予備校講師でわるかったな!





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メリクリ! 12月25日
  無事に今年もクリスマスを迎えたクリスチャンの私である(ウソ)。

  昨日は3時過ぎに眠りに落ち、やはり6時間ちょっとの睡眠で起床してお昼近くから後 始末。明日からの授業に備える以前に、やるべきことがたくさんある。まあそれでも、1 4日ぶりの休日であることには変わりがない。倉木麻衣のWinter Bellsというクリスマス ソングを20回くらい聴く。メリークリスマス!

  肩と首と腰の調子が悪く整体へ。あまりにひどいので老師からの提案でいつもの倍の2 時間のマッサージをしてもらう。
  明日から宿泊なので冷蔵庫の食材を整理する夕飯。何をしたということもなく時間は過 ぎていく。


  ところで、メリーって実はMary(本当はメアリーと発音)のことだって知ってました?
  18世紀後半の話ですが、フィンランドだかデンマークだかに、アメリカ移民のMaryと いう女性がいました。彼女は移民であるがゆえに生活に苦労していたそうです。のちの2 0世紀後半のアイルランド移民と同じく、本当は望郷の思いにかられながら異国で生計を 立てていた。
  北欧のクリスマス礼賛(らいさん=ほめたたえること)の文化の中で、自分がしょせん は移民=ストレンジャーであることを彼女は自覚する。本当の意味で自分が祝祭の中に入 っていくことができないことを自覚する。彼女はクリスマスという、言わば異教徒(では ないけど)の祝祭に素直に参加できないのだ。
  しかしあるクリスマスのイブに、帰宅途中(パン屋? に勤務していた)に思いがけな い英語を彼女は耳にする。それはMary自身に呼びかける隣人の声であった。当時の北欧で はアメリカ移民はまれな存在であり、彼女が孤独にこの日を迎えていることをその隣人は 知っていたのだ。

I wish Mary a merry Christmas!

  そう、それは一つの言葉遊びだったのだ。

  ・・・というのは全部ウソ。20分も考えて読者を減らす愚行に及ぶ仏教徒 の私である(ウソ)。


追記:エッセイ85「予備校講師の実情その11」、
86「予備校講師の実情その12」 、
87「disappearance」をアップしました。
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