予備校講師でわるかったな!





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もっとよくできる 9月6日


  9時過ぎ起床。
  やっと順調な睡眠時間になりつつあるかな。2学期が開幕したばかりで、気が 張っているというのはある。昨日の日記を読むと落ち込んでいるようにも見える けれど、意外に書いた本人はケロッとしている。久しぶりに書いておくと、

日記を書くことに精神の癒しを求める

なんてことはしない。あくまで、読者様にとって読む価値がある(ように見える )ことを書くことを心がけている。けろけろ。ケロケロ。カエルかよ(-_-;)


  まだまだ授業準備。
  予告通りに、開幕する前に遠くをみる準備を進めている。オプション系の4限 ゼミが遅れ気味かな。やっぱ速読ゼミが大変ですね。あれ、授業で話しているの は準備したものの3割くらいなんです。7割を捨てるために準備をしているよう なものです。どんな仕事でも同じかもしれない。

  お昼過ぎにスーパー。
  牛すき焼き弁当が昼食。おいしい。すき焼きって最近やってないなあ。先立つ ものがないんだよね。「先立つもの」とはお金のこと。土曜日はプールに行けな いので少し時間にゆとりがある。おかげで昼から風呂も楽しんだ。


  夕飯の仕込みも少しだけやっておいた。
  食材や半調理済み食材や調理済み料理が冷蔵庫にならんできて良い気分。ドリ カムの唄にこういうのあったね。失礼して引用(本当はダメなんですよ)。

♪うーごき始めた ばーかりの2人には
   くちに出せない ことがいっぱい〜

僕の場合、

♪うーごき始めた ばーかりのフリッジには
   くちに入れたい ものがいっぱい〜

バカすぎる、バカ過ぎるよ!
ときに、フリッジというのは refrigerator =冷蔵庫の略称 fridge のこと。


  授業だ。
  『速読ゼミ』からスタート。こちらも少人数だが、こんなもんかなというのが 正直なところ。ほとんどは夏の同名講座の受講生で、彼ら・彼女らのほぼ全員が

「このくらいの話が通じているな」

というレベルにある。授業中の動きとか、目を見ていればそういうのはすぐわか る。少数精鋭とも言える。

  読者様に説明しておくと、『速読ゼミ』には2つのレベルがある。
  僕が担当しているのは本科講座のC・Qクラス生に対応する下のレベル。Fク ラスに対応するのが上のレベルで、そちらはFクラスの講師が担当している。F クラス対応のほうは、まあ「速読」とちゃんと呼ぶことができるだろう。ゆっく り正確に読める生徒様がほとんどだ。夏の『国公立英語』という授業のネタで書 いたとおり。

  問題は、僕が担当するC・Qクラス対応のほうだ。
  たしか2005年度の日記にも書いたはずだが、今のC・Qクラスのレベルで『速 読ゼミ』が有効になる層は、かなり絞られると思う。現に、2007年度のテキスト 改訂では、特にL・C・Qクラスのテキストレベルを下げた。それまでのテキス トでは現在の生徒層にマッチしない、という判断だったのだろう(よく知らない が・・・)。


  3年前くらいだったか、とある英語の講師にこんな話を聞いた。
  集客優先で生徒様をかき集めたはいいが、レベルが低すぎて話にならないとい うことである。長文の内容一致問題で、

・本文中の逆接語の後ろの文が内容一致の正解根拠になる

というものがある。英語の講師は「おいおい、それ乱暴すぎるだろ」と苦笑する だろうし、僕もそう思うが、現実にその手の設問は多い。そこで、その英語の講 師は逆接語にシルシをつけてその後ろを読め、と指導したらしい。すると。

「なんか一所ケンメイ、but にマルつけてるんですけど、その後ろが読めなくてボ ーゼンとしてるんですよ。80分間、彼の勉強は but にマルをつけることに虚しく費 やされてるんですよ」

  もちろん笑い話である。
  多少の脚色もあるだろう(きっと however にもマルをつけたはずw)。おそらく その講師も思っていたはずだが、そんなんじゃあマズイでしょう。講座を受講さ せることだけが目的になっていて、本来の目的が何も達成されていない。むしろ 、ただマルをつける80分間をいたずらに消費しただけで、

かえって受験にマイナスに働く

というのが事実だろう。


  日記に話を戻して、予備校の商品としての『速読ゼミ』が価値を持つのは、今 日くらいの集客数が限度だと思われる。
  まあ集客良からずの言い訳にしか読めないだろうし、実際そういう部分もある んだけど、オイ正直だな、中堅層に向けた商品開発が急がれてるんじゃないのと いう提言でもある。真面目にそうですよね? このあたりの話題はまたそのうち 。授業は順調。


  Qクラス。
  微妙に増加。いや、1学期比で言えばかなり増加なんだけど、最初の人数が少 ないからビミョーに増加という印象。話を蒸し返すようだけど、ムリにオプショ ン講座に誘導かけるより、

Cクラスでそこそこデキル生徒様をQに押し上げる

必要もあるかと思う。今年のQクラスは、春のスタート時の成績が例年よりはる かに低いってことは、誰もがわかっていたはずなんだが。なにしろ、この日記で も書いてある(ヒマここ)くらいのことだ。

  こちらも授業は順調。
  出席率も100%。たまたま文化祭の生徒様がいなかっただけかもしれない。が、 Qクラスに限っては、この高い出席率の傾向は少なくともこの時期まで維持して いる。

「あとで受ければいいや」

なんて考えるような人はいない。これが普通の、そしてマトモな受験生の姿だと 思う。

  良い流れを維持するためにかえってスピードを落としたところ、時間が足りな くなってしまった。
  最後はバタバタして2分弱の延長というザマ。素人丸出し。リアル授業と同じ くここでも生徒様に謝罪。自分を甘やかすこのクセを直さないと長くはやれない な。自戒しているのにナカナカ治らないというのが最悪だ。何とかしよう。


  帰宅して夕飯。
  メインは鶏肉とシメジとネギの中華炒め。手を抜いてニンニク・ショウガを省 いたが美味しくできた。「一膳シリーズ」のここでも書いたような必須アイテム を抜きで作ったわけだ。ポイントは3つ。

・食材の大きさをそろえること
・火の通りやすい順に入れること
・最後にゴマ油で味付けすること

料理の数が多いときの「メインとはいえないが一応しかたなく立場的にメイン」 くらいの位置づけならば、これで充分なレベルに達する。塩コショウは軽めに、 しょう油チラリで最後に香りつけ、あたりは忙しくてもできるはず。

  とりあえず最初の1週間の半分が経過。
  もう少し授業をたくさんやりたいというのが本音で、これでもまだヒマだなと いうのも本音。何かの方法を見つけないと、何もかもが終わってしまうよという のも本音。さて、

この日記の中にウソはいくつある?

と思いますか。答えはとくにない。良い質問とはそういうもの。明日からはいつ も通りに連休。ヒマだなあ。
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