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マニエリスム |
1月8日 |
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7時50分起床。
まだ朝型生活が直らない。就寝は2時だったから寝不足だ。この時期、受験生
に向けて
「夜型を直そう! 朝型にしよう! 受験当日は午前中からが勝負だ! 朝型こ
そ受験に勝つ生活ペースだ!」
と書くのが予備校講師ブログ・HPの王道なのだろうが、そこは『よびわる』の
主宰たる僕(異常者)、夜型に直せないという不満から開幕する日記である。
実に平凡な1日になった。
恐ろしいほど何も起こらなかったし、何も起こさなかった。この先、どうやっ
て日記を書けば良いか、1日の詳細を思い出すことすら難しい。
「毎日そうではないか、常にマンネリではないか?」
という意見もあるかもしれない。そういう人は、件名の意味を知っているだろう
か。もちろん知らないのが普通だ。
こういうときは、順番に書いていくしかない。
えーと、確か午前中は腹が痛くてソファで読書していたな。今年はさらに意図
的に遅く読むように決めたので、なかなか先に進まない。1つ1つのセンテンス
の意味や重さを計りながら読んでいる。もっともっと早くもたつくべきだった。
11時くらいにプール。
根性を入れて800メートルも泳いだ。のんびりしていたから坐骨神経痛は出なか
ったはず。もちろんビクビクしながらの泳ぎだったから、ペースはゆっくり。ク
ロールでも25メートル32秒くらいのペースで。体重は・・・64.75Kだった。
そのつぎに、ナンだっけ、昼飯かな。
デミグラスハンバーグ弁当330円。120円のディスカウントだったので飛びつい
たはず。ぜんぜん旨くなかったが。昨日の鍋の残り汁で(今の、昨日も書いたよう
な)スープを作った。刻みネギを入れてポン酢を垂らしただけ。
すぐさま再び外出。
電車に乗って旨い魚屋さんへ。どれほどヒマなのか自分でもイヤになるけれど
、時間はお金と同じで虚しく消費するのが良い。帰宅すればポストに封書があっ
た。そっかー、これじゃあしょうがないなあ、と。これでほとんど手詰まりだ。
なんだなんだ?
ここから、ヒミツの花園。
1時間半くらい踏ん張ったが不調。我が人生、踏ん張るという努力を怠ってき
たのでつらかった。酒飲みだから当然だなんて書くと、これまた昨日に続いて女
子読者が減ってしまうからやめる。朝からよく晴れて、今日も干し物フィールド全
開だった。続けて読書。
『睡眠障害』井上昌次郎を読了。
さいきん注目されるようになった睡眠障害を、一般向けに紹介する本。
対策ではなくて事実を羅列するのがタイクツと言えば退屈。
僕が抱えている睡眠の悩みは3つある。
不規則で当然になっていること、激しすぎる寝言、多すぎる夢である。最初の
2つは本書でも軽く紹介があり、最後の1つはほとんど言及がなかった。夢の分
析というのは、科学としてまだ確立していないんだろうな、という感想もあった
。夢それ自体を論じるのは、もう100年くらい行われていることなのだけど、この
種の本に入ってくるにはまだ時間がかかるのだろう。
ところで、僕が高校生のころ「睡眠障害」という言葉はなかったと思う。
正確には、あったとしても一般的な認知のない言葉だったはずだ。ところがそ
れから20年くらい過ぎて(やれやれ)、こうして「睡眠障害」と書いてみても、
これは違和感のない言葉になった。この日記でも、2009年7月13日や2007年5月25日に使っている。本書の要約は「あとがき」から引用。
>本書は、いわば「睡眠障害の博物学」です。ここには、現在の睡眠医学の基準
からみて、「睡眠障害」と認定されているすべての疾患が、簡潔に紹介されてい
ます。このような内容の本は、一般向けの啓蒙書としては、これが世界で最初で
ありましょう。
こういう執筆目的なので、上述のようにいわゆる対策は全く出てこない。
これがツマランという人は読まなくて良いし、この手の「分類」に興味のある
人には一読の価値があるかも、といったところ。本書中盤からの退屈さにはナカ
ナカのものがあると思う。この手の本から何かが始まるのだろうなとも感じるの
だけど、やはり後半まで来ると疲れてしまった。
5時前くらいに眠くなった。
ここで昼寝してしまうと、また夜型に戻しにくくなるかもしれない。そこで外
出。銀玉店。今日はレートの低い「遊パチ」で軽く遊んで、5,000円勝ちで帰って
くるつもり。5,000円というのは、アバウトだが僕の1日の生活費である。
16,000円ストレート負け(-_-;)
なんだこれ。1回も当たらないなんてアリですか。「遊パチ」はふつうの台の
3倍くらい当たるものだから、実質的には48,000円ストレートという感じ。昨秋
から打つ回数をかなり絞っているけれど、あまりに長い不調期間だ。
人生のツキそのものもここまでか
と思わされてしまう。
何もかもはうまくいかない、という表現がある。
僕もよく使う。が、実際には何もかもがうまくいかないってのが人生かもしれ
ない。わかりやすく言えば、人生の90%がうまく回っていく時期が人生の10%、
人生の90%が悪く回っていく時期が人生の90%というところ。こういうことを自
覚しすぎると、
人生を終わりにしたい
という気分になる。生へのあくなき執着を旨とする僕でも少しめげるな。
めげていても意味はないので夕食。
アオリイカの刺身は外した。食べてから調べてみたら、旬は春〜秋とのこと。
冷凍ものだったこともあるかも(注:但し一般にイカは冷凍でも味が落ちにくい
とされる魚介類)。アメリカ産だが生ウニ。ちょっと苦味が強くて、これもイマ
イチ。旬は以下同文だが、安かったからいいかな。
サブは煮物。
鶏ひき肉とシイタケとネギを出し汁で煮て、水溶き片栗粉を多めに溶いて完成
。ポン酢で濃い目に味付けして、アツアツのところに大根オロシをかけて食べる
。これは旨かった。他にはキュウリの味噌漬けとかモズク酢とか。
日本酒は富山県の『富山湾 特別純米』。
常温で飲むと、日本酒度+2.5にしては辛め。けっこう酸味がある。ヌル燗に移
行すると、さらに辛く酸っぱくなった。けっこうクセがある。
ラベルには「少酸化に力点を置いた」と書いてある。
う〜ん、日本酒の世界でいう酸度って酸っぱさとはベツなのかしら。味は個人
の感じ方しだいだから、こんなこと言ってもしょうがないけれど。酒米の五百万
石が僕の舌に合わないという傾向なのかなあ。むずかしい。
今日は人生も日記も不調だった。
全体にボンヤリして過ごしてしまったし、考えるという作業がうまくできなか
った。様々な歯車が壊れかけているので、徐々に修復していきたい。まずは、
生活ペースを安定させることだな、
と思う。明日から2日連続で授業。
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