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わかりやすい日本語を |
11月5日 |
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8時50分起床。
二日酔いレベル1。ちょっと酒が残っているな、というくらい。昨晩は少し飲
みすぎた。サンマ刺が残っているので食後の日本酒をちょっと飲みすぎ、普通の
食後酒としてワインを飲んだらビンの残量がちょっと足りず、「もう少し酔いた
いな」とウイスキーに手を伸ばしたのがよくなかった。
チャンポンは二日酔いのもと
というのはあまり科学的でないようだが、たくさんの種類の酒を「飲み歩く」展
開になれば、自動的に酒量が増えてしまうのは間違いない。そこで熱いシャワー
を浴びる。
みごとな慣用句を使ってしまった。
二日酔いの朝に「熱いシャワー」。これ以上に陳腐(ちんぷ)な言葉をさがすのは難しい
。ありきたりの度合いとしては、
・ラーメン店で「メン堅めで」
・吉野家で「並、ツユダク」
この2つに似ている。ぬるいシャワーとか常温のシャワーとか、絶対に言わない
。じっさい、
「今日は二日酔いだからシャワーの温度を上げるか、そうさな、43℃くらいで」
と温度を微調整する人なんているのだろうか。少なくとも僕はそんな面倒なこと
をしない。
今年も恒例の「年末調整」の書類書き。
税金だの何だの(注:よくわかっていない)の清算をする公的な書類のこと。
この書類は毎年訪れるので毎年日記に書いていると思う(ヒマ去年ここ)。以上
の3センテンスは昨年の日記をコピペした。こういうのを、自作自演または自己
引用または我田引水(がでんいんすい)と言う。1つマチガイがあるので探して
みよう。
今年も「国民年金の支払い証明書」はやや遅れ気味で到着。
去年から住宅ローン減税というのを受けている。書式が去年=初年度と、今年
以降=2年目以降で異なるようで、新しい書類を書かされた。これがまたすごい
日本語なのよ。
>C欄の3の記入に当たっては、A欄の3の割合とB欄の3の割合や8の割合と
B欄の3の割合が、同じ場合はA欄の3の割合又は8の割合を書き、異なる場合
はC欄の3は記入を省略して、C欄の5に裏面の「C欄の5の金額の計算」によ
り計算したとの金額の合計額を書きます。
なにを言っとるんだナニを(-_-メ)
こんなん一読して理解できる日本人はどれだけいるんだろう。日本語は助詞の
言語だ、というのもツマラナイ決まり文句だが、上記引用文の「と」「の」「や
」は凄まじい。スペースの問題とか、正確さを尊重するためにこうなることはわ
かるのだけど、もう少し何とかならんのか。箇条書きにするとかさ。
もちろん、よく読めばわかる。
しかしこういうのって、受験生が英語を読むときの悩みに似ているんじゃない
か。そう、and や or といった等位接続詞の作る共通関係の問題だ。
・つなぐものを考える
・が、それぞれの要素(単語)がわからずに混乱する
おおまかに言えばこの2点だろう。とつぜん
>裏面の「C欄の5の金額の計算」により計算した
なんて言われても、裏面ってどこよ、となるわけだ(お前が読んでる紙のウラだ
ってw)。でもきっと、こういうのを日常的に読んでいる人にとっては、
「こんな簡単な日本語がどうして通じないんだよ!」
となるのだろう。ところで、住宅ローン減税って不公平だと思いませんか。この
話は長くなるからまた今度。年末調整の書類書きは40分ほどかかった。
プール、スーパーという日常雑事。
遅い午後はヒミツの花園など。朝からの雲は正午すぎに消え始め、なんとか洗濯物は乾いたくらい。低温のゴ
イが「涼しい」から「寒い」にうつっていく季節だ。この1週間ほど、授業衣装
に長袖を着ていくことにためらいはなくなってきた。出勤。
久々に『頻出テーマゼミ』の話題でも。
今年度新作教材ということで、テキスト掲載問題が新しい。太陽電池を利用し
た飛行機がどうとか、というどうでもいい系の内容の長文。文末の語注
がすごかった。圧巻。一部引用。
solar : having to do with the sun
watts : a measurement of electricity
million : 1,000,000
こりゃたいしたもんだ((+_+))
ソーラーもワットもミリオンも、もはや外来語の一部として認定して良いと思
うが、最高学府の入試で注がつくんだねえ。ちなみに日東駒専として知られる大
学の1つ、某N大ね。そりゃまあ、trillion とかだったら注がつくのもわからな
くもないけど(単位がデカ過ぎて非日常だし)。
受験生にとってはありがたいことだろう。
もう、単語なんか覚えなくても良いのが(中堅?)大学入試、と言い切ることすら可能か
も。ここまで来れば、別に英語の試験なんかしなくても、
くじ引きで合格者を決めなよ
と言いたくなる。どっちだってどれだって同じじゃないか。いやむしろ、
「『くじ引き』とは何か、100文字以内の日本語で説明せよ」
という問題を出してもいいと思う。どうして、こんな国で、小学校から英語を教
えるなんていうムダをやっているのか理解できない。さすがに、受講生もちょっ
とこれはないんじゃないかという顔をしていた、と思いたい。
帰宅して夕食。
昨日の残りもの。刺身はホタテ。野菜は茹でたアスパラガスと生キュウリと生
セロリを自作酢味噌につけて。酢味噌は、酢と味噌だけだと味がキツイから、み
りんか砂糖を少しだけ加えると美味しくなる。マヨネーズやニンニクのスリオロ
シを加えると、また違った風味になる。
日本酒は埼玉の『神亀 手造り純米酒 ひやおろし』。
この酒蔵は以前に飲んだことがあり、非常に旨かったのでおおいに期待(ヒマ
ここ)。阿波産の山田錦で精米歩合は55%。良い酒蔵が「ご当地」産ではない酒
米を使うことは多い。
常温でグビリ。
うひゃー、辛いな。どっしりという形容が似合いそうな安定感というか重量感
と言うか。雑味は非常に少ない。ヌル燗へ移行。しかし、こうしてみれば少しレ
ベルが下がる。とは言っても普通の日本酒にありがちな臭みなどがあるわけでも
ない。僕の期待したハイパーレベルではなかったというだけのこと。常温か、あ
るいは冷やすかが良さそう。
その日ごとにある共通テーマを見つけて、日記を書こうとしている。
が、なかなかうまくいかない。「チャンポン」とか「
雑味」とか、日本語として通じているのか不安を感じる面もある。件名を目指す
のはとても難しい。
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