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偏差値とはなんだ |
9月20日 |
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8時20分起床。
4時過ぎに上階の部屋あたりから足踏みをするような音が聞こえた。子どもが
跳ね回っているような感じの音。上階の部屋は子どものいない若い夫婦だったと
思うのだが、ポルターガイストだろうか。
生まれてこれなかった子どもの霊とか。
冗談。僕はその手のことは全く信じない。ちなみにポルターガイストは発音的に
ドイツ語だと思う。
新居にうつってから騒音に悩まされたことがなかったので意外。
窓を開けてみると台風の影響のせいか風が強かったから、本当は外の音だった
のかもしれない。夢はきっちりとしたストーリーを作ってくれなかった。よく眠
れた。
午前中はあれやこれやと。
今日の授業の確認。速読ゼミとQクラス。授業で説明することが多ければ多い
ほど、準備にかかる時間はますます減る。説明量が少ないほど準備は大変だとい
うこと。短い言葉で言えば反比例。速読とQで準備が大変なのはどっちでしょう
?
会員ページ「語る」シリーズの書きもの。
書けば書くほど散らかっていく。収拾がつかない。集めないように注意。こう
いうギャグはまず通じない。授業で言わないようにしよう。そろそろ全ての画面
をプリントアウトして、全体の再構築が必要な時期かも。たぶん再来年の2010年
度になるだろう。
アイロンかけ。
他には何だっけ? 昼ごはんは家でパスタを茹でた。安物のレトルトカレーを
かけて食べたら、実にうまくなかった。やるべきタスクがごちゃごちゃあって、
弁当を買いに出る余裕はなかった。食後は読書。そのくらいの時間はある。
『人生とはなんだ こだわり編』藤臣柊子を読了。
1篇につき6ページほどのエッセイ風マンガ。
ただの暇つぶしとして読むにはまずまず。
この著者の本はときどき読む。
画文家というジャンルに属するのか、本来エッセイという文章で書くことをマ
ンガにして表現する人たちの1人である。僕は何しろ絵が大得意なので、イラス
トやマンガを添えて表現できる彼らのことを尊敬している。伝達手段としての書
き言葉の限界を僕は常に感じるからだ。
ところで著者はうつ病がどうとか、というジャンルのマンガをよく描いていた
はず。
本人に疾病(しっぺい=だいたい病気と同義)歴があって、直接にうつ病を描
くわけでなくても、精神の癒しがどうのこうのというネタが多い。本書もその1
つ。別に本当に「人生とはなんだ?」と思っている人が真剣に読むようなもので
はないが。
少し気になるのは、著者の1人称が「わし」であること。
自身を戯画化するのはマンガに限らずよくあることだが、この「わし」が僕と
してはどうしてもひっかかる。あまり大きな声で言いたくないが、
女性が「わし」「おれ」「ぼく」という男性的1人称を使い出すと、どうしよう
もないほど女としてのミリョクがなくなる
と思っている。もちろん本人の勝手なんだけど、少なくとも男性はこの意見に共
感する人のほうが多いと思う。本書は、パソコンが
・フリーズして動かない
・重いページがなかなか開かない
といったタイミングに暇つぶしとして読んだ。そのくらいの読み方でちょうどい
い。これはこれで高い評価なのだ。
出勤前にヒミツの花園。
このタイミングは珍しい。最優先事項がないときは、気が向いたものから手を
つける主義。台風一過とまではいかない晴れ方。けっこう暑い。アイロンをかけ
ると汗が出るくらいって言うのですか。クリーニング店へ往復して、風呂に入っ
て出勤。
腹へったな。
オヤツ的にパンを買って校舎で食べるのが日常なのだが、気分が変わって予定
も変更。最近のパンの高さにも辟易(へきえき=困ること)しているし。駅前の
ラーメン屋さん『Y』へ。8月26日の日記に書いたように、味噌ラーメンが旨い
という話を思い出したのだ。たしか、券売機の上から3番目。
あった。
へ、950円。なんじゃそりゃ。普通のでいいんだが。普通のは650円くらいで、
今はオヤツ気分なんだが。しょうがない、と券売機のボタンを押す。席に着く。
券を店員に手渡す。
「和風とトンコツ、どっちにしますか?」
そんな分類まであるなんて、聞いてねえ、聞いてねえよ古文講師Sよ(-_-)/~~~ピ
シー!ピシー!
わかんね。
トンコツで。すると「大盛りサービス中ですが?」と言われる。普通でよかっ
たのだが、950円という高値なのでケチケチ精神で大盛りにしてもらう。なんか予
定狂いすぎだよ。なんか山盛りの丼が来ました。
美味しかったけど、完食がギリギリってところ。
しかし、古文講師Sのオススメは和風のほうではなかったかというのが僕の予
想。金曜日に質問してみよう。クチの中は脂だらけ。これじゃあ授業ができない
と、クスリ店で歯ブラシセットを買う。なるほど、コンビニよりも安いんだね、
当たり前だけど。
速読ゼミは苦戦ながらも何とか1分ほどの延長で終える。
何回か書いたように、このレベルの速読ゼミは4年ぶりの担当になる。4年も
経てば様々な状況が変わっているし、国の制度的にも去年おおきな変化があった
と思うのだが、これでいいのだろうか。
この講座を初めて担当したのは、99年のことだった。
当時は夏期講習の設定がなく、2学期から開設された。あの頃は、プリントな
んか配らなかった。たくさん黒板に書いて、全て説明しきって授業を終えた。そ
れで理解できない生徒様は質問にいらした(当然たくさん来た)。今は当時の半
分くらいのスピードだろうか。時代は変わった。
Qクラスは出席率100%に復活。
欠席者は全員プリントを取りにくるなどしていた。事情も聞けて良かった。少
人数ということもあって、通年授業全18回のうち、今日まで14回が出席率100%だ
ったと思う。それが当たり前だったのは、もう昔の話だ。2001年くらいまではギ
リギリそうだったかも。
受講生はお気づきのように、この日記が今日の長文で扱った内容を示している
。
あの程度の英文で、精読を説明しても意味がない(それ自体は大事で重要で欠
かせないことではあるが)。普通の問題集になんか全然のっていないことを習え
るから、予備校の授業なのだ。もっとも、今日の日記はなってない。「ここ」の
エッセイがそれなりのレベルにあるかなってトコ。
夕食。
サンマ焼きはウナギのタレの残りで甘辛にして、塩もみしたキュウリと一緒に
。昨日の残りのサバと豆モヤシ。シメジとネギでヌタを作り酢味噌で。ゴマをふ
って風味を出す。ついでに余りものの刺身コンニャクも酢味噌で片付ける。
たくさんのことをこなした1日だった。
それでも、いつも満足できない。もっと何か、突き抜けるような感覚を持ちた
い。これは昔と変わらない。今が最高だと思ってしまえば、そこが頂点になって
しまう。それが怖くて、いつも何かを探している。偏差値と同じだろうか。 |
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