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たのしいことを、たくさんしたい |
3月20日 |
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8時過ぎ起床。
昨晩帰宅してから2度飲みしたのは、まだ腹が空いていたのと、一昨日の料理
の残りがあったため。酔いも不十分な気がしたものの、飲みなおしてすぐに
「けっこう酔ってるな」
と気がついた。店では生ビール2杯・焼酎のお湯割り3合、家では日本酒1合弱
だから、呑み過ぎだ。あの状態でよく日記のアップができたな、と感心しきり。
幸いなことに二日酔いはなく、とりあえず朝風呂。
昨晩の話題を書き足しておく。メンツは僕(A型)と某講師(O型)と某カン
フェリー(B型)。飲み代(のみしろ)は5,000円。旨かったが少し高かったとい
う印象。それはいいとして、タクシーでの帰宅は良くなかった。新居に移ってか
ら千葉で飲んだことはなく、時間を読んでいなかった。
というのはウソ。
3人でいちばん終電が早いのは僕で、だいたいの終電時刻は知っていた。ただ
、話が盛り上がっていたこともあれば、某カンフェリーと同席するのが初めてだ
ったこともあり、敢えて中座をしなかった。こういうとき、
前もって自分の終電時刻を告知しておけば、
気兼ねなく先に帰る。それぞれが自分の時間を持ち寄って呑むのだから、当然だ
と考える。
話題は多岐におよんだ。
血液型による性格診断なんてシロモノを真面目に信じる気はないが(『自分型説明書』とか利口もいいかげんにしろ)、A・O・B型の3人では意見の一致
がほとんど見られない。意見があう呑みは楽しい一方で、意見があわない呑みも
面白いものだ。
たとえば、自分の部屋の話。
3人とも独身経験が長いので、自分の流儀がある。この流れだと、必ず僕が几
帳面すぎるという話になる。プライバシーの保護のために発言者は隠す。想像し
てください。
・とつぜん女子が来ても何も困らないけど、来ないけど
・服は脱いだら脱ぎ捨てる。へ、ハンガーって何?
・キッチンの流し? その晩に洗うんですか?
あまり人のことは笑っていられない。
こう書いてみて気がついたのは、僕もトイレ掃除を6日間くらいやらないとき
があること。ぬかっている。いちばん使う場所、とくに水場はいちばん掃除しなければならないが、なかなかキッチリとはできないもの。若い婦女子のピンポンには常に備え
たい。
観葉植物を冬眠から起こすことにした。
サンセベリアというもの。トラノオという和名(俗称?)もある。去年は3月24日だった。そうか、今年で7年目になるのかと左記の過去日記を読んで確認。
昨年、
株分けして人にプレゼントする作業
は順調に進んで、今まで3人に差し上げている。我が家に残っている鉢は3つで
、今年も株分けして、最低でも4鉢うまくいけば5鉢にするつもり。何かを作る、何かを育てるのはいいぞ。
スーパーに行こうと外出したら、俺のあおい号がない。
そうか、タクシー帰りで駅に放置してきたのか。とぼとぼ歩く。あおい、元気
でいてくれよな。待ってろよ、いま、迎えに行くから。
で、思い出した。
これも昨日の呑みの話題。以下は僕の発言ではない。
>アースの宮崎あおい、可愛いじゃないですか。で、あれって何のコマーシャル
なんですか?
>『♪ヒマラヤほどの、消しゴム1つ〜』、ちょう下手ウマでカワユスw
おっさんは歌わなくてよい(-_-メ)
このCFの話は3月14日に書いたばかりだ。やっぱりそうなのか、僕もあのC
Fを見て「何を宣伝しているのだ?」と思ったのだ。僕たちのような初期中年に
訴求しても意味がないから、わかる人にだけわかるように作っているんだろう。
あの洋服は20代女子が買うものなの?
