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そのまま受け取りますか、はあ 10月23日
  夢には、条件設定が厳密なものもある。
  背景や状況がキッチリ規定されているものだ。日付や時間はもちろん、その空 の色も決まっている。登場人物の姓名も、持ち上げた茶碗が有田焼であることも 決まっている。こういう

詳細設定がちゃんとできているから良い夢になる

のだ、と思ったとたんに目が覚めた。そして内容は覚えていなかった。貴重な資 源が失われてしまった。


  8時半起床。
  朝食には昨日買ったコロッケパンを食べた。授業のあいまにオヤツとして食べ ようとしたが、それほど空腹ではなかったため。ダイエット中だし、ちょうどい いよね(と言いつつ実は別のパンを1つ食べたが)。オーブンで温めなおす。

  午前中は今日もエッセイ書き。
  生産性のなさが趣味の良いところだ。10時28分に地震。震度2。久しぶりだ。 少しだけ死を覚悟した。そう言えば、

今日は新潟中越地震から5周年

ではなかったか。過去日記を調べたらそうだった(ヘンなところで役立つ日記で ある)。被災者の生活再建は無事に進んでいるだろうか。


  外出してプールへ。
  ウォーキング800メートル、スイミング200メートル。泳ぐ量が少なかったのは 混雑のため。歩くのは時間がかかるけれど、幸いなことに今日は休日だから問題 なかった。体重は65キロを切った。今週は

かなり厳密にダイエットをしてきた

ので、当然の結果だ。帰りしなの昼食は讃岐うどん。セットのかやくごはんは懐 かしい味がした。

  帰宅してヒミツの花園。
  今日になって少し思い違いをしていることに気がついた。大きな進歩だ。生徒 様によく言っているように、自分のミスに気がつかない状態がいちばん悪い。気 をつけよう。改善方法がわからないのがちょっと困るけれど。正午前後を除いて よく晴れた。干し物は良好に推移した。ついでに読書も同じだ。


  『腹立半分日記』筒井康隆を読了。
  50年代後半から70年代後半にかけてのSF作家の日記をまとめたもの。
  この著者らしいムチャクチャぶりが面白い。

  日記を書籍にしたというよりも、1本のエッセイにならないものを日記形式に 仕立てあげたというところ。
  時代が時代なので、今では考えにくい状況もチラホラ出てくる。たとえば、作 家の家に電話をかけてくるファンがいる。もちろんまともなファンはそんなこと をするはずもなく、筒井もまともじゃないからトンデモナイ応対をする。

>「もしもし。わたくし一年前にお電話した××というものですが」
「はい」
そう言えばこっちが思い出すと思ってか、先方は黙っている。むろん、そんなも の、こっちは忘れているから、やはり黙っている。やがて、しびれをきらせてか 、あっちが喋りはじめた。
「最近『狂気の沙汰も金次第』というのが出ましたね」
「はい」
「あれを読んだんですがね、今、ちょっと、いいですか」
客が来ていたものだから、おれは「今、来客中なんですが」と言った。だが、敵 はしつこい。
「ちょっとだけ、感想を喋っていいですか」
鈍感なんだよ。バカ。

  時代ということで言えば、日記の登場人物もおもしろかった。
  あれ、こんな人と交流があったのかと思ったのは、

・タモリ(デビュー直後らしい)
・萩尾望都(漫画家。こんなに昔の人なの?)
・村上龍(殴り合いにはならなかったのか)
・田辺聖子(この時代からすでに老齢だった)
・岡潔(数学者でしたか)
・北杜夫(コシマキの推薦文を頼んだ)

などなど。最後の推薦文にいたっては、安部公房(まだご存命でしたか)に断ら れたあとで北杜夫に依頼がいったとのこと。機会があればどうぞ。


  9月8日の日記についてメールを拝受した。
  感謝。「他人の靴に足をいれてみる」という表現に関して、某英語教師(自称 なので確認のしようがない)の方からだった。要旨。

>それは英語教育者として伝えるべき慣用句ではないでしょうか

  ありゃりゃ(゜o゜)
  ハッキリ言っておきますけど、このページってお利口には理解できないように 書いてますから。何もかもを説明してるとスピード感が消えちゃうし、読みもの としてタイクツになりますからね。程度には配慮するけれど、

お利口にあわせてるとキリがない

ってことですね。どうして「お利口」って書いたか理解できますか。わかるかな あ、わかんねぇだろうなあ・・・って刑事コロンボだったかな、かなり自信ない な。


  記述を省略して夕飯。
  メインは予定通りイカ刺。1年でもっとも安い刺身はサンマだと前に書いたよ うな気がするけれど、実はイカのほうが安かった。こればっかり食べてると

人生が寂しくなるよな

と思うのが欠点。明日の夕飯は急いで食べる必要があるので、もろもろの惣菜を 作って食べた。

  日本酒は岡山の『備前幻 雄町純米』。
  酒米は備前雄町100%ということで期待の開封。日本酒に詳しいとはとてもいえ ない僕でも、備前雄町は知っているくらい有名な酒米だ。常温でいくと中口でス ッキリ系。ヌル燗にすれば、辛くなり全体的な味はグレードアップ。が、何かど こかで薬品臭に似たものが感じられた。いい酒だが、もう一息かも。


  なんとなくイライラした日記になったかも。
  今日の僕がイライラしていたわけではない。いつもと違って、

次の日曜(25日)に『攻略センター英語』

という仕事が入っているからかもしれない。偏差値45〜60の皆様にはヒット率が 高い講座だ。申し込み受付中。外部生もOKよ!

「オイお前、うまい流れで宣伝できたと思ってんだろう?」
「っていうか、その日、×××のマーク模試なんですけど?」

日記って、だいたい半分はウサ晴らしではあるまいか。
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