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手をよごしてからモノを言え |
3月1日 |
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8時過ぎ起床。
新聞を郵便受けに取りに行くと、ワセヨビのテキストが来ていた。「教務の手
引き」という冊子も同封されていて、読んでみたらイロイロと知らなかったこと
が判明した。主なところは、
・1学期授業は18回(2年生)
・夏期講習は月〜金曜が1ターム
だろうか。他にもたくさん目を引いたところがあったけれど、ここで書くのはこ
の2点くらいかな。
それにしても18回って多いよな。
春期講習がないことと、3月からスタートすることと、休講日が原則的にない
ことが原因だろうか。2学期は16回、3学期は8回というのも異様に多い。多け
ればそれだけ良いというものではないにせよ、そして僕はともかく、
カリキュラムに追われる地歴公民理科の講師
にはありがたいことだろうね。英語に比べて、それらの教科は「授業で扱ってお
かないと生徒様も勉強のやりようがない」という項目が多いからだ。
講習は業界的には普通かしら。
何よりもワカリヤスイのがメリット。教える側からすれば、暑い最中に連休が
確保できるからありがたいだろう。僕の場合は講習が入っても1コマだろうから
、あんまり関係ないけれど。
昨日は将棋の棋王戦があった。
どういうわけか見逃していたので棋譜鑑賞。「子どもの将棋か」と言いたくな
るような大乱戦は、挑戦者の久保が勝って連勝。佐藤棋王は早くもカド番となっ
た。タイトル戦でこれだけのチャンバラ将棋というのはかなり珍しい。
村上春樹の新作小説の新聞広告が今日も出ていた。
タイトルは『1Q84』となっていた。いちきゅうはちよん、と読ませるよう
だ。当然ながら、ジョージ・オーウェルの『1984』を連想する。オマージュ
である。あ、僕は
一応は英文学科出身
なんです。読んだことはないかな、忘れた。同じオーウェルの『 Animal Farm 』は
読んだ記憶があるような気もするけれど、あまりにも昔のことなのでこっ
ちも忘れた。春樹はタイトルを大切にする作家なので、予習が必要かもしれない
。新古書店で探すよりは図書館のほうが良さそう。
午前中はTVで将棋を観ながらダラダラ過ごす。
家でカレーライスを昼食にしてから、買い物のため外出。電器店に注文してお
いたシェイバーの部品をピックアップ。ユニットフレームという部分。故障とい
うより磨耗したようで、問い合わせてみれば「消耗品ですから」と言われたため
。そっか、
シェイバーという家電は消耗部品を含む
ものなんだ、知らなかった。フィリップスのもので、買ったのは2001年ごろ。1
万円くらいの中級品だったと思うが忘れた。フレームは2,100円。無事に直った。
スーパーと書店。
ガスボンベと文庫本1冊。そうそう、さっきの電器店ではMDも買った。74分
5本入りで640円。高いのか安いのか不明。横浜に行けなくなってからMDウォー
クマンは全く使っていない。明日ちょっと録音をする必要があるため。
夕方、めずらしくテレビを観る。
我が未来嫁の宮崎あおいさんが出る特番があったから。『宮崎あおい 心にし
みるアフリカ』という題名。彼女は環境問題とか貧困問題に興味があるようで、
2007年10月29日の日記で紹介した本(『祈り』)も出しているし、このテーマで
は『たりないピース』という写真集も出している(番組でも紹介があった)。
こういう話になると、
女優のチャラチャラとした偽善
という批判をする人もいるだろう。
まあ確かにね、テレビがかむとそういう面が出てくるのは事実だろう。しかし
まあ、あおいさんだから擁護するという気は全くないけれど、そういう批判をす
るあなた、
何か具体的にやってんの?
と質問したくなる。寄付をしてるとか、そんなん全然ダメですよ。手を汚してな
いんだから。
もちろん、彼ら(ここではあおいさん)が手を汚しているから偉いという話を
しているのではない。
そもそも汚していないかもしれない。テレビってのは究極的にやらせなのだし
(本当のナマを伝えたら視聴者はたるくって見ていられない)。だから、アグネ
ス・チャンだの立松和平だのあおいさんだのを見て「偽善だな」と思うのは勝手
だけど、口外するのはやめた方がいいかなって話。すくなくとも、僕はそうあり
たい。僕の手も汚れていないから。
あ、番組の感想?
ふつうに面白かったし、あおちゃんは食べたくなるくらい可愛かった。宮崎が
この番組の中で言っていた「学校を作りたい」というのは、まだ残念ながら絵空
事の範囲を出ていないだろう。それで構わないと思う。宮崎はまだ23歳で、世界
のあり方と自分の立ち位置を理解しようと努めだしたくらいの若さでもある。
上記にもある『祈り』という本の中で宮崎は語っている。
番組の中で紹介があった、中国の昆明で物乞いの少女と出会った箇所だ。宮崎
はその日、少女にお金と折鶴をプレゼントした。その2日後には折鶴だけあげた
。
>最後に会ったときに思ったのは、「結局自分には何もできないんだな」ってこ
とで、それは今でも変わってなくて。これから私が関わっていく仕事は、直接彼
女たちに関係ないかもしれないけれど、私は彼女たちと出会ったことで、貧困の
問題とか、そういう国や地域があるということに興味を持てた。だからすごく感
謝している。出会えて良かったことを言葉で伝えることはできなかったけど、ま
た会ったら、いろいろ話したい。
宮崎が本書を上梓したのは19歳のとき。成長してるじゃないですか。
笑えたのは、あおいさんが現地のオバサンたちに「あなた、女の子?」と質問
されるシーン。
あおい 「え、なんでですか?」
オバサン「胸がないからよ」
あおちゃん半ベソで苦笑(*^_^*)
2月16日の日記で書いた通り。なるほどオッパイというのは女性の象徴ではあ
るけれど、あんなん巨乳でも貧乳でもどっちだっていいじゃん。胸なんて身体の
パーツの1つに過ぎない。人の美しさっていうのは、
心と身体の全体的なありさま
に感じるものではないか。ま、世の中の男性の2割を占める巨乳フェチの読者様
はお怒りになるかもしれませんが。全体として、観て良かったです。
夕飯のサブメインはカツオのタタキ。
昨日ショウガと万能ネギを薬味に食べてみたらまずかったので、今日はニンニ
クと万能ネギと大葉を薬味にした。何とかごまかせたかな、というお味だった。
メインは鶏ツミレ鍋。
基本的に曇りで、ときどき雨だった。
3月になったというのに春の気配はない寒さ。明日は晴れるようで絶好の布団
干しチャンスだが、不幸なことに外出する予定がある。明日あさってと都内に赴
くことが決まっている。この日記と同じように、春も少しは動き出してほしい時
期だ。
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