くらい寝たわけだ。だいぶ涼しくなってきて よく眠れた。寝すぎか。

・鹿児島駅前の宿に泊まるのは1週間ぶりだ。0号室(8000円)。部屋は我が人 生初の相部屋で、相部屋というより大部屋の一角が僕のスペース。大学生のサー クル合宿みたい。僕のスペースは2畳くらい。頼むと食事を出してくれるらしい 。となりでは女子大生の2人がちゃぶ台で夕食を取っている・・・

という夢だった。よく考えるとチャンスだったのか。おいおいおい。


  昔の教え子♀からメール拝受。
  なにかの英語の試験に関して質問である。整序問題4つ。面倒くせぇ。一例。

>自分が他人にしてもらいたいように他人にもしてやりなさい。
do, to, to, others, others, you, you, as, do, have, would
→ as の使い方に引っかかっている自分が非常にもどかしいです↓

お前あれほど教えただろ!

とはレスせずに、解説をちゃんと作ってあげる。受験を離れて4年もすれば、こ の程度の問題が解けなくなるのは当然だと思う。次に彼女にあったときには、お 礼として足払いをかけさせてもらおう。受講料、高いな(^_^;)


  この手の質問メールはときどき来る。
  よびわる会員には無条件で(正確には会員規約の範囲内で)、他は現実の知己 にある人だけ回答している。知らない人にレスをしているとキリがないからだ。 その手の質問に無償で答えるというサイトはいくらでもあるだろう。僕はボラン ティアに全く興味がないので、期待しないように。

  なお、「知己(ちき)」というのは知人とか親友のこと。
  一般的には「知己を得る」くらいの使い方で、「知り合いになる」という意味 で使う書き言葉。上記のように「知己にある」とはあんまり言わないので誤用か も。辞書を引くと名詞になっているはずだが、実際に名詞で使われている文を読 むことは少ないような気がする。


  寝坊のおかげでプールの時間はなし。
  せっかく肩と背中の痛みもほぼ取れたというのに。スーパー。昼食はタイ風チ ャーハン。昨夜の読書の感想文を書いてから出勤。以下の通り。


  『スポーツは「良い子」を育てるか』永井洋一を読了。
  子供向けのスポーツ教育の問題点を指摘する本。
  スポーツを子供にやらせることにどういう意義と問題があるのかをキッチリ説 明している。良書。

  僕は地域のスポーツ教室のたぐいに参加したことはほとんどない。
  当時はその手のものが少なかったということもある。あったとしても野球チー ムくらいだろうか。今はサッカーとかフットサルとかあるんだろう。学校のクラ ブ活動以外でやったのは小学生2〜4年生ごろの水泳教室くらいだ。

  スポーツは子供にどういう利益と害をもたらすのか。
  著者自身がサッカークラブを主宰(かな?)していることもあって、現実の例 や専門的な調査を紹介しながら語っていく。本書の結論に近いと思われる部分か ら引用。

>なぜスポーツが楽しいのか。スポーツから何を得るのか。その原点に立ち返る なら、子供たちを「調教スポーツ」に送り込んではいけません。一つひとつのプ レーごとに悩み、考え、自分なりの判断を下せるスポーツ環境を与えるべきです 。スポーツを行うのは、人に従順になるためではありません。何事にも前向きに 取り組み、積極的に自己表現できる人間になることを助けるのがスポーツであり 、そのようにスポーツに参加していくことが選択のアイデンティティを確立する ことにつながるのです。

  子供を持つ親だけではなく、広く読まれる価値のある本だと思う。


  『センター英語』という講座設置の話の最終回。
  単発講座の『センター攻略ゼミ』は、少なくとも07年度実績では

9〜11月に2日間4コマ完成

で実施されている。この夏のセンター英語とは違って、こっちの講座は僕が担当になればガンガン 宣伝するつもり。昨年の日記(ヒマここ)で指摘した設置日程の問題は、すでに 某高級幹部に話しておいた。あとは僕に担当が回ってくるのを祈るのみである。

  ということで、夏期講習の『センター英語』に関しての話題はこれで終わる。
  講座設定の変遷をみるに、変化から取り残されてしまった遺物のように思える 。時代にマッチしすぎているということになる。オブラートを切らしてしまった ようだ。ところで、

「この連続ネタって、実は『センター攻略ゼミ』の宣伝なんじゃないか?」

と思った読者様がいるかもしれない。おぬし、なかなかの読解力の持ち主だな (^_^;)


  センター英語が終わって今日も空きコマ。
  卒業生♀がやってきてビックリ。2005年度の生徒様である。パッと見では recognize (もともと知っていた事物を見てそれだと悟ること、くらいの意味)できなかったけど、2秒後くらいに思い出した。しかし彼女には失礼ながら、苗字を思い出すことはできなかった。ということを本人にズバリ告げると、

「私が覚えてるからいいんです!」

とのこと。強ぇぇ(・_・;)


  なつかしい。
  彼女は3年生の6月に入会して、正直なところ勉強量と絶対的な時間が足りずに(たぶん)本意とはいえない大学に進学した。スタートが遅いというのは致命的なことであるし、勉強しなければ希望は叶えられないものである。ちなみに、この彼女は2005年6月28日の日記に登場している。

  彼女もいくらかは大人になったなと思った。
  たとえば、講師室に入るまで。ダイレクトにそこに入るドアがあるのだけど、彼女はわざわざ受付に断りを入れて入室してきた。部外者がよそ様の建物に入るのだから当然ではあるにせよ、大学生になったばかりの卒業生だと、

当たり前すぎる大人のシキタリ

に気がつかないことが多い。上の日記に書いたように、なんだかどうしようもない感じのギャルではあったが、ちゃんと大人になっているのだ。

  どうして今日なのかと訊けば、「よびわる」をたまたま今日読んだから、ということ。
  講義日程を見て、3時50分から休憩じゃないかと駆けつけてくれたとか。他にやることないのか、明日じゃダメなのかという気もする。まあ、思い立ったが吉日というところなんだろうか。このHPがなければこういうチャンスも作れなかっただろう。そういう時代なのだ。ヒマなので40分くらい話していた。わざわざありがとう。


  先の彼女から頂いたシュークリームを食べた。
  校舎前の新古書店で本漁り。1冊ゲット。新刊発売時に購入に迷って見送ったものを見つけられてラッキー。小腹程度の空き具合なので、京成駅前のルチアでパン1個を買って校舎に戻る。

  2年生も順調。
  通常授業と違うテキスト構成と授業進行ということで、パラフレーズ(言い換え)についてひとくさり。1つ1つ単語を覚えていく方法と、単語がわからないときの処理方法を同時にやっていかなければならない。知識が少ないと戦えないし、

少なくても戦う方法

がある。しかし、後者に飛びつくような受験生になってもらいたくはない。それだけでは、つまり前者と後者のいずれかだけでは、受からないからだ。


  帰宅。
  すごく涼しい1日だった。夏日(最高気温が25℃以上)がせいぜいではないか。夜はTシャツだと寒いくらい。いい感じだ。さっさと秋になっていただきたい。

  夕飯のメインはサイコロステーキ。
  牛肉です。国産です。ステーキです。旨いです。英語で言うと、ビーフ、ジャパン、スキヤキ、デェリシャスなくてデリーシャスです。

「あの・・・ジャパンって名詞なんじゃ・・・」
「スキヤキ・・・」
「最後の、竹村健一・・・」

今日も読者様に圧倒的な脱力感を供給するホームページです!
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