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変則日程で変則な日常 |
3月20日 |
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9時半起床。
きのうの夜から風が強くて、明け方にはうるさいくらいだった。たぶんその頃
から雨。授業があるから寝不足じゃダメだし、昼過ぎからだから大きな寝坊もで
きず、中途半端な眠りだった。
風呂を焚いているあいだに掃除。
家中のフローリングの床を拭いて回る。冬のあいだはどうしても掃除をサボり
がちで、やっと暖かくなってきたから。もっとも、掃除機は毎日かけている。ハ
ンパな潔癖症なのね。これから少しずつやっていこう。
朝食を取りながら新聞を読むと、野球の日本チームは勝ったみたいだ。
あれ、昨日の授業で
「日本負けたな」
という例文を出してしまった。ごめん、まちがい。ネットで見たニュースをカン
チガイしたのだと思う。まあ、そのくらいの関心のなさとも言える(なんでそん
なに何回も韓国と戦うの?)。
出勤。
先日書いた事情(ヒマここ)による変則日程のため。1:40〜4:30(2コマ
で休み時間は10分だけ)。昼間にやるのは金曜日の平常授業もあるから。僕は金
曜日が定休だから、生徒様が英語以外の授業を受けるということになる。
生徒様からすると、時間割が中途半端に感じられるかもしれない。
平常授業は6時20分からなのに、なんで1:40〜4:30なんだ、ってこと。高
校生にとって2時間近い空き時間というのは、ちょっと持て余すかも。これはお
そらく、
講師の校舎移動
を考慮したものだろう。1:40〜4:30の授業は水曜日のぶんで、金曜日にも授
業がある講師は別の校舎に移動するものと思われる。2時間弱あれば、たとえば
市川校→春日部校なんていう移動も不可能ではない。以上、変則時間割の事情の
説明でした(すべて推定)。
Fクラスは順調に。
ラクだな、しかし。単語という一番単純で一番ヤッカイである事項を除けば、
精読に関して特別に力説するようなことはなくなっている。もちろん100%ではな
いが。僕が説明しても仕方がない(っていうかツマラナイ)から、生徒様に質問
して生徒様に解説してもらう。
僕「この文、なんか省略があるよな?」
生「 being です」
僕「どこにだよ」
生「 concious の前です」
僕「どうしてわかったんだよ、一言で説明して」
生「分詞構文だから」
僕「ハイ、解説お疲れ!」
ここは読み物としての日記だからこう書いているだけで、実際には全てがこん
な調子というわけではない。
設問の対応とか、不明単語の処理とか、代名詞の指しもの確定とか(テキスト
8行目の、訳さないでカタチで決めるとこです)まだまだ具体的に教え込むべき
ことが残っている。ただ、ほとんどの英文は訳せなくても構造はキチンと取れる
という段階を迎えつつあるようだ。これはつまり、
辞書があればちゃんと英文が読める
という、受験生としてはかなり高い段階に到達しかかっているということだ。
生徒様向けに具体的に書く。
Fクラスのテキストには、部分的に1つ下のレベルであるQクラスと重複する
内容がある。今日(第2回)のFクラスのT大の下線部和訳問題は、Qクラス第
7回(GW明けあたりで実施)と同じである。Qクラスでは授業または解説を終
えるのに約40分かかるが、
今日のFクラスだと15分
で終わってしまった。僕が解説するべきところはあまりなかった。言い換えれば
生徒様が解説してくれた。この続きはまた来週以降に。
さくり退社。
夕方のスーパーに寄れば休日ということで混雑している。世間は3連休なのね
。時間的には夕飯となるけれど、まだ1日の行動量が少ないからそうもいかず、
カップ焼きそばなんていうゲスなものを食べて小腹を満たす。読書。
『わさび讃歌』(ハウス食品)を読了。
著者名がこうなってしまうのは、本書のシリーズが食文化にスポットライトを
あてる、いわば「企業本」であるから。リンク未発見も恐らくそれが理由(IS
BNコードがない)。
わさびに関する雑学が詰まっていて非常に興味深い。
何ごとにおいても「どこまで知る必要があるのか」と疑問に思うことはある。
本書を読んで、今まで知らなかったわさびに関する事実を新たに発見したから
どうだというのだ、という思いは残る。それでも、知っているようで知らないこ
とってたくさんあるんだな、と感じるのは読書(に限らないがある種の知的活動
)の喜びだと思う。
さて、わさびに関する僕の「誤解」を列挙しよう。
1、わさび生産量日本一は静岡県である
2、粉わさびは安物のわさびを原料にしている
3、風変わりなわさび食品と言えばわさびアイスクリーム
3は主観も混じるだろうか。
本書では「わさび染めの毛糸」とか「わさび焼きの湯呑みと急須」なんてもの
まで紹介されている。しかし、わさびを焼き物に使うかね。
1の静岡県は全国2位で、1位は長野県。
これは僕が関東に住んでいるから、伊豆のイメージで誤解したのかもしれない
(ヒマここエッセイ)。長野県の穂高にある「大王わさび農場」の名前は聞いた
ことがあった。されど、この農場が全国で一番大きくて、出荷量も日本一(全国
生産高の1割を占める)なんてことまでは全く知らなかった。
2の粉わさびの原料は、ホースラディッシュ。
いわゆる西洋わさびである。ほら、ローストビーフにつけて食べる白いわさび
ですよ。たしかに昔は普通の緑色のわさびを粉末にしていたのだけど、それじゃ
あんまりにもコストがかかるということで、より安く作れるホースラディッシュ
を使うようになったとのこと。主な生産地は北海道の網走(36へぇ)。ではどう
して粉わさびはちゃんと緑色なのかというと、
>メーカーで粉末にされ、他の成分を加えて着色され
ているんだそうな。はぁー、知らなかった・・・。好著。
ついでに、上記の「ISBNコード」の話。
本やCDなどの出版物の裏表紙についている、「ISBN・・・」というコー
ドのこと。正式名称は別にあったかもしれない。書店等で流通させるには、この
コードを取得しなければいけない。言い換えれば、このコードが印刷されていな
い本は(おおむね)一般的に流通した・しているものではない。もちろん以上は
正確な記述ではないので、好きな人は自分で調べてください。どうでもいい知識
は、こうやって入手してしまうものみたいですね。
8時半過ぎに風呂に入ってから夕飯。
鶏スペアリブの昆布煮。シメサバ。シメジとモヤシの炒め物。なめたけオロシ
。納豆。生キャベツ、水菜。
日本酒は宮城県の『一ノ蔵 松籟(しょうらい)』。
蔵の華という酒米を使っているのがウリとか。常温ではスッキリとした辛口。
ヌル燗に移行すれば、ツーンとした香りが出て、味には滋味が参加する。良い酒
である。特別に旨くはないが、呑んで悪い気はしない。
一ノ蔵はメジャーなブランド。
スーパーはわからないが少し大きめの酒店にはほとんど置いてある。珍しくも
ないがハズシはないという位置づけになるだろうか。
「日本酒の味はわからないけれど、贈り物なり客を迎える必要があって日本酒を
買わねばならない、でもどれを選んだら・・・」
と悩む人がチョイスするには最適な銘柄かもしれない(他には長野県諏訪市の『
真澄』なども無難)。明日も仕事です。
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