予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

秋の始まりは失敗の連続 9月23日
  7時前起床、よく眠れた。
 涼しい朝で、やっと秋ですなと思う。家事を済ませてから朝風呂。秋は抜け毛の季節でもありますな。ただでさえ「乏しく」なっていく年齢だというのに、

神はどこまで非情なのか

と思うくらい抜けていく。排水溝の掃除の頻度が上がってしょうがない。やだなあ、ハゲるの。朝食の果物はこの秋はじめての巨峰。祭日(秋分の日)なのでウナギの花園は休み。朝にゆっくりできるのはありがたい。


 昨日の続きでバルコニーの掃除。
 L字型をしていて、南向きの箇所だけ出入りしている。ふだんは西側には立ち入らない。今日 ひさびさに西側に行ってみたら、セミの死骸が落ちていた。どんだけ行ってなかったのか、と自分でも呆れた。ここで

そんなに広いバルコニーなんてアリか?

と思った人もいるはず。部屋の面積の30%くらいの広さで、うちに来た人はみんな驚く。奥行き は2メートルくらいだから、一人用テントを張るのはちょっと厳しいかも。固定資産税もかから ないし、管理の手間があるわけでもない。


 このままノンビリとした午前中を、とはならず。
 シャワーを浴びずに出勤。半袖Yシャツとスラックス姿でちょうど良い。汗をかかずに出勤できるなんて、いつ以来だろう。お仕事はウナギ屋も多角経営。かわらないテトリス人生の続きというわけ。

 お昼過ぎに終了。
 昼食はホイコーロー。ここで初めて「あ、世間様は3連休なのか」と気がついた。なんとなく人々が浮ついているように見える。カタギの皆さんは休みが多くていいですねえと嫉妬。外はあいまいな曇り。北風が入って気温は低く、せいぜい25℃くらいか。平年並みなんだろう。


 ここで20日付け日記の訂正。
 久留米城じゃなくて久留里城だった。久留米は九州のどこかだろう。読者様からのご指摘、感謝。この手の固有名詞のマチガイには気をつけているけれど、いかんせん

独りでチェックしているので限界

がある。申し訳ないけれど、この1年半は忙しすぎるというのもある。できる限り注意したい。

 午後は授業準備の確認。
 Fクラスはちょっと本気でやらねばいけない。英語が読めて直訳ができればわかるだろ、というのはMARCHまでのレベルで、

直訳はよくわからんが英語が読めて意味がわかる

のが早慶上智のレベルってことだろうか。思いきった言い方をすれば、英語の授業をするだけで良いのはQクラスまでだ。大いに誤解を招きそうなことを書いてみた。昼寝を20分、シャワーを浴び・・・て出勤!


 市進千葉校での仕事ぶりはチグハグ。
 あらゆることがうまく運ばず、ウンザリした。本職のうち、とりわけ今日金曜日は

「自分の商品価値が最も高い日」

だと思っている。高い時給を貰うだけの価値がある仕事を提供している、という自負を持てる曜日である。業界的にレアとまではいかないにしても、速読ゼミ→Fクラスをテクニカルな意味でこなせる人なんて、そんなにいないだろうと思っている。

 が、今日はきわめてダメダメ。
 たとえば、予鈴を聞き損ねて講師室を出るのが遅くなる。これは僕の責任。講師室を出ると、エレベータは来ない。授業開始前後に、生徒様はエレベータ使用禁止にするってそんな難しいことなのか。授業開始が遅れて、

いちばん損をするのはお客様=生徒様

であると、なぜ周知しないんだろう。これがお客様第1主義ってやつでつかね。


 教室に行くと。
 いろいろあって今日が初出席の生徒様が、授業範囲のテキストコピー忘れ。よくあることだし、ミスは責めない主義なので問題はない。しかし授業のテンポは確実に落ちる。別の生徒様が遅刻で入室してきたかと思ったら(遅刻には事情があるので、これも責める気はない)、

>筆記用具忘れたんで(受付に)借りてきます

とのこと。お前ら、俺のペースを乱そうとして何かたくらんでいるのか、と思う。

 で、僕も僕だ。
 速読ゼミでは易しい長文をくどくど解説してしまい、難しいほうの長文は時間が足りなくて説明が中途半端になり、挙句に3分の延長。バカ丸出し。俺、死んで良し。スッと流れに入っていく阻害要因があったとはいえ、ポイントの置き方があるべき姿と逆になってしまった。

 Fクラスで何とか取り戻そうとする。
 テキスト量に余裕があった(要するに量が少ない)こともあり、授業のペースを落としてリズムを作ることに専念。よし、ちょっとでも改善したと思ったら、授業で使う演習プリントで

先週使ったものを再配布してしまった

ことに気がついた。なんで配る前に気がつかないんだ俺。速読ゼミから連続受講の生徒様が

>おい、今日の信原のタコは何をやっとんだ

という目で僕を睨んでいた。もうホント、今日の僕は全部親指でした。今の表現が通じない受験生は、この時期ではかなり危険かと・・・。


 逃げだすように校舎を出た。
 祭日と関係あるのか不明だが、同僚講師諸氏も授業後7分で全員いなくなっていた。なんだかひどい1日になってしまったなと帰宅し、風呂と洗濯。とくべつな夕飯は用意していないので、軽くビールでも呑んで日記を書こうと思う。

 ツマミはしょぼいもの。
 自家製イクラのしょう油漬け、納豆、炙った油揚げにネギを添えて、わさび漬け、キムチ、チーズ。ビールを楽しむつもりだったがあまりに寒く、予定変更でヌル燗をつける。この秋初めてのヌル燗だ。

 長野県の『井の頭 純米』。
 2年寝かせておいた話は9月18日に書いた。結果は、たいへん旨かった。やはり正確な記憶はないのだけど、まろやかかつ甘くなったことは確信できる。僕は甘めの日本酒が好きなので嬉しい。これからは

数年後に備えて酒の買いだめ

をしておかねばなるまい。いろいろ不調だったにせよ、1日の最後を締めるお酒が美味しかったのは大きな救いだ。いやぁ、実に秋ですね。
diary 日記  
これまでの日記はコチラ