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時が人を成熟させる |
6月9日 |
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8時起床。
6時ごろからウツラウツラして、中途半端な寝坊になった。寝床にいたのが9
時間、現実的な睡眠は7時間という気分。
午前中はいつものように。
かるく読書して、プールに出陣。スーパーに寄ってから帰宅。昼食は外食のつ
もりだったが、空腹に耐え切れずスーパーのお好み焼き・焼きそばセット。すご
く太りそうな組み合わせだけど、昼飯なら大丈夫でしょう。
今日の日記は長くなりそう
なので、ここまで短縮バージョンでお伝えしました。
今日から将棋の棋聖戦。
羽生善治棋聖に木村一基八段が挑戦する。上記リンクでネット中継が楽しめる
。だからヒマさえあればネット観戦を続けることができる。ステキだ。中継ブロ
グでは、またまた梅田望夫の観戦記が読める。
ネット中継では、棋譜解説が加わるのも良い。
ただ観ているだけではなく、プロの視点にリードして貰えるからだ。ああだこ
うだ考えながら観るのが楽しい。プロの指し手予想があるから、アマチュアなり
に考えることができる。さらに、おまけのコメントがつくのもいい。引用。
>【羽生棋聖とおやつ】
「今年の王将戦のときに、羽生さんがアイスクリームを頼んだんです。以前渡辺
さんもブログで話していましたが、僕も同じような経験をしました。やはり頼ん
だアイスクリームを、なかなか食べないんですね(笑)。
どんどん溶けていくアイスクリームを見て、渡辺さんと同じように気になる。長
考後、指したあとについに羽生さんはアイスクリームに手をつけました。すでに
ドロドロです。それを見て、羽生さんって変わっているなと思いました(笑)」(
深浦王位)
なんという、どうでも良い内容なのだ(@_@;)
5番勝負の予想は羽生3勝1敗で防衛。
木村八段はトータル勝率が6割9分を超える棋士(若手をのぞけば第2位、第
1位は羽生で7割2分)なのだが、いかんせんタイトル戦で結果を出していない
。2回挑戦して、7連敗だ。
・平成17年の竜王戦で4連敗(対渡辺)
・平成20年の王座戦で3連敗(対羽生)
タイトル戦には独特の空気があるから、多少なりとも「慣れ」が必要だろう。そ
れにしても、輝かしいと言える勝率からはふがいない。授業があるので最後まで
見届けることはできず。結果はこの日記の文末に。
午後は仕事。
ワセヨビの体験授業のテキスト作り。7月12日に実施ということは、6月2日
に書いた。時間帯や対象など詳しいことはワセヨビの公式HPへどうぞ・・・と
思ったけどまだアップされてないか。あまり早く宣伝しても意味ないけれど、遅
すぎることがないといいな。
原稿はできていたのでレイアウト。
構成と校正を含めた最終調整。華美にならない程度に装飾を入れるとか、クラ
スレベルにあわせて文字のフォント数を変えるとか(下位クラスほど文字が大き
くなる)。個人的に、
一連のプリントには使う字体は3種まで
と決めている。倍角の乱用禁止。網掛け厳禁。アンダーラインは必要最小限をこ
ころがける。できるだけ改行して、余白を多くする。情報が多すぎると絶対にち
ゃんと読んでもらえないし、綺麗すぎると貰っただけで満足されてしまうから。
商品は授業であって、テキストでもプリントでもない。
また同時に、こういったものの場合に気をつけることがある。
人様というより
外部の人に渡るもの
だから、いくら体験授業でも体裁をじゅうぶん整える必要があるということ。予
習の手引きまでつけるのは親切設計というべきか、くどすぎるキライもあるとい
うか。メールで予備校に送って、偉い人の判断を仰ぐことになる。
2回目の昼食は弁当。
少しでも自宅滞在時を長くして将棋を観たいから。弁当の感想を省略して、さ
あ、ワセヨビへ出勤!
ワセヨビの夏期講習パンフレットを拝見。
「8字×8行以内」で講師コメントを書けと依頼された話は3月10日に書いた
。ウェブ版はワセヨビHPで見られるので省略して、実際のパンフレット版はこ
ういう文章になっていた。
>
受験で最も大切なことは何だと思い
ますか? 能力か、偏差値か、才能か、
努力か。
全て重要だと僕も思いますが、正解で
はないですね。
なんだ、17字×5行以内だったんじゃないか(-.-)
それならそれで、違う構成にすれば良かった。改行位置が美しくない。リアル
のパンフレットの良さは可視性・一覧性だから、読みやすさを考慮したほうがコ
ピーライティングになるじゃんか(コピーじゃないけどね)。たとえば。
>
↓提出時(8字×8行以内バージョン)
受験で最も大切な
ことは何だと思い
ますか?
能力か、偏差値か、
才能か、努力か。
全て重要だと僕も
思いますが、正解
ではないですね。
>
↓改訂版(17字×5行以内バージョン)
能力か、偏差値か、才能か、努力か?
受験で最も大切なことは何だろう。
みんな重要だとみんな思うだろう。
でも、本当の正解は別にあるはず。
わりにこういうことをしつこく考えるタイプだ。本当の正解? 自分で探しなさ
い。この日記にも、よく書いていると思うが。
帰宅して棋聖戦の結果をチェック。
後手の羽生勝ち。「千駄ヶ谷の受け師」とまで呼ばれる木村の守りを重視する
将棋が機能しなかった、という内容。もともと羽生は細い攻めをつなげるのが得
意な棋士だが、いつもの木村なら受け切れる内容だったように見えた。やはり、
何かどこかで余計な力が入っているのだろう。風邪で体調がすぐれなかったこと
もあったかもしれない。
一方の羽生は、これでずいぶんラクになった。
今月に入ってからは、毎週タイトル戦がある。しかも来週からは
同一週に名人戦(2日制)→棋聖戦(1日制)
という強行日程で、気力と体力の管理が大変そうだ。何しろ、どちらも地方開催
だから、前後に1日の移動日が必要なのだ。リーチをかけられている名人戦第6
局に勝てるかどうかが注目。
夕飯のメインはタイのさっぱり煮。
塩・酒で味をつけたダシ汁に千切りショウガを加え、ふつうの煮物と同じよう
に煮る。途中で細めに切ったアスパラガスを追加し、仕上った時点で水溶き片栗
粉を投入。
チラリしょう油で香りつけ
をして火を止め、バルコニーに出る。このあたりを精読している読者様は
「何が起こったのか」
と心配になるだろう。栽培していた芽ネギを収穫してきたのね。
タイを皿に盛り、輪切りにした芽ネギをかける。
7種類ほど用意してある日本酒から辛口のそれを選び、タイにあわせる。しみ
じみ旨い。トロミをつけることで味が濃くなることを忘れていて、塩が少し多か
ったのが改善点。時間をたっぷりと使えて、良い1日だった。終日曇り。
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