予備校講師でわるかったな！

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錠を開くカギ

３月３日

  今日から完全に新年度。
  仕事の上で、という意味。新しい読者様をお迎えすることもあるだろうから、気合を入れて書こう。とりあえず、こういったウソから入るのは基本かもしれない。毎日が手抜きの日記です。

  昨晩の将棋の話題から。
  午前１時７分、名人挑戦者は三浦弘行八段に決定。全５局で最後の終局。絵になる決着だった。じりじりと力をつけてきたのだろう。

「三浦、ああＡ級だよね一応は」

という評価が５年くらい続いて、今年も10人中８位でのスタート。羽生名人を打倒するのは難しいかもしれないけれど、じっと我慢を続けた成果が出せるだろうか。

  一方の降級のもう１人は、井上慶太八段。
  昇級したばかりで降級になるのは、順位戦（同星だと順位が上の人が頭ハネ～挑戦者争いをのぞく）の恒例である。Ａ級の壁と順位の壁、これを乗り越えるのが難しく、乗り越えてきたのが三浦である。

  藤井は、危なかった。
  明らかな勝勢から軽く逆転負け。以前の日記に書いた（ヒマここ）「ファンタ」をやらかしたような気がする。しかし、その直後に井上が負けて、何とか残留を決めた。これでＡ級在位は10年連続。さすがは

多角経営の鰻屋はしぶとい

といったところだろうか。よびわる的パクリネタはヒマここ。同業者として（なのか？）見習いたいものです(^_^;)

  ８時起床。
  朝から曇りで昼過ぎから晴れた。このところ天気が悪くて干し物が不調だったからうれしい。特に洗濯物は本当にダメダメだった。２月28日の

不意の泊まり客のおかげで（せいで）、

乾かなくて困っていたのだ。そもそも来客があると洗濯物が増えるし、お泊りだと

パジャマやシーツといった寝具

の洗濯物が莫大になる。しかし、今日の好天でおおむね片付いたか。まだ１週間ほど天候不良のようで、干し物ライフを充実させるのは難しいかも。夕方には早くも曇り空。

  朝刊に「２ちゃんねる」の記事があった。
  引用するために毎日新聞のサイトを徘徊したが、リンクを発見できず。いつも思うが、

紙で読んだユーザーがＰＣで読むには不便

なサイトだ。典型的に時代遅れのサイトと言える。わりに興味深い話題だったが省略。しかし、いまどき日韓問題でもないと思うのだが。

  外出してプール。
  スイミング900Ｍ・ウオーキング150Ｍ。あやうく１キロを超えるところだった。ちょっと調子に乗りすぎた。オーバーワーク禁止。体重は64.25Ｋまで絞れて、開幕前日にふさわしい状態になった。身体範囲のコントロールは、僕の人生における大事な課題の１つだ。かんたんに言えば、

中年太りになんかなってたまるか

という実践のことである。いや、実にそれが大変なんだということは、中年読者諸氏はおわかりでしょう(^^)

  スーパーのデジカメプリントサービスへ。
  先日の旅行の写真の１部を印刷するため。記憶媒体を機械に投入して、自分でサイズや枚数を指定する。ここでお金を入れて印刷かと思ったらそうではなく、

受付レシートをレジに持っていく

形式。レジで電話番号と名前を書かされて、15分後に完成だということ。遅いなあ、古いなあ、昭和かよ。

  スーパーで買い物。
  果物と食パンという日常消耗食品しか買う予定はなかったが、時間をつぶすために他にもモロモロ。保存の利く食品を買って回る。ラッキョウとかコーヒーとかパスタソースとか。レジを通過して袋詰めをすれば18分が過ぎている。計算通り。

  デジカメプリントサービスに戻る。
  レシート記載時間からは５分過ぎている。つまり15分後の約束で20分後である。店員にレシートを渡すと、何かおっしゃる。

「すいません、焼き回し（？だったか、意味不明言語）ができてないので、あと３分待ってもらえますか」

ブチギレ(-_-メ)

