予備校講師でわるかったな！

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as an ironic man

２月17日

  ９時50分起床。
  午前４時54分ころ、震度２の地震があった。身の危険を感じるような揺れではなかったけれど、臆病者なので怖かった。５年ぶりくらいにラジオを聞いてみると、なかなかシンプルな放送で良かった。アナウンサーの発音に違和感を覚えたけれど、

耳が聞こえるってありがたいこと

だな、という感慨もあった。

  手話を勉強していることが大いに働いているのだろう。
  弱者に配慮できる大人になりたい。彼らに配慮できないのは、人間としての成熟度が足りないということだろう。あるいは想像力が足りない知的障害と言えるだろうか。がんばりたい。

  就寝が２時だったので、少し寝坊というところ。
  今日は火曜日だから授業がある。そう意識しないと行動しにくい休暇の日々だ。日記には書かないにせよ英語には毎日触れているが、授業に向けた集中力が落ちる季節であるのは確かだ。とりあえず昨日読み終えた本の感想文を書く。

  『ほんわか！』北尾トロを読了。
  本の内容ではなく、本そのもの、または本周辺に関係するものごとについてアレコレ実験するエッセイ。
  やや奇書なれど、やや平凡。

  本に関する実験、というのが正しい説明だろうか。
  ゴミ捨て場に本を放置したらどうなるかとか、官能小説のタイトルはどうやってつけられるのかとか、寝室に相応しい読書術はどんなものかなどなど、どうでもいいと言えばどうでも良く、この著者が実験してくれないと判明しそうにもない物事を扱っている。わざわざ新刊で買うことはなかったな、という感想文。

  旅行の日程が決まった。
  水曜日から。明日ですね。ずいぶん急だなと自分でも思う。インフルエンザが治ったあとも少し体調が悪く（咳がクセになっている、コンコン）悩んでいた。でもこうしてグズグズしていると休暇の日々はすぐに終わってしまうから、思い切って近い日付に設定した。１泊ぶんの宿と行きの切符だけ抑えた。

  もっとも、明日の出発は夜になる。
  たぶん３泊３日になると思う。「思う」というのは、帰りの切符は買っていないから。土曜日のうちに帰宅すればいいので、泊まりたくなる宿をギリギリまで探すつもり。１人旅だと宿の選択肢が少なくて困る。こういう時は

ツマラナイ彼女でいいから欲しい

と思うこともある。思うだけで、実行はしないけど。僕の人生はもう残りが少ないから、つまらない女に引っかかりたくはない。目指すは極上の女性であり、北のほうでもある。

  プール、書店、中華弁当、インクカートリッジの買い物など。
  2008年１月６日に書いたように、インクは相変わらず高価だ。プリンター本体に比べて割高だ、という意味。原油高とか円高とか不況とかが関係しているのかも。５本のうちの１本で1,100円くらいするってどういうことよ。

  そういえば財務相の人が記者会見で不規則発言をして問題になっているそうだ。
  風邪薬を飲みすぎたというのが言い訳で、実情は酒の飲みすぎらしい、なんて話まで新聞に出ている。素朴な疑問として、

その記者会見って何時くらいにやった

んでしょうか、というのがある。夜遅くなのかね。しかし、いくら酒好きでも記者会見があるってわかっていて飲んだくれたりはしないように思う。仮に風邪薬の飲みすぎだったとしても、それってどういうことなんだと思ってしまう。

  むしろ、このニュースを最初に聞いたときは、

小渕総理（故人）が倒れる直前のインタビュー

を思い出した。
  脳こうそくか何かで倒れる前に、言語障害が出ていたという映像だ（ヒマな人はユーチューブか何かで検索してみよう、僕は映像に興味がないから見ないけど）。そういう意味では、酒だか薬だかの飲みすぎ程度で良かった、という気もする。そりゃまあ良くないですけど、マシという意味では。

  昼間はよく晴れた。
  出勤する夕方くらいから少し雲が出て、冬の寒さにほぼ戻った。ヒミツの花園はテキトーで、授業準備の確認は軽めの本腰で、上記の宿探しは真面目にやった。重点の置き方に問題があるような気もする。

  授業の出席率が悪かったのは、どうやら修学旅行のためらしい。
  先週の今日と同じように、読解では単語の意味を軽視して進めた。下線部和訳で、説明の最終段階まで all the while の意味を教えないとか。もちろん覚えてもらうべきイディオムだが、そんなことを先に喋るようでは

ハイレベルのクラスとして商売にならない

という判断から。単語の意味がまず気になる受験生と、単語の意味から語りだす先生は同じ階層に位置する。

自分をラクにしたいという甘え

から人生がスタートするタイプという意味。こういうことを書くと、外国語学習で単語を軽視するのかという反感を覚える人もいるそうで、まあ、文字が読めてもそこまで意味が読めないのか、と勉強になってしまったりもする。

  夕飯のメインは鶏つみれ鍋。
  ネギの青いところとゴマとみりんを混ぜ込んで。タイの刺身は薄切りにして自作大根の葉のみじん切りと一緒に食べた。養殖のタイなので脂身が多く、これはこれで一品かと思われる。養殖だと、どうしても食感に劣るというのがタイ事情ではあるまいか。他は残飯整理。

  さあ、明日から旅行だ。
  しかし前述のように出発は夜なので、気勢が上がらないという面もある。予告どおりに寒くなってきて、行き先の北国は

最高気温－１度
最低気温－６度

くらいの予想。生きて帰ってこれるだろうか？

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