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負けっぱなしにはならない |
9月17日 |
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意地になって7時半起床。
ほぼ理想の睡眠だったけれど、起きる直前は暑かった。部屋を閉め切ってタオ
ルケット2枚で寝るにはまだ暑いってことかしら。この季節、就寝時の体温調節
が難しいわね、ほら晴れてるから洗濯よ、金曜日から台風よ、そこの若奥様!
8時半過ぎから授業準備。
じりじり進む。ウインドウズ95が発売されてどうのこうのという古い英文。古
いから良くないってことはないし、伝統的な英文ってのもよく出るけど、ネット
関係はあんまり古いと意味通じないんじゃないか。直訳。
>インターネット対応? ワオ!
いつの時代だって(-_-;)
10時前からプール。
順調に600メートル。行きの片道25メートルはクロール、帰りは平泳ぎ。行きに
負荷をかけて、帰りは息を抜くイメージ。クロールの25メートルタイムをはかる
と、
32、34、33、29、30、33秒。
だいたいいつもこのくらい。これで合計300メートル、ウオームアップの適当な泳
ぎが150メートル、最後のアソビの泳ぎが50メートル以上で、合計の距離を覚えて
おくわけね。今日は最後が150メートルということです。
スーパーに寄ってから帰宅。
部屋の整理をして時間を調整して、また外出。今度は昼食。自転車で5分のう
まい定食屋さんで「一口カツとホタテフライ」定食。これはハズシ。話にならず
。日本料理には
揚げ物(天ぷら・トンカツ)と寿司という専門職
があるけれど、たしかに技術の種類が違うのかも。オールマイティーになるって
難しいんだ。いろいろな局面に応用が利きそうな人生の法則かも。帰宅して読書
。
『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』稲泉連を読了。
執筆同時21歳であった著者が、同世代の8人の男性の労働観をまとめたノンフ
ィクション。
たっぷりとした「読みで」のある本だったが、現時点では感想がまとまらない
。
本書が単行本で出版されたのは2001年のこと。
僕が読んだ文庫本になったのは2007年のことで、いかにも「時代にあわせて文
庫化してみました」という商業的な戦略は感じられる。しかしその内容の時代を
超えた普遍性がある本でもあって、そのあたりは巻末の重松清の解説に詳しい(
多少意味がわからない部分があるので引用には値しないが)。
ノンフィクションとして良い作品だと思われる。
インタビューを通してインタビュイーの人生が語られる構造になっているが、
その描写が非常に詳しい。実際に彼らの人生を見てきたわけではないから想像な
どで補っている部分が多いはずだが、実に読ませる文章である。21歳でこれだけ
書けるってすごいな、というのが正直な感想。
それだけに内容が濃く、今の僕には全体の感想が書けない。
消化できなかったということだ。タイトルから類推されるような、いわゆる「
下流本」ではないことだけ書いておきたい。
人生のある時期を決めているのは、それ以前の人生である
という、人間の年輪のようなものがキッチリ描かれていると思う。村上春樹の『
アンダーグラウンド』に似た構造を持っている。また数年したら読んでみよう。
こういう感想文もたまにはあるわね。
途中で昼寝を1時間ほどはさんだ。
・マールたる僕は自分に魔法「ヘイスト」をかける。続いてクロノに「ケアルガ
」をかけて、臨戦態勢が整う。守備魔法派のわたしとしては、次は「ケアルラ」
でさらに守るべきかしら?
という夢だった。
ファミコンの『クロノトリガー』というゲーム。クロノとマールは登場人物。
魔法名は他のゲームにも共通するものがあったはず。10年くらい前に熱心にやっ
てたんだよね。なつかしいなあ。しかし今さら思い出すかね、へんなの。
校舎に着くと、某講師に感想を頂いた。
彼が読んでみたくなった本の話題で、1つは『今日も飲み続けた私』。紹介し
たのは9月14日の日記。もう1つは『小説作法』。同じく5月1日。前者はやや
けなし口調で書いて、後者は絶賛した。
後者の日記で書いたように、読者様に勧める目的で書いているのではない。
あくまで僕個人の記録であり、もし万が一ひょっとして
読者様の読書の手引きになればスーパーラッキー!
くらいの位置づけである。実際に、某講師もまだ入手できないということで、貸
しましょうかと申し出てみたところ、こんな返事がかえってきた。
>貸してもらってもなくなる恐れがあるから、けっこうです
借りた本は返さないという原則を守る僕とは違った意味で読書人なのであろう。
本って、どこかに埋もれちゃうもんだからね。感想を頂けるのは本当にありがた
い。この場でも感謝。
授業は順調に。
Cクラスでは暴言連発。
・ミクシィの日記なんかヘボすぎて読んでられねえ、少しは辞書引いてから書け
よ! 日本語の意味通じてないって!
実は、ミクシィではなくアマゾンの書評のことを指していっている。
具体例は何でもいいが、具体例に飛びつくのが読者(受講生だけどなw)とい
うルールを使った。アマゾンなんて高校生は知らないだろうし。ちなみに、僕が
本を紹介するときのリンクは全てアマゾンである。クリックしても課金されない
ので安心するように。しかし、あの書評のレベルの低さは何とかならないもんか
。
・血液型なんか信じてるの、世界で2つの国だけだよ! 『A型自分の説明書』
(だっけ?)なんか買って読むなよ! ってか、俺はA型ね!
日本と韓国だったはず。
上記引用の本は最近のベストセラー。あんなもん1,000円以上も出して読むかな
ー(勝手ではあるが)。新古書店で100円本を10冊漁ったほうが良書を拾えると思
うんだけどな。ただし、血液型トークは低次元の日常会話では面白いし、僕も好
んでそれをするほうです。僕、掃除好きです。
・本を読むなら古典だよ。特に、漱石。言葉の新しさは、ちょっと格が違うぜ。
これは本音。
正確には小説なら、だろうか。100年くらい過ぎていて、いまだに文庫で宣伝さ
れる本なんてめったにないからね。ロングセラーという時間の重みは、好き嫌い
は別として価値がある。なお、「よびわる」読者に圧倒的に多いのは三島由紀夫
のファン。僕はほとんど読んでないのに、やたらとオススメメールが来るのです
。
帰宅して夕食。
昨日のサーモン刺は凍らせておいて、出勤前に冷蔵庫に移しておいた。やはり
、いちど冷凍すると味が落ちる。空気中の水分が凍ってしまい食材に張り付くか
ら、水っぽくなるのだろう。
「凍らせた食べ物とナマのそれは比較にならない」
という決まり文句が出たのは夏講の『頻パタU』だったはず。
漬け込み鳥肉を焼いたもの。
味噌スパイスか何かで、ムネ肉。事前の予想通り、いまひとつ旨くない。ムネ
肉はパサパサしているからしょうがないのかも。ネギと一緒に蒸し焼きにしたが
、それでもダメ。
ビールのあとに、キリン『スムース』。
新発売の発泡酒らしい。缶のデザインが良くて試し買いしてみた。光沢のある
青緑がベースで、なかなかシックだったから。しかし味は論外。もう、発泡酒だ
の第3のビールだの、諦めてもいいと思う。ビールはお金持ちが飲むもの、でい
いんじゃないのって感じ。
なかなか忙しく過ごせた1日だった。
昨日という停滞した1日を取り戻すところまではいかないけれど、うまく立て
直せたので素直に嬉しく思う。
取り返せなくても、取り返そうともがくのが大事
という人生の基礎を学び直せて、ちょっとゴキゲン。A型って割に単純なのね。
え、僕が単純?
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