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日記は僕の『ヘブンズ・ドア』 |
10月30日 |
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8時前起床。
睡眠はとりあえず充足。早起きに慣れているので寝坊した感じもする(消灯は午後11時半)。日曜日なのに処理するべきモノゴトが多くてイヤになる。そしてもちろん、
イヤになっても何も片付かない
から処理するばかりだ。ちょっとため息は出ちゃうけれど。
昨日の書類書きの残りはすぐに終わった。
書類の不備もいろいろ。これは市進のせいなのか知らないが、「控除を受けるための書類(正式名称はもう忘れた)」が一緒になっていない。
>必要なやつは請求しろ
とか書いてあるけど、一昨日渡されて次の出講日に提出って流れですよね。いつ請求しろというのか、当日なのか。講師室で住宅ローンの残高の数字とか書けってか。初めから一緒にしておけばいいのに(不要な人はそのまま返せば良い)。
あともう1つ、気になること。
こういうデリケートな書類が、
封筒にも入れられずに講師室の机の上に投げ出し
されていたこと。どういう神経なんだろう? じかに見えなくたって、住所・年齢・扶養親族の名前みたいな
超プライベートな情報が印刷済みの書類
なんですけどね。
だってね。
悪意のある誰かが書類をパクる可能性って考えないのかな。講師室は生徒様の出入りが自由だし、実際に市進学院のスタッフがその机の上で何かの作業をしていた。
住所なんか生徒様に見られていいもんですか?
企業として、個人情報を取り扱う能力に欠けているんじゃないのか。まさか、経費節約で封筒をケチってるんですかね。
猛然と授業準備。
新作プリント3枚をここで仕上げてしまおうと踏ん張る。プリントのほとんどは前年度を踏襲するものだけど、この3枚に限っては毎年100%の新作にしている。手を抜けるところは抜くぶん(抜いているわけだなw)、
手入れするなら徹底的に手入れする
ことも必要だ。ただ、こうして仕事ばかりしていると、日記に書くことがなくなって困る。
他の話題を挟もう。
TV将棋は丸山九段と島九段。おぉ、僕の好きな島朗(しま・あきら)先生ではないか。2回戦にしては豪華な組み合わせだ。と思っていたら、過去の対戦成績は
丸山の16勝0敗
でたまげた。得手不得手はあるものだけど、これくらい上位者でここまで偏るのは珍しい。仕事をしながら「島先生、何とかしてください」と祈ったけれど、あっさり丸山の勝ち。ダメじゃん。
ウナギ関係の勉強も。
すでに2年目で慣れたとはいえ、本業に比べればまだまだ素人さんの領域。あらゆる「新入社員」と同様に、給料とは関係のない部分で自習しなければいけないことがある。やはり本業の話には関係ないからその内容を書くわけにもいかず、別の話題を挟もう。
お昼過ぎにスーパーへ。
朝から曇りで夜には雨。平年並みの気温だろうか、ジーンズとトレーナーでちょうど良い。日曜日らしく持ち帰りの安い寿司を昼食に選んだ。
午後には昼寝。
予想通り2時間近くイってしまったが、おかげで眠り猿の退治は完了した。少しくらいは休日らしいことをしようと本を読み、読書感想文を書いた。
『ジョジョの奇妙な冒険 PART4 ダイヤモンドは砕けない』荒木飛呂彦を読了。
これが20世紀最後のジョジョだろうか。
これまでのシリーズでもっとも笑いの要素が多く、ややシリアスさに欠けるが面白さに変わりはない。
このシリーズはPART2だけ未読。
「1」はここ、「3」はここに感想文あり。本シリーズになるとジョジョも定番系人気マンガになったためか、上記のようにギャグが非常に多くなる。僕は「1」だけをリアルタイムで(つまり連載当時に)読んだから、
「おいおい、ジョジョがギャグになってどうすんだよ?」
と思う箇所が多かった。「1」は高貴な精神の具現者ジョナサンと、邪悪な精神を司るディオとの死闘だったから、なおさらそう思う。
されどもちろん、これはこれで面白い。
とくに、
マンガ家・岸辺露伴先生の変態キャラ
は最高である。使用スタンド『ヘブンズ・ドア』は敵を本に化けさせて人生の歴史を読みとるというもの。ノゾキの発想である。主人公以上に「ジョジョ立ち」のポーズが多く、構図と絵の美しさが光るのも良い。かの有名な「だが、断る」の1コマは必見。
主役は4代目ジョジョの東方仗助(じょうすけ)。
これで「ジョジョ」ってのは無理がある。ま、それはいいとして、今作も引き続き背後霊的存在の「スタンド」バトルが展開される。何と言ってもこのバトルの面白さは
それぞれのスタンドの得手・不得手をどう克服するか
というトリックである。絶対的な必殺技はいっさい出てこないので、筋を丁寧に読まないと楽しめない。この筋の複雑さを緩和するためにギャグの要素が増えたのかな、と推察。おすすめのマンガです。
夕方に仕事の電話。
メールも1本。シャワーを浴びつつ風呂掃除。かなり疲れる1日だったが、昼寝のおかげで元気になった。こうなればあとはお楽しみの夕飯と酒である。そのくらいの楽しみはあっていい。
メインは生鮭の西京味噌漬け焼き。
サブは市販キムチにサッと茹でた白菜をからめたもの(ごま油とゴマを追加)。ナスと自家製大葉の浅漬け。レタスと水菜と玉ねぎのサラダ。ハンペンチーズは作るのが簡単。納豆。自家製ピクルスは日持ちして良い。行動量が少なかったので、わりに控えめ。
日曜日は早くも終わり。
このところ絶対的な時間が足りなくて、このような「自宅勤務」に近い日曜日が続いている。レジャーとか論外(と言っても銀玉くらいだがw)という日々である。体力を維持するのが精いっぱいで、精神的にはあまり良い状況ではない。でも、
日記=文章を書くという楽しみ
が毎日あるのは幸いなことだ。日記は心のヘブンズ・ドア。見せる部分は限定されているけれど、それでも楽しい行為の1つだ。え、露出狂?
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