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失態を反省し、自重。 |
2月20日 |
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7時起床。
二日酔いレベル3(5段階)。「3」の正確な定義は自分でも忘れた。この状
態で予備校の教壇に立つのはちょっとムリ、くらい。昨晩は予定外の展開になっ
て、この有様。水分を大量摂取して、急ぎ朝風呂。
昨晩は、大変な失態だった。
最初に、オサレーなリストランテで飲んだのは良い。入ってみればワインカー
ブに近い店で、おつまみに相当するイタメシ(死語)は非常に旨かった。ここで
1人あたりビール1本、ワイン1本の70%くらい飲んだ。まあ、普通だ。
問題は2軒目だ。
H君はあまり酒が飲めないので、次は和食にでもするかあ、焼き鳥かなおでん
かな、というところまでは普通の流れだった。が、ここでH君がケータイを取り
出す。行きつけでもあるのかと思ったら、自宅に電話。ここは彼の自宅から徒歩
10分くらいの場所だ。午後9時過ぎ。
まさか?
おわかりですね、ペルソナの転換。
酔った亭主が酔った友人を連れて、夜中にやってくるの。お迎えする私は亭主
と友人のクラスメートで、当たり前だけど亭主の妻。なんなのこんな時間に。夜
の9時過ぎてるのよ! お客様をお迎えする準備なんてできてないのよ!
ふつう、そういう非常識はないでしょう!
旦那もダンナだけど、客も客よ!
夜中に訪問する客、それつまり俺な(ペルソナの再転換)。
いや〜、最悪ですよね。
ほんと、反省。もちろんね、俺もH君の誘いを頑強に断ったのよ。断るように
したのよ。トライ・トゥ・ドゥの概略。
H「うちにおでんがあるからさ」
僕「そういう問題じゃないだろ!」
H「さっきまで別の客が来ててさ、いま帰るところっていうから」
僕「だ、か、ら。こんな夜中に酔客はまずいだろ」
H「大丈夫だって、俺が誘ってるんだから」
僕「せめてオミヤゲを買わせて・・・」
H「いらないいらない」
僕「お前に買うんじゃないよ、奥さんに買うんだよ!」
マックで時間を潰す。
奥様のY子さんが「あと30分後に来い」と仰せになったため。コーヒーで酔い
を醒まし、酒屋さんで日本酒を1本買う。ああ、この家族はたいして飲まないの
に酒が土産なんて・・・。
H君宅着、午後10時になんなんとす(-_-;)
まずいよ〜、最悪だよ〜、まだ子ども3人とも起きてるし(だからそういう問
題じゃないんだよ)。たしかに客を迎えたあとで、オツマミにいろいろな残り物
が出た。しかも大量に。酔ってるし、もう食えないんだけど、
出されたものを食べない客
なんて失礼の極みだからね、ガツガツ食べる。苦しい。飲む。やはり前の客の残
り物のワインを。
♪白空けて、赤空けて、自分が持参のポン酒空けて。あ〜あヨイヨイ〜
日付が変わってからおいとま。
俺、ヘンなことしなかったかな。大丈夫だと思うんだが。でも、
帰り際にY子さんの頭をなでた記憶
がある(可愛い女の子を見ると頭を撫でる趣味=悪癖がある)。それ以外は何も
していないし、ふつうに飲んでいたと思う。たぶん。
僕は、酔っても言動を変えない。
もちろんロレツが回らなくなるといった身体能力の低下は出るけれど、裸踊り
を始めるとか、酔ったからいつも話さないことを話すとか、考えられない。
酔わなければ言えないこと・やれないことがある
なんて、弱虫の証拠だと考えている。だから、お酒の力で豹変する人を見ると、
ああそうか、この人はいつも我慢をしているんだなあと醒めた目で見ている。
もっとも、昨日の僕は。
帰宅の道についたら千鳥足になっている自分に気がつく始末。そんなに酔って
いないなと思いつつかなり泥酔しているというのは最悪だ。されど、ちゃんと家
に帰ることはできた。就寝は2時だった。猛省。
外出して「ウナギ屋も多角経営」。
2日酔いなのできついきつい。まあ仕事なのでオクビにも出さなかったけれど
。朝食は始業前にパン1個。自宅では果物・ヨーグルト・ヤクルトを食べておい
た。お昼過ぎに解放され、いったん帰宅。
今日はよく晴れた。
洗濯物もよく乾いたし、布団も干せた。さすがに昼を過ぎれば酔いも飛んでい
る。買ってきた中華弁当を食べ、メール書き5本。部屋の整理をしてから、また
外出。本日2回目の「ウナギ屋も多角経営」である。ええ、
もうオムライスでもガトーショコラでも
何でも出しまっせ。ウナギだけ出してる場合じゃないんだ。
ネタが少ないので、昨日の毎日新聞朝刊の記事について。
早稲田が受験生数ナンバーワンから転落した、という見出し。記事
には「業界
関係者が注目」とあったが、僕のような人間には関係ないから、「そうなんだ」
というところ。見出しを見て思ったのは、
「じゃあどこがトップになったの?」
ということ。受験者全体の動向というのは、基本的に講師には関係ないので、よ
くわからない。とはいっても関係者の1部だから、あんまり的外れなこと(きっ
と千葉科学大学だ!)
