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たまにはしっとりと |
4月27日 |
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9時起床。
部屋の床がボコボコするのでカーペットをめくってみたら、床板のあちこちが
抜け落ちかけていて、あれまどうしよう・・・という夢だった。10時間くらい寝
てしまった。晴のち曇、布団干し。交通標語みたいだ。
朝食に昨日買った「とち餅」を食べる。
親に「これは自分にとって懐かしい食べ物で、おいしいから食べなさい」とさ
れたもの。「とち」というのは木の実らしい。草餅にヨモギが使われるように、
とち餅にはトチが使われるそうだ。僕は「とち餅」の存在すら知らなかった。
クセがあって、あんまり旨くなかった。古い時代の食べ物なんだろう。いつの
日かこういう食べ物はなくなってしまうんだろうか。
税金の督促状が来ていた。
毎年思うのだが、確定申告は申告した時点で自分で税金を納めなければいけな
いらしい。確定申告書のどこにそう書かれているのかまったくわからない。申告
すると「間違ってまっせ」と言われることもあるから、申告したまま放置してお
く習慣がついてしまった。納めるつもりはあるんだけど。
東京×菱UFJ銀行へ。
給料日直後で混雑しているから行きたくないのだが、督促されて放置も何だし
な。案の定、混雑している。先日のようにペイジーというシステム(ヒマな人は
ここの過去日記を参照)でATM振り込めができるだろうと思ったらできない。
行員を呼び出して質問する。
すると「この銀行ではできない」とのこと。
なんでだろう。先日、みずほ銀行ではできたのに。そのようなことを申し述べ
ても「できないと言ったらできない」の一点張り。まあそれはそうか。窓口に並
び直し。
みずほだけ特別なのだろうか。この銀行は僕との相性が良くないみたいだ。×和銀行時代も、U×J銀行時代も、今も同じ。いつもサービスが悪くてイライラさせられる。
スーパーの買い物をすませて帰宅。
HPのエッセイ書き。もりもり書ける。その足で掲示板の返事。「自分に対し
て理解を深めるために先生は普段何か特別なことをしていますか?」という質問
を頂いたため。むずかしい。掲示板とは違う角度でちょっと書いておこう。
「良い質問には、いつも答えがない」という。
根源的な質問には解答が用意されないためだ。だからと言って、回答を「それ
を考えるのが人生というものです」としては面白くならない。実に正論だからだ
。正論は相手に同意することを強要するもので、広がりを書くという欠点から逃
れられない。戦争は絶対悪です、とか。
ときどき考えることがある。
自分とは何者なんだろうと。そういうときには日常の雑事にかまけることが多
い。あるいは、今こうして日記を書いているように、文章を書くようだ。書きた
いことを書くのが文章である。また同時に読者が読みたいようなことを書きたく
なるのも文章を書く効用だ(書けないのも現実だ)。
もりもり書けるときは、自分を吐き出している感覚がある。
そこに吐き出したものが下らないものであれば、つまり下らないのが自分であ
るということだ。だから、今日アップするエッセイを読んだ人が「くだらねー、
これが信原の存在か」と思ったら、それは実に正解なのだ。あくまで、僕の場合
はということであるけれど。本当に下らないのでビックリしないように。回答こ
こまで。
遅い午後はノンキに読書。
『東京少女歳時記』酒井順子を読了。
雑誌『オリーブ』に連載されたエッセイ集。1990年ごろの連載。
まだ著者は専業エッセイストではなく、会社員をしながらこの連載を持ってい
たようだ。以前の日記にも書いたように、「このころはまだサカイ(の文章)も
ウブかったんだなあ」という感じ。「私も30歳になったら家庭を持って・・・」
などと出てくるのがオカシイといえば可笑しい。
改めて読むようなレベルではないし、絶版にこそなっていないけれど見つけや
すい本でもないだろう。酒井順