「おまえが15分後って言ったんだろうがよッ、いま20分後だろうがよッ、俺の時間を返せ！」

  というのはウソ。
  そんなこったろう、みたいな大らかな気持ち。こんなことで

「俺は客だ」モード突入

している君は、病的なクレーマー。客には店を選ぶ権利があるように、店員を冷笑する手段もあるのだ。

  15分後に完成しないなら、最初から20分後と言って欲しい。
  が、現場の店員にそんな苦情を言っても意味がないだろう。レシートには「15 分後」が印刷される仕組みになっていて、たぶん店員は

その待ち時間設定を変える方法を知らされていない

のが実情とみる。

  守れない納期は無意味だ。
  15分でできないならば、20分でできると謳えばいいのだが、世間はそういうものではない。５分遅れて、お客様に頭を下げるのが仕事なのである。よく、大人が

「世の中、仕事ってのは厳しいんだ」

としたり顔に言うけれど、きっとウソだ。仕事なんて、適当にやっておけば良いのが世間。これから僕も、80分授業で20分くらい延長して、

「すいません、予定してた内容を消化できなかったんで」

と謝ることにしよう。まさにプロ中のプロの仕事、きっと許してもらえるだろう。良かった良かった（我ながらイヤミな人間だとは思う）。

  授業準備。
  市進の３月ぶんは終了。今すぐにでも校舎に向える状態。大まかな授業のイメージもできたので、あとは生徒様の様子を見て調整するだけ。ワセヨビぶんはまだ全体を見ている段階で、

具体的な内容に踏み込んで

いくのは、金曜日あたりだろう。土曜日にはイメージが涌いて完成するはず。

  押してダメなら引いてみろ、というコトワザがある。
  格言かな。単なる言い回しかも（川柳ではないはず）。何かの目的を達成するには、いくつかの手段を試してみろ、という説教である。たぶん、

（ドアを開けるときに）押してダメなら・・・

という比喩なんだろう。

  え、それだけか、と僕は思う。
  ドアを開けるときに、ハンドルを右に回して開けようとしているのかもしれない。右に回して押し、同じく引き、次に左に回して押し、同じく引いてみる、と４つの手段があるはず。ここで、

「まさか。回転させるものは右回りが原則だ」

なんてスルドイことを言う人は、工学系思考が得意なんだろう。そりゃそうだけど。

  もっとあるのではないか。
  ドアノブに錠がおりているなら、カギを探すべきだ。そもそも、部屋に入ることが目的だ。だから、ドアを壊しても良い（大家さんに叱られるが）。その部屋にはドアがもう１つあるかもしれない。壁を壊すのもあり。テレポーテーションは考えてみたか？　もっと言えば、

その部屋に入る必要は、実はないかもしれない

と考えてみただろうか。

  以上の話は、とうぜんながら、それ自体が比喩だ。
  何をたとえているのか、わかる必要はない。書き手の僕と、読み手のあなたが考える・想像することは別のモノだから。ただ、

「なんかドアの話をしているな」

と感じるだけでは、思考停止状態だ、と覚えておく必要はある。偉そうだが。この日記には、こういった隠れ構造がたくさん入っている。

  夕飯のメインは、ええと日曜日の残飯整理。
  いつまで続くのかと読者様が心配し始めた今日で終わった。昨日の「マーボー豆腐の素で炒めた豚挽き肉」の残りは、エリンギと一緒に炒めて小ネギを散らして食べた。たぶん中華だろう、という判断。

  さて、明日が新年度の開幕日だ。
  準備は整っているし、健康状態も良好。良い船出になれば良いと思う。長くダラダラとした休暇の日々もこれまで、明日から日記も短くなるだろう。などと書くと、

「そうか、明日から信原のボケナスも忙しいのだな」

と思う読者様もいるはず。いや、とりあえず３月は週休３日なんですけど・・・ (^_^;)

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