を考えるのも恥ずかしい。法政?
正解は、明治。
法政は09年度で3番目とのこと。記事全体は「記念受験としての早
稲田受験が
減った」という論調だった。たしかにねえ、
早慶とMARCHを隔てる壁はかなり高くなっている
ように個人的には感じている。これはやはり、学歴と学校歴の差ではない
かと考
えてみる。ところで、明治も法政も志願者集めは頑張ってますよね、ご苦労様で
す。
「経営が大変だって話もあるよな!」
それ、グレーゾーンだから・・・。
暗くなる前にウナギ屋は閉店。
帰宅の道すがらにあった定食店に入る。サイコロステーキ定食750円ってすごい
なと注文。食べてみたら、
これ本当に牛なのか
というステーキだった。この値段ではしょうがないかと思ったときに、「サイコ
ロステーキ」すなわち牛とは限らないことに気がついた。ちょっとした盲点かも
。それにしても、何の肉だろうか。
帰宅して紅茶を淹れて読書。
『村上春樹 イエローページ3』加藤典洋を読了。
村上春樹の作品を論じる本。
同シリーズの『1』の感想文はヒマここ(なぜか『2』の記録はない、書き忘
れ?)。これはこれで1つの定番というところだろう。
この手の本を読んで理解が深まるということは、あまりない。
少しはあっても、「そんなのコジツケじゃん?」と思わされることが多い。言
うまでもなく春樹の研究本は数が多く、僕は厳選して読んでいる。文庫か新書に
なっていて、ある程度の時間をかけて書かれたと思われるものだけだ。昨年の5
月に『1Q84』が発売され、その2ヵ月後には研究本がいくつか出版された。
だいたいはムック(雑誌と本の中間ような書籍のこと)。そういうのは読まない
。
さて本書は、1997年の『アンダーグラウンド』から2003年の『キャッチャー・
イン・ザ・ライ』までを論じている。
『2』までと異なるのは長編小説以外をとり上げていること。阪神淡路大震災
以降の春樹の作品群を「第二期」として、ドキュメンタリーや翻訳書まで含めて
論考している。個々の論には様々な異論があるし、なるほどと思う部分もある。
キリがないからここでは書かない。1つだけとり上げる。
『スプートニクの恋人』である。
「ここ」のエッセイに書いたように、僕は春樹さんにメールを出している。に
んじん君が出てきてからの最後の2章が気に入りませんでした、みたいな失礼な
ことを書いた。この
にんじん君が主人公のスミレとのカウンターパートになっている
ことは何となくわかっていたけれど、納得していなかった。本書を読むと、そう
か思う部分が多かった。全てが全て肯綮にあたるかって言われれば、そうとも言
えないのだけど。興味のある人はどうぞ。
まだ午後8時である。
この流れでわかるのは、久々に休肝日に挑戦しよう、ということである。飲み
すぎたことではなく、飲みすぎたことで人に迷惑をかけた自分が許せない。猛省
である。今さら過失が取り消せるわけでもないけれど、休肝日って体に良さそうな気もするし。それでは。
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