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ぬるい日々は続く 11月15日


  7時40分起床。
  まだ6時間と少ししか寝ていないから寝不足。特に忙しいわけでもなく、仕事 もないから寝坊して問題ないけれど、これだけダラダラとした休日を寝坊でムダ にしていいものかという思いもある。仕事というか授業がないと肉体的・精神的 な疲れが非常に少ないので、多少なら寝不足でも問題がないというわけ。

  それに、午前中に宅配便を受け取るという約束もある。
  マンションに宅配ボックスがあってもモノは貴重品なので手渡しが原則。独り 暮らしはノンキで楽しいものだけど、こういった

一種の来客の対処

に困る。せっかく午前中配達を希望しても、寝ていたり一瞬でもたとえばバルコ ニーにいたりすればチャイムが聞こえない。1回のチャイムのためだけに早起き するというのは効率が悪い。


  ふだんは起床して1時間後に稼動する。
  稼動というのは、洗面と食事を終えてソファに座ってコーヒーを飲む瞬間のこ と。いわゆる朝の雑事を済ませるのに僕の場合は最低でも1時間必要ということ になる。今日は洗面所の拭き掃除と各部屋の掃除機かけをしたので、稼動は20分 ぶん遅れて9時になった。

  久しぶりに仕事。
  といっても市進の定例試験を解いてプリントを作るというもの。やらなくても 構わないが、やればやるだけプラスになるとでも言うのか。作業自体は10月6日 の日記に書いたので、今日は繰り返さない。とりあえず下原稿は1時過ぎまでに 完成した。残りは明日以降に。

  途中で昼飯を食べた。
  おうちでパスタ、ソースはレトルトのカルボナーラ。まずまず旨い。パスタを おいしく茹でるコツの1つに、

鍋に大さじ1杯のオリーブオイルを入れる

というものがある。麺の表面がツルリとして食感が良くなる。が、僕はそんなこ とまでやらない。主婦の皆様はご存知のように、

鍋洗うだけでも大変なのに、これ以上アブラの汚れ物を増やしてたまるか

という気持ちのせいである。家事は追求しすぎるとキリがない。宅配便は11時過 ぎに受け取れた。


  早い午後にガーデニング。
  小カブの植え替え。先日20粒ほど種をまいたところ、10粒ほどが芽を出した。 本当は「間引き」するそうだが、人道派の僕なので、そんなことをする気にはな れない。それでもこのまま小さなプランターで育てるのはムリなようなので、根 っこの周りの土と一緒に引き抜いて、別のプランターに移しかえる。より日当た りの良い場所にそれを配置する。

カブの旬は秋から冬

だから、なんとかなってくれないかと思う。正直なところ自信はない。芽ネギは 順調に生育している。

  続いてヒミツの花園。
  朝こそ晴れ間があったけれど天気は下り坂。太陽が見えないとけっこう寒いと いう季節になった。仕事中もそうであるように、時おりの休み時間には本を読む 。まったく、こんなにたくさん読んでどうなるというのか・・・。


  『本の運命』井上ひさしを読了。
  13万冊もの蔵書を持ったこともある著者が、本の魅力について語るエッセイ。
  本好きには魅力満載と言えるが、一般的にはどうだろう。

  著者はハイパー高名な小説家にして脚本家。
  僕がこの著者の本を読むのは15年ぶりくらいかもしれない。独特の語り口と強 烈なイデオロギー(らしきもの)があまり好きではない。しかしそれでも、文学 に限らない思考や思想の深さを感じさせる作家であることはまちがいないし、そ もそも本の話を読むのは好きである。

  おもしろかったのは「井上流本の読み方十箇条」。
  その四「本はゆっくり読むと、速く読める」から引用。

>つまり、どんな本でも最初は、丁寧に丁寧に読んでいくんです。最初の十ペー ジくらいはとくに丁寧に、登場人物の名前、関係などをしっかり押さえながら読 んでいく。そうすると、自然に速くなるんですね。最初いいかげんに読んでると 、いつまでたってもわからないし、速くはならない。でも、本の基本的なことが 頭に入ってくると、もう自然に、えっというぐらいに速く読めるようになるんで す。

  同感。
  ここでは小説のようなものではなく、情報を読み取るという意味での本を指し ているのだと思われる。僕もだいたいは同じような読み方をする。授業の英語の 長文でも、最初のパラグラフは慎重に丁寧に読んでいって、流れがつかめた時点 で(授業進行も)スピードアップする。

ちゃんと読めていれば自動的に速くなる

というのは、授業でもよく言っていることだ。もっとも、僕は本を速く読みたい と思ったことはほとんどないし、できるだけゆっくり読むようにしているけれど 。

  全編が語り口調になっているので読みやすい。
  著者の生い立ちから始まって異常な量の蔵書を持つようになるまでがシンプル に語られている。でもやっぱり、一般的にオススメするような本でもないかなあ 。チャンスがあったら立ち読みでもどうぞ。


  4時くらいに少しだけ外出してスーパーへ。
  同じことを繰り返すことの比喩に「判を押したように」という表現がある。旅 行から戻ってこの4日、まさにこの表現通りに推移している。しつこい性格なの で

今日も銀玉屋に行ってやろうか

ともくろむが、幸か不幸か今日は週末。大混雑だろうから席は選べまい。帰りし なにちょうど雨も降りだして(こっちはたぶん幸い)、今日は自重することがで きた。儲けそこなったという見方と、損をしなくて良かったという見方がある。


  そうそう、若い読者様(大学生)から感想メールを拝受、感謝。
  何日か前に、銀玉に関連してアグネス・ラムの話を書いた。その日記について の感想だった。

>いや、僕たちだってアグネス・チャンくらい知ってますよ

あのー、アグネス・チャンとアグネス・ラムって別人なんですけど(@_@。

  でもまあしょうがないですかね。
  アグネス・チャンってまだTVに出てるかもしれないし、若い人が混乱しても 仕方がない。お世話になるのは難しいかもしれないが。ちなみにアグネスフロー ラやアグネスタキオンは競走馬です。世代がズレて誤解が生じるってのは面白い ね。感想メールを読むのは楽しい。


  代わりに相撲観戦。
  今場所も盛り上がってないね。だからというわけでもないが、本を読みつつ観 戦しつつちょっとウトウトした。この2年くらいはどうも面白くない。応援して いる稀勢の里は前頭4枚目まで番付を落として、今日まで6勝1敗。ここまで落 ちるとさすがに相手が弱いからな。今日は大関に勝ったし、明日は横綱戦だから ちょっと楽しみが出てきたかも。


  入浴してから夕食。
  豚バラ肉で鍋。肉はフライパンで焼いておき、できるだけ脂を落とす。脂のコ ゲが風味を増すという側面もある。エノキ、ネギ、白菜と一緒にポン酢で。旨い 。他にはナメコオロシ(怪獣みたいなネーミング)、メカブ、納豆の

ヌル三冠王

で脇を固める。まだ8時過ぎ。僕としては充分に楽しんだ1日だけど、日記の読 者様としてはどうだろうか?
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