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デマンドのそうさく 9月13日


  7時にいったん目覚める。
  昨晩のうちに部屋干ししておいた洗濯物をバルコニーに出す。酔いが覚めた時 間なんだろう。このまま起きるとまた寝不足になると思って頑張って眠る。

・スーパーで体がぶつかったのは弱視の女性。どういうわけか稲毛駅までおくっ てあげることになった。手話による会話は何とか成立した。別れ際に連絡先の交 換をしたけれど、あんな弱視でメールなんて読めるのかな。それに、手話を使う ってことは耳も聞こえないから電話が使いにくいのでは。

という夢だった。視覚障害と聴覚障害がごっちゃになっているという類は夢にあ りがちだけど、自分が手話をやった夢は初めてだったかなあ。10時起床。


  昨晩の話を少し。
  それほど飲んでいなかったのに、帰宅してから酔いが回ったのか、日記を書い てアップするのに1時間以上かかってしまった。やっぱり家で飲むよりは多く飲 むことになるからだ。帰宅後の「2度呑み」をしなかったのは良かったかも。大 人になったか、酒に弱くなったかどっちか。

  生徒様を注意しなくなった、という話題も出た。
  注意するといろいろ面倒になるからどうでもいいや、という論調が中心だった 。僕自身も昨年度あたりから原則的に注意はしなくなった。クラス全体に対して 説教をすることはあるけれど、個人的なコミットメントを避けるっていうかね。

「叱るってのはパワーいるから、その元気が加齢とともに減ってるのかな」

なんていう話にもなった。そうかもしれない。


  将棋の竜王戦の話の続き(どこが「少し」なのか?)。
  挑戦者は羽生に決まった。僕は原則的にタイトル戦の挑戦者決定戦は観戦しな い。将棋のタイトルは1年に7回あって、全てフルセットだと43局(7番勝負が 4つ、5番勝負が3つ)も観戦することになるからだ。いくら好きでも、キリが ないからね。

  しかし今回、決定戦を観戦して日記にまで書いたのには理由が3つある。
  1つは、羽生が挑戦者になってタイトルを取れば「永世竜王」の資格者になる こと。先日の永世名人獲得で(ヒマここ)、残る永世位は竜王のみ。他のタイト ル戦より挑戦権獲得までが長いタイトルであり、羽生ですら挑戦者になることが 少ないのが竜王戦なのだ。

  もう1つは、現在の竜王が渡辺であること。
  羽生より14歳年下の「次の世代」に属している。羽生に匹敵するとまではいか なくても、次の将棋界の第1人者は渡辺だと僕は思っている。たしかタイトル戦 での対決は1回(?)あって、そのときは羽生勝ち。まだ若いこともあって、タ イトルは竜王連続4期だけではある。

  最後に、渡辺も「永世竜王」がかかっていること。
  連続5期か通算7期がその条件。渡辺は前者、羽生は後者で10月18日からのタ イトルを争うことになり、どちらが勝っても「初代永世竜王」が生まれることに なる。非常に楽しみだ。


  朝風呂と朝食をすませて、この日記の上の部分まで書く。
  授業準備の確認をしたり掃除をしたり本を読んだりスーパーに買出しに行った り遅めの昼食(寿司弁当、ふつう)を食べたり洗濯物を取り込んだりと、いつも の日常。ちょうど真夏日くらいの暑さだったけどエアコンは使わなかった。つま り頭もあまり使わなかった。出勤です。


  8月末の定例試験(市進の校内試験)の結果。
  クラス編成は4レベルで、下からL・C・Q・F。僕が担当しているのはF以 外。例によって最高位→中間位→最低位の順番で。下のカッコ内は前回6月の数 値(日記はヒマここ)。

Lクラス
49.6→44.3→37.0
(57.4→43.1→34.0)
Cクラス
57.5→50.3→38.4
(59.4→51.6→38.5)
Qクラス
65.5→54.2→52.3
(60.7→57.4→54.8)

  良くも悪くもないかな。
  例年と同様に上位と下位のふり幅が小さくなってきたようだ。クラスレベルと 生徒様のレベルが最適化されてきたってことですね。模試も回数が重なり、受験 勉強してきた時間も長くなってきたから、あくまで春の頃と相対的にという意味 だが、偏差値の持つ意味も「実力近似値」くらいにはなってきただろう。


