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この日記、なんか変になったな |
5月15日 |
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9時20分起床。
いちど7時に目が覚めてしまい、
「いかん、今おきてしまったら睡眠不足で過労死する。まだ、死に切れない。キ
ッチンの食器は洗って拭いたけど棚にしまってないし、そもそも嫁も来てないし
」
と思って2度寝に成功した。おかげで良い目覚めだった。どうせ死ぬなら、部屋
が整理された状態で死にたくありませんか?
朝食はフレンチトースト。
ハチミツの代わりにジャムを使った。ときに、いつからジャムは日持ちしない
食品になったのか。
もっとも小さいビン(握りこぶしの半分くらい)を買った。
ラベルには「糖分が少ないから開封したら3週間で食べきれ」と書いてある。
独り暮らしだと、これがなかなか大変だ。同じ食材を毎日のように食べるという
ことだ。独り暮らしは
不経済かつ不健康な生活になりがち
という事実が明らかになった。昔からなってるか・・・。
午前中にガーデニングを少しだけ。
4月26日に植えた枝豆は芽が出なかった。3週間で発芽ナシでは死んでいるの
だろうと掘り起こしてみれば、予想通りだった。去年買ったタネを使いまわした
からか、何か条件が悪かったか。気候は良かったし、水遣りも欠かさなかったの
にな。
小さなプランターが1つ空いてしまったことになる。
そこで今度は少し土を足して、ゴーヤのタネを蒔いた。今度はうまくいくかし
ら。なお、詳しくないので適当に読み流してほしいが、
室内の観葉植物に元気がないとき
は、土を少し足してあげるだけで元気になることがあるみたいだ。土ってやっぱ
し、時間が経つと栄養がなくなっていくみたいだから。たぶん、ね。
プール。
体重は65.30キロで、いまひとつ絞りきれない。66キロを超えるとやや慎重なダ
イエットが必要になるから、このくらいだと経過観察程度(ラーメンを食べない
とか、スナック菓子をつまみにしないとか)で済む。昼食用に
枝豆コロッケ弁当
を買ったところ、完全にハズした。甘くてどうしようもない。
朝からよく晴れた。
空気は乾燥して、北風が入ったせいか涼しかった。20℃いかないくらいかな。
干し物は良好。1学期後半のテキストを受け取ったので少しだけ授業準備をした
。授業がある曜日の昼間のほうがはかどるかも。休日は仕事以外のことをしたく
てお尻が落ち着かないという気分。
布団を取り込んで、こそこそと街に出て買い物。
室内着としてのハーフパンツ。長ズボン型を買うつもりだったけど、暑かった
し安かったのでハーフのそれになってしまった。物持ちが良すぎて、室内着も
ボロボロになるまで着倒してしまうという悪癖
があって、これを直そうと努力している。独り暮らしだから誰も見ていないわけ
で何を着ようが構わないにしても、そういうダラシナサが老化を進めるような気
がしてイヤだから。
ほっておくとどんどんオヤジ化が進む
というのは初期中年の悩みだろう。誰がいなくても、自分が自分を見ているのも
事実だし。帰宅して読書。
『ガセネッタ&シモネッタ』米原万里を読了。
日露同時通訳者であった著者(故人)によるお笑い毒舌シモネタエッセイ。
雑誌などに書き散らしたものを再収録した寄せ集め本ながら、読ませるエッセ
イとして圧倒的な力をもつ好著。
この著者の本を読むのは2冊目(1冊目はヒマここ)。
1冊目があまりに面白くて、柳の下のドジョウを狙って読んでみた。こういう
本選びは失望に終わることも多いのだけど、これまた面白い。同時通訳者という
職業を背景にして、コミュニケーションの面白さおかしさ悲しさをお笑いのかた
ちで見せてくれる。
外国語学習に関してはどうしてもネイティブスピーカーの助力が欠かせない、
という話題。
日本語では「国々」や「日々」と言えるのに「本々」とか「手々」などと言え
ないのは、母語として使っている人にとっては当然なのに、外国語学習者にはわ
かりにくいからだとする。特に発音やイントネーションの指導ではネイティブス
ピーカーの役割は重要だ、とする。
>高校で英語教師をしている友人によると、外国人助手もはじめのうちは本格的
な発話で通そうとするらしい。だが通じない。聞き取ってもらえない。するとど
うなるか。生徒の耳がネイティブの発音とイントネーションに慣れるのではなく
、ネイティブスピーカーの方が無意識のうちに、日本人教師や生徒の耳に合わせ
た発音をするようになってしまうらしい。来日後半年もして故国に電話したら、
「お前の英語、かなり変になったな」
と親や友人に言われる外国人助手が結構いるのだそうである。
これはこれで「言語の究極の目的は意志疎通」という真理を突いていて、なかな
かいい話ではある。
文章がうまい。
技術的にどうこうという類のうまさではなくて、一気呵成に読者を引き込む文
章。ただし漢字が多くて改行が少なく、シモネタが豊富なので読者を選ぶところ
があるかもしれない。『よびわる』を愛読している人には向いているんじゃない
かなあ。機会を見つけてぜひお試しください。
夕飯は地味に。
鳥スペアリブの昆布煮や、キムチ冷奴や、茹でアスパラといったところ。ビー
ル350ML、日本酒1合、食後のワインはこの日記を書きながら。決して不調な1
日ではなかったけれど、
何かモヤモヤしたもの
を感じ続ける1日でもあった。理由はわからない。ときどき、こういった精神の
不調を抱える日がある。明日は行動量と思考量を増やした日記になればいいなと
思う。まだ夜の9時にもなっていないのがチャンスかな。では。
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