予備校講師でわるかったな!





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代打たけし、守備妨害でアウト? 11月20日


  8時起床。
  7時半に

・食堂車のキッチンでラーメンを作っていると、「塩ラーメンは注文していない 」と主張する客が出てきてキレる

という夢で目が覚めて、そのまま眠れなくなってしまった。まだ6時間弱しか寝 てないし、今日は昼寝をするタイミングもなさそうだし、授業もあるしで起床し たくはなかったが。


  朝のうちにHPの作業。
  エッセイを書いてからしばらく放置しておくと、「ここはこう書きたいんじゃ なかった」と気がつくことが多い。ある程度は寝かせておくのも大切かもしれな い。もちろん、アップしたあとで同じような気持ちになることはあるから、突き 詰めればキリがない。

  続いてヒミツの花園。
  朝から快晴。今朝はこの秋いちばんの寒さだったみたい。昨晩のうちに洗って おいたカーテンを干し、出勤前には別のカーテンを洗った。乾かすのに場所を取 るから、こういう乾ききった晴天の日にすませておきたい。昨日あたりから湿度 が低くてノドに負担がかかる。そろそろ加湿器の季節だろうか。

  プール、昼食。
  後者は牛丼とザルソバのセット。ふつう。今日も代講で知らない校舎に行くか ら、早め早めの行動。軽く読書をして、出勤準備。キンチョーするなあ。


  さてさて、今日は「埼玉のほう」です。
  呼称については月曜日の日記(ヒマここ)を参照。市進予備校カルチャー研究 家として記録しておかなければ。

埼玉のほうが元気がいい。

と言われるようになったのは2003年くらいからだったかな。それより前は「東の ほう」が元気で、「西のほう」はなんだかなあ、という評価だったはず。しかし まあ、「東のほう」が元気をなくしていって、実は埼玉けっこういいじゃん、と なったのがその頃だ。さて実際はどうでしょう?

  しかしやっぱ、今日も遠いよ(@_@)
  千葉県と比べると気温が低いような気がする。昼間の千葉から夕方の埼玉に移 動したというのはあるけど、それを差し引いても寒いように思える。車窓から見 えるイチョウはかなり黄色い。めったに乗車しない路線なので、車窓風景が楽し い。

  某駅で下車。
  あれ。この街、いつか来たことがあるなあ・・・。思い出せない。10年以上前 だと思う。校舎の場所を確認してから、街を散歩する。代講だから、とうぜん今 日もスーツ。動きやすくはないけれど、街歩きには良いファッションかな。目ぼ しいものはなく、駅前のチェーン系ラーメン店で旨くもないラーメンを食べる。


  校舎へ。
  けっこうキレイだし、空間が広いし、生徒様がくつろげるスペースもある。い い感じ。受付に行って名乗れば、ふつうに講師室に案内してもらえた。良かった 。その代わり、いわゆる校舎スタッフはやってこなかったので、僕のほうからア イサツに出向いた

代講の講師なんかで場所の空気を汚してすいません、と。

これは本当。まあ、僕のような下流講師はそういう扱いだということでしょう。 ウソでもいいから、「ありがとうございます」くらい言って貰いたかった。それ が大人の社会というものではないか。

  教室へ。
  うんなるほど、けっこう生徒様はいるね。ご時勢もあるから、元気がいいとい うほどではない。それなりってトコロ。正確な記述を避けるところが業界関係者 にはモドカシイところだろうが、そういう経営方針の我が『よびわる』なのでヨ ロシクタノム。


  授業は月曜日に続いて順調。
  4限のゼミと、5・6限連続の某クラス。テキストをこなしきれないのは代講 なのでしょうがない。もちろんプリントなんか配らない、本来の担当講師に失礼 だからね。代打はチョーク1本と話芸で勝負するべし。それができてこそ、予備 校講師じゃないか。時代遅れではあるけど。

  驚くべきことに、5・6限連続で途中バックレの生徒様はゼロだった。
  偉いなあ。正直なところ反応の悪い生徒様もいらしたが、何とか「あわせてや るか、顔が良いだけのバカ講師によ」と思ってくれたらしい。お返しに、目一杯 サービスしてきた。もちろん、

ちょっとインチキな説明

は混ぜた。1回コッキリ、ちょっと普通じゃない授業でちょうどいいという判断 。

  暴言も飛び出す。
  「長文の単語が全部わかるなんて、入試の現場的にありえないだろ!」とか。 単語暗記とその意味を否定する気はゼロだが、

長文で全単語の意味を書いたプリントなんか配っている時点で予備校講師として は無能

かと思われる。全部を拾うってことは、選択する能力がないってことでしょ?  選ぶことは、捨てること。


  授業後は某講師と軽く呑みにいく。
  そのくらいの千葉からの遠さだということ。某氏は僕より市進履歴も人生履歴 も長く、こういう先生はもう珍しくなった。飲みに誘ってもらえることはおろか 、多くの場面で30代後半の僕が最年長という時勢になっている。

  とても楽しい呑みだった。
  ちょっと奢ってもらった。この場も借りて感謝。終電で帰宅。呑みで出た話題 を書かないというのがジラシである。この日記を書きながら、今日解禁されたボ ジョレー・ヌーボー。


追記:エッセイ306『最近はこんな読書29』をアップしました。
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