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生きにくい・・・私は毒舌病。 |
6月7日 |
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5時起床。
この数日は目覚まし時計に呼ばれて目覚めている。少しずつ睡眠不足になって
いるのかもしれない、気をつけよう。しかし8時間近く眠れた。
ウナギの花園へ出勤。
退勤。少し雲は出たが今日も夏日。そろそろ梅雨が近いので、奥様方は有効に使ったのではないか。次は木曜と金曜に晴れるそうです。その後は、梅雨だろうね。
地元に戻って昼食は中華。
白身魚フライの野菜あんかけは美味だった。サラダまで別オーダーして食べた
。暑い日は消耗するからね、食べなければ。帰宅してシャワーを浴び、着替えて
出勤。今度はワセヨビです。ここで月曜日恒例の読書感想文。
『生きにくい・・・私は哲学病。』中島義道を読了。
哲学に関する真摯なエッセイ集。
書き散らしたものを寄せ集めた本なので、やや話の重複が多い。
と要約してみたものの、この著者の場合は本書に限らず、どの本をとっても同
じことが書かれている。
どうせ死んでしまうから何もかもが虚しい、ということである。したがって感
想文でも僕は同じようなことを書いているので、興味のある人は「ここ」や「ここ」の日記をどうぞ。
ところで、中島が気にかけてやまない物事の1つに、時間意識がある。
時間とはいったい何なのか、という問題である。過去は消えてしまったし、未
来はまだ到着していないし、じゃあ今はここにあるかというと、もちろんない。
時間とはどこにも存在しないのに、存在していることになっている。
時間がほぼ世界共通の単位(時・分・秒)で表現されるには、様々な事情があ
るのだろう。
それだけ人間にとって大事なものだというのが文系的発想なら、12進法は約数
が多いから便利だというのは理系的発想かも。これはいずれもよく理解できる話
なのだけど、時間ってどこにもないじゃないか、という疑問は晴れない。僕が中
島の著書に魅力を覚えるのは、
僕が同じく時間意識に対して疑問を覚えている
からなのかもしれない。昔からの「よびわる」読者なら、僕が何度も時間のこと
に言及していることを知っているだろう。時間って何ですか? こんなことを公
言しているから、生きにくくなるのだ。
ワセヨビ終了。
浪人生のクラスで、並べ替え問題を扱った。生徒様に
「この選択肢から並べ替えを始めたい」と言わせて、
そこから解説していく方法だ。並べ替え問題の場合は、よほど特徴のない選択肢でない限り、どこから始めても正解に至る。ま、それはいいとして。
当然のように、生徒様はどこかで詰まる。
残った選択肢のどれに手をつければ良いか決められないのだ。指名ルールは
>それから始めるといった以上は、その理由があるはずだから、答えた者が責任を取って理由を答えよ
というものだから(鬼講師だね、オレw)、どうしたものだか、と途方にくれるのだ。そこで・・・。
「お前ら、一の矢が折れたらそれで諦めるのか。二の矢、三の矢を放たなきゃしょうがないだろ。『一の矢で勝てなかった、あたしもうダメ・・・』ってわけにいくのかよ。なんかエッチだな。じゃなくて、次の矢を打つんだよ、たとえダメでも、もう最初の矢は折れたんだから」
生徒様、「はぁ」みたいな顔で聞いている。
「日本のサッカーかよ。いやいやシュート打って、弾かれて、まだボール生きてんのに、『えっとぉ、っていうかぁ、今の外れちゃったしぃ』とか言ってネチネチとボール回してんだろあいつら。だったら次のシュートを打てよ次のをシュートを。見てたってゴールできねんだって」
生徒様、「なんかあったのか」みたいな顔で聞いている。
「この前の練習試合だか親善試合だか見たかお前ら。なんか、日本の選手オウンゴールしまくりだろ。相手がパンパカパンパカってシュート打ってくるからああなるんだよ。まぁ、ひとり『戦犯かお前は、それともグルなのか?』ってのいたけどな。結果だからしょうがないけどな」
生徒様、「どこまで脱線するのか」みたいな顔で聞いている。
「そもそも、目標がベスト4入りとか、身の程知らずもいいかげんにしろ。ふつうに考えて、予選敗退だろ。シュート打たないんだからさ。だから目標がベスト4ってありえないだろ、予選突破で充分だろ。世間つうーか、メディアもあおり過ぎなんだよ」
生徒様、「この雑談はどこまで続くのか」みたいな顔で聞いている。
「違うかお前ら。偏差値40の奴が『目標は早稲田デスッ!』とか力んだって、現実はがんばって日東駒専レベル突破が第1目標だろうが。そりゃ、目標が高いことはいいけどな。まず日東駒専レベルを超えてから次の目標を口にすりゃいいんだ」
生徒様、「この暴走はどこまで続くのか」みたいな顔で聞いている。
「だいたいだ、日本国民こぞってサッカー観戦って異常じゃないのか。オレなんか、いつ試合があるのか知らんぞ。気づいて、気が向いて、時間があったら観るけどな(なんだ観るんじゃないか)。玉蹴りだろ、タマ蹴り。日本は娯楽がサッカーしかないような×××じゃないんだからさ。というわけで、だ」
生徒様、「この毒舌もやっと終わるのか」みたいな顔で聞いている。
「日本の目標は、予選突破。君たちの目標は、日東駒専、じゃなかった(信原お前卒業リンチだからな)、さっさと二の矢を放つことだ。いいか、見てたって点数は入らないんだからな!」
以上、実際はもう少し短くて柔らかい説教だった。
当たり前だろう。8割くらいは実話だが。帰宅途中に松屋で牛丼・野菜セットは値引き期間で390円。味噌汁と卵までついてこの値段ってどうよ。日記を書きながらポンジュースを2杯飲んだ。月曜日は休肝日。おやすみ!
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