  Qクラスはちょっと中堅から下位が良くなかった。
  平均点が41点くらいと定例にしては難しめだったから、実力上位者が一気に偏 差値を伸ばす試験でもあったはず。本当にデキル人は難問でもキッチリ正解を出 すからね。つまり、

まだ圧倒的な実力がないということはハッキリした

し、それは僕も事前にわかっていた。平均点が50点を越えるくらいの易しめの模 試になると、また違った数字になるはず。簡単な問題で高い正解率というのは、 ハイレベル生になる登竜門だし(いまご自分で進めているアノ勉強のことですよ )。L・Cクラスについてはまた来週の当該日に。


  速読ゼミから。
  いやはや、キツイ回だった。ゆっくり読めれば別になんてことないんだけど、 そうもいかない。こちらも定例の偏差値を紹介しよう。さきほどと同じように。

62.8→56.2→50.3

  速く読む以前でしょうってのが本音かな(^。^)y-.。o○
  僕が各種4限ゼミを担当するのは2年ぶりで、この下位レベルの速読ゼミを担 当するのは4年ぶり。去年(2007年度)からは、いわゆる

「中高通してゆとり教育世代」

になるから、それ以前と偏差値の持つ意味も変わってきているはずだ。もっとも 、受講生は頑張っていたけれど、ちょいムリがあるかなってとこ。やむにやまれ ず4分延長の大失態。しかし講座ニーズ的に量をこなすことは必要だし、この悩 みは続きそうだ。


  Qクラス。
  今年度初めて出席率が8割を切った。今週も文化祭の季節というのが大きいだ ろう。前記の定例の結果を踏まえて丁寧に進めた。ちょっとしつこいくらいに。

「千葉県はアメリカより狭い」

というのが、事実とは別に文章上としておかしいという話題。会員の皆様はタコ ヤキの話でおなじみだろう。生徒様♀を指名してみる。

僕「事実はいいけどさ、なんかヘンだろう。アメリカを何かに変えてくれたほう が自然だよな?」
♀「・・・」
僕「いや別に、何でもいいんだよ、例だからさ?」
♀「・・・ネバダ州」
僕「ネ、ネヴァダ、ま、ま、いいか、ちっとマイナーな気がするけど、主観だし (@_@。」

  アラスカとかテキサスとかカリフォルニアとかアラバマなんかを想定していた 。
  もちろんどれでもいいわけだ。固有名詞にメジャー・マイナーの差はあるけれ ど、優劣はない。でもちょっとネヴァダには不意を突かれたね。サルを飼うより はいいだろう、というのは昨日の日記の通りです。


  予定変更で、授業内演習量を減らした。
  上記の「難しめの問題に対応する能力」に関して説明する項目があったためだ 。比喩は将棋倒しだった、というのは受講生にしかわからないか、すまん。もと もと、2コマ160分で20分の演習+解説時間を取る予定だった。しかし定例の結果 を見て、指名の答を様子を見てトツゼンの変更をしたわけだ。

  オンデマンドという考え方がある。
  お客様の要求が出た時点で対応する商売のシステム、くらいが一般的な日本語 の定義だろうか。アマゾンが典型だろう。しかしこの考え方って、非常に新自由 主義的な考え方でカッコいいけれど、商売の方法としては「仕方がないから」く らいのレベルではないのだろうか。

  デマンドで一番いいのは、売り手が作り出すこと。
  これは景気拡大期には極めて有効だろう。バブル時代には、その後だれも相手 にしなかった「キャプテンシステム」なんてのもあった。不景気な時代にやると チトはずすかな。そういう時代には、デマンドを見つけ出してあげるケアじゃな いか。顧客が本当の自分のデマンドを見つけていることは珍しい、ということだ 。そこにあるデマンドではなくて、

そこにあるはずのデマンドを掘り出す

ことが有効かと思う。そういう意味での「予定変更」だった。ややこしい書き方 で申し訳ない。


  帰宅して3日ぶりの自宅夕食。
  サンマ刺、ジンギスカン、キムチ納豆といった普通のメニュー。自宅で落ち着 いて飲むビールと日本酒はやはり旨かった。そこそこ暑くて、汗をかきながら食 べて呑んだ。日記を書きながら少しのウイスキーはオンザロックで。
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