あおい号は無事に回収。
今日は朝からよく晴れて、南風が強かった。布団が干せないくらいの強風。マ
ンション暮らしは快適だけど、バルコニーの風が地上より強いのが欠点だ。洗濯
物はよく乾いた。まずまずの暖かさ。
今日は用事も予定もなし。
またまた昨日の話題に戻る。休日にやる趣味は何ですかと質問されたが(お見
合いみたいだ)、答えは「特になし」だ。なるほど、銀玉はよくやっているかも
しれないが、
「今日は休日だから銀玉を打とう」
とは思わない。現に、今日も打ちに行く時間はあったが釘の厳しい土曜日なので
行かなかった。趣味としては押しが弱い印象だ。
他には何があるだろう。
読書もHPの作業(日記やエッセイ書きだ)も間違いなく好きだが、これも休
日以外だってできるし、していることだ。鉄道旅行ないし鉄道も好きだが、いつ
も行けるわけもない。だから、個人的な回答としては、
「趣味はないけど好きなことはたくさんある」
というのが正鵠を射ることになる。
今日はアイロンがけも楽しんだ。
上に書いたことを思い出してトイレ掃除も。夕方に2時間くらい昼寝をした。
仕事はしなかった。ヒミツの花園は1時間。本はたくさん読んだ。
『死ぬ前に決めておくこと』松島如戒を読了。
死後の自分をどう処理するかを具体的に語る本。
生前契約の紹介が中心で、一読の価値はあるだろう。
死んだあとの自分をどう処理するか?
さあ、知らないと答えたいのが本音だろう。今までの社会ならば、子や親戚が
処理してくれるだろうけど、これからはそうもいかない人が増えるだろう。僕な
んかも例にもれず、今はともかく、30年後に死ねば
誰が僕の遺体を処理してくれるのか
心配になる。そんなことどうでもいい、という人はこの感想文をパスしよう。
薄々わかっていたこととはいえ、人が物理的に消えるのはおおごとである。
上記のような遺体の問題もあるし、家や家具といった人に付随するものもある
し、もちろん遺骨もあるし、それには墓がついてくるし、人自身にまつわる人間
関係や遺産もある。ある肉体に死が訪れてから、
その人が社会から消えてしまうまで
の道のりは長い。メモリアルという観点からも、その人が(かつて)生きていた
証をどこにどのように残すか、といった問題もある。そういう、いわば具体的な
死後問題をくわしく論じたのが本書である。
結論になるのは、生前契約。
自分が死ぬ前に、自分が死んでからどうしてもらうのかを決めておくシステム
だ。著者がかかわる「りすシステム」の具体的な紹介などもあって、まあ多少は宣伝臭もしなくはないけれど、なるほどという内容である。遺書は公正証書のかたちを取るのがいいのか、とか。
だからといって、今すぐに生前契約を結ぶのかという問題は残る。
死は、本当に直前まで来ているかもしれないのに、
それを準備する具体的な行動に移れない
(そしてそのまま死ぬ)のが人間なのかも、たとえば僕なのかもと思わされた。
この手の本は数多く出ているので、参考文献的に読む方法もあるかも。
夕飯は様々に。
スモークサーモンの安い切り落としと水菜とレタスでサラダ。高野豆腐の煮付
け。エシャロットを酢味噌で。市販のモズク酢、キムチ、納豆。茹でたソラマメ
は石垣島産の塩で。豆腐と厚揚げとネギの煮物。自家製ナメタケと大根オロシ。
自家製セロリの漬物。ゆで卵のしょう油漬け。自家栽培のカブはラッキョウ汁漬
け。
「どんだけ食べるんだ、お主は?」
いや、イメージよりも量的にはけっこう少ないよ(^_^;)
日記を書く前に、ざっと洗い物を済ませる。
家事の第1原則は「流しの中にある食器を洗うこと」と書いたのは村上春樹だ
。そう、家事はすべてそこから始まる。
汚れたキッチンから創造は生まれない。
家事はつまるところ、タスクでありながら創造だ。なぜ、この考え方が普及しな
いのか、なぜ僕のところに嫁が来ないのか、真剣に考えている。うん、それでも
、たのしいことをたくさんしよう。
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