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a lucky find (めっけモノ) |
6月2日 |
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9時半起床。
休日の夜は早く帰宅したいといった趣旨のことを昨日書いた。この時間の起床
は前日に仕事があったときの定時なので、1日の始まりが遅くなってしまう。遊
ぶのは大いにけっこうだけど、時間のわりふりにもう少し気を使わないといけな
いな、と思った次第。
午前中は勉強。
朝からまずまずの晴れ。ひさしぶり。風が強くて布団は干せなかったが洗濯物
はOK。最高気温は25℃くらいで少し暑かった。天気予報によればそろそろ千葉
も梅雨入り目前のようで、気分はウツである。
昼過ぎにドライブ。
ポロシャツ1枚でちょうどいいくらい。昼食は韓国料理店でプルコギ定食。
1,280円のところを、店のおばちゃんに980円と間違えて請求された。何も言わず
にスタコラと店を逃げ出した。トクした。帰りにディスカウント店でビールやワ
インなどを買い込んだ。帰宅してアップルティーを淹れて読書。
『モリログ・アカデミィ13』森博嗣を読了。
ブログ日記の書籍化は第13弾の本書で終了。
このシリーズに関して知りたい人は『12』の感想文日記「ここ」へどうぞ。た
しか『1』まで遡れるはず。
森博嗣がウェブ日記を書くのもこれが最後ということで残念だ。
たしか96年から始まって、01年から05年あたりまで休載期間があって、3年3
ヶ月にわたったこの「モリログ」シリーズもこれで終わり。最初の5年ぶんが5
冊の本になっていて、そのうち2冊がまだ入手できていない。それでも全部で16
冊にもなるから、椎名誠の「赤マント」シリーズをのぞけば、もっとも数多く「
制覇」をしたシリーズということになる。10月15日の日記から。
>このところ、柄にもなく教訓めいた話を書いているが、もちろん最後を意識し
て、これまでに書いたことのうち、もう一度くらい書いても良いかな、と思える
一般的なテーマを選んでいるにすぎない。僕は、たとえば学生や友人や、そして
自分の子供たちにさえ、日頃こういったアドバイスをすることはまずない。どん
なケースであっても。一番適切な判断ができるのは当事者本人である。他者には
けっして見えない事情があるから、参考意見を述べることはできても、判断は当
事者が行う以外にない。
だから、ここに書かれていることは、抽象化された「綺麗事」である。そして
、綺麗事の価値とは、それを受け止めた人間が、自分の条件に当てはめて考えて
みる、その考えてみるという行為そのものにある。言葉の力が、考えてみようと
いう気にさせるわけだが、結局は、考えるその人間の意志の力から発する。アド
バイスとは、そういった効用以上のものではない。それで悩みが消えたり、問題
が解決したりしても、アドバイスのおかげではなく、あくまでも当事者の能力に
よるものだ。
最後を意識したと言えるのは、残り1ヶ月くらいまでだろうか。
学科編で「工作」を最後の11日間続けたことをのぞけば、意外にアッサリ終わ
った。特別なエンディングを用意しないというのも森博嗣らしいから、特に不満
はない。とうとう読み終えてしまった、という無念さは残った。本書前半に出て
くる「小説作法」の話題はなかなかおもしろかった。ウェブではなく、たぶんま
だエッセィを書くと思われるので、それらを楽しみにしたい。
僕が日記を書くことの意味を意識するようになったのは、森博嗣の本を初めて
読んだときのことである。
「モリログ」シリーズの1冊目だった(ヒマここ日記)。日記は日誌ではなく
て、自分の中を掘り下げていくという日常の営為であることを、きちんと文字(
文章、か)のかたちで認識したのはその本のおかげである。そのために、こうし
て彼の日記シリーズを追いかけるようになった。幸運な出会いと言える。
自分の中にしか、自分は見つからない。
たまたま僕は日記を書くことで自分を探していることになるし、その手段は人
によって異なるだろう。
森博嗣はプロだし、僕はアマという違いもある。ただ、こうして自分の中にあ
る(あった)はずの何かを探していくというのは、疲れることだけど楽しいこと
でもある。この「よびわる」日記がどこまで続くのかは読者様も僕も知らないこ
とではあるにせよ、地道な自己追求行為として続けていきたいし、もし可能なこ
とであれば読む価値が(少しは)あるものになるように、続けて努力したい。
読者様の優しさと、森先生に感謝。
ちなみに、今の1文は本書(『13』)日記の最終文を借用させてもらった。
早い夕方にプールをすませて将棋観戦。
名人戦第5局の1日目。難解な乱戦になった。先手郷田の
飛車をス抜くための角打ち
というのは珍しい。封じ手直前の先手2三歩が妙手のようで、早くも後手の羽生
が苦しそう。ただ、このレベルのタイトル戦だと妙手一発で決まるなんてことは
そうそうない。羽生にも対策はあるはずだし、なければ凡局になる。今日から事
実上の3番勝負になって、面白いところ。詳しくはまた明日。
授業はワセヨビ。
生徒様が通ってくれることをありがたく思うのは今週も同じ。そろそろ生徒数
を増やしたいというか、増えてもらいたい時期なのだけど、開講時と変わらず。
2年生の基礎〜中堅レベルで読解ってこともあるか。受験界では、
下位になるほど文法ばかりが人気
になるのはナゼかしら? 書けば長くなるので、この続きはまた来週以降に。
懸案の体験授業(7月12日)のタイトルが決まった。
・高2講座(中堅〜ややハイレベル)
高2の夏、MARCHの読解に取り組む。
いま始めるから、きっと差がつく。
・高1・2共通講座(基礎レベル)
高校英語のどこでつまづいた?
単語じゃなくて、読解の基礎から始めよう。
タイトルには5つの案を出した、という話は5月28日に書いた。ボツになった
例をそれぞれ1つだけ挙げておこう。
→高2ではじめるMARCH狙い!
3年になってからでは間に合わない!(読解編)
→「高校に入ったら急に英語が苦手になった!」
精読のルールというお薬、差し上げます。
前者にはイロイロな問題が出てくるだろう。後者はなかなかキャッチーだと思っ
たけれど、あぶない感じもするしなあ。ワセヨビでは
力はないけど頑張りたい
高校生の参加をお待ちしております。早く始める価値があるのはホントだよ。
授業は順調だった。
小人数なのでときどき指名しながら進めている。もちろん間違えるのはOKだ
し(というかそれが指名の目的だ)、僕への逆質問もOKとしている。すると
「せんせい、 perhaps ってどういう意味ですか?」
と来て笑ってしまった。そっか、高2の中堅レベルだとそんなもんかとむしろ感
心した。わりに見かけない単語なのかもしれない、たぶん(^_^;)
帰宅して夕飯はさまざまに。
一応のメインは目鯛の西京味噌漬け焼き。漬けてから1週間で練れた味になっ
た。サブはヒラメ刺の昆布漬け。塩を軽くふってから仕込んだが、まだキッチリ
決まらない。茹で枝豆、ゴーヤとミョウガの酢の物、カブとキュウリの浅漬け、
鶏スペアリブ煮込みの残り汁で2度炊きしたシメジとシシトウ、生レタス、茹で
アスパラ、キムチ、ラッキョウ、ゆで卵のしょう油漬けなど。
最後まで読者様が残っていて良かった。
これこそ、件名である。
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