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山羊さん郵便、after the SW 9月29日
  さて、その後シルバーウィークという表現は定着しただろうか?
  9月18日の日記で問題提起をした話題だ。新聞やニュースなどのお堅い系メデ ィアでは使われなかったようだ。実生活でも使用例は(僕の周りでは)あまり見 つからなかった。ネットでは、たまに見かけたかな。もっとも、ネットというの はわりに特殊空間で、

そこにあることが一般的な常識

とはなりにくい、という特性がある。ネット中心で生きていると、「ネットが当 然」という思い違いをしやすいので注意だ。自戒もすこし込めた。TVで使われ ると、その言葉は一般化するという面もあるが。


  ネットでは、「なんでシルバーなのか?」という話題が散見された。
  敬老の日を含めるからだという意見と、ゴールデンウィークと対比させるため という意見があって、後者のほうがやや優勢だった。僕もどちらかと言えば後者寄りかもしれない。

金メダル(超すごい)・銀メダル(けっこうすごい)

ということですね。物体としても、銀はわりに身近にあるが金はそうでもない。 もっとも、僕はたぶん銀製品を持っていない。金は、えー、腕時計がそれででき ている。

  英語だと、golden に「50年目の」という意味がある。
  もちろんsilver は「25年目の」である。入試で設問になることはないと思うが 、ときどき出てくるし、今年もどこかのクラスのテキストで出てきた。生徒様に はだいたい実感がわかない(僕もそうだ)ので、

>金婚式と銀婚式ってことよ

と説明する。たいてい「ああなるほど」という顔を生徒様はしてくれるけれど、「なんでナルホドなんだ?」と詰め寄られると困るだろう。僕も困る。言葉の特 徴として挙げられるのは、

・実感がなくても使える
・アイマイな理解でも使える
・何かを一応の了解事項にできる

ってトコだろう。むずかしいこと書いた。


  9時起床。
  朝食の果物はキャンベルというブドウ。9月16日の「スチューベン」も なかなかのネーミングだったが、これもイカしている。イカすってまだ言うのか な。なんとなく、

仮想非現実系少女マンガの脇役

みたいだ。『ベルばら』とか『エースを狙え』とかに出てきそうだ。深窓のお嬢 様なんだが基本的な性格に問題がありそうなタイプ、というのか。

「ブドウの名前だけでそんなこと考えるか?」

と思う人が多いだろう。僕はこの手の想像を止めることができないタイプなのだ 。


  腰痛はまだ良くないが、思い切ってプールへ。
  慎重に500メートル。それほど負担はかからなかった。体重は65.20キロで少し 重め。運動ができないぶん食事に気をつけていたが、このあたりは

さっすが中年

という感じがする。明らかに代謝能力は衰えていて、いっときの油断もならない 。今週中に200グラム落としたい。

  ヒミツの花園はトータル1時間半。
  朝から曇りときどき雨。やんでいる時間のほうが長い。降るなら降るで、キッ チリ降ってくれればいいのに。どうせ干し物ができないなら、そのほうがマシだ 。少し蒸し暑くて、外出は半袖・短パンでも寒くはない。季節的に少し恥ずかし いけれど。

  午後には整骨院へ。
  先生には「ちょっとしたギックリ腰だったんですかね」と言われた。そうかもしれない。僕なりには生活に支障があったけれど、世間的にはそんなものかな。


  授業はワセヨビ。
  なるほど基礎クラスかつ低学年で解釈というのはキツイなあと今日も実感した。こういう英文を訳してもらった。もちろん解説してから、予習を直してもらうのである。

>Choose such a friend as will encourage you.

  和訳を直す時間を取っている。
  低学年だから、そういう時間も必要だ。そのあいだ僕は様子を見て回って、質問があれば好きにしなさいというルールにしてある。生徒様♀から質問来ました。

♀「あなたを奨励する、じゃダメ?」
僕「そんな日本語ないだろ、励ます、だ」
♀「え〜」
僕「奨励するって、人を目的語にしないだろ」
♀「うっそぉ」
僕「『信原先生は私を奨励した』なんて言わないだろ?」
♀「えぇ〜(敬語の概念はあるのか)」
僕「『先生は私がマーカーペンを持ってくることを奨励した』ならいいかな」
♀「わかんない」
僕「何かをするように奨めることだよ」
♀「っていうかぁ、奨励するって励ますって意味じゃないの?」
僕「励ますの目的語は人だろ、奨励するの場合は物事だろ」
♀「そうなの?」
僕「じゃあ日本語の辞書でも引きなよ。別に俺も引いたことないけど、少なくとも『人を奨励する』とは言わない」
♀「ふうん(敬語の概念はないのか)


  山羊さん郵便の世界みたいだ(@_@;)
  イロイロな問題点があると思う。たぶん彼女は真面目に予習してきて、真面目に質問している。辞書も引いたのだろう。ただ、適切な訳語を選ぶことはできなかった。何より問題になるのは、

『あなたを奨励する』という日本語に違和感を覚えなかった

ことである。まさか本当に日本語の辞書を引く人はいないだろうし、僕もシリアスにそれを勧めているわけではない。ただ、そういう「日本語」を書いてみて、

あれ、こんな日本語ってないよね?

と思えないことのほうが問題だ。僕がかねてから英語教育なんてどうでもいい(場合も多い)と書いているのは、こういうことだ。詳しく書くと面倒になるので、真意は読者様のほうで想像してください。


  夕飯のメインは昨日と同じくステーキ。
  イマイチな感じもあったので、昨日と調理法を変えた。塩コショウを軽めにして、中火ないし弱火で炙るように焼いた。ミジンに刻んたニンニクを大量に入れてガーリックステーキに。焼き上がり直前に

日本酒をちょびっと投入して、

最後はしょう油をチラリ。

  焼き上がりはミディアムで、これはこれで美味しくなった。   強火で一気に焼くのがステーキの王道だが、それは100グラム900円を超える肉じゃないと無理かなとも思う。ニッキュッパーくらいのオージーを使うのが普通という奥様には、

・この調理で行くか
・初めからハンバーグにするか

の2択を励ます、じゃないや奨励する。手間という問題をのぞけばハンバーグのほうが美味しいと思うけど、ご家庭には

「安くてもステーキ食べたい」

というニーズもあるはずだ。そこが、主婦の苦しみであり、僕がヒントを差し上げたい面でもある。今日も良い人すぎて困る。特に顔が。


  ややSWボケかもしれない。
  僕がではなく、サラリーマンのあなたが受験生のあなたが、ということである。前者は仕事がたまっていて、後者は勉強がたまっている。ここで

なぜ仕事なのか? 勉強なのか? 人生にはハンダゴテが必要で、明日の空はペルシア製のカーペットが飛んでいるよ。緑のコードを赤いコードに・・・チンピョロスポ〜ん

なんて考えると、あなたの人生はやっかいなものになる。ソノ場合、病院に行くことを励ましたい。じゃなくて、奨励したい。実にしつこい人間で申し訳ない。明日が終われば5連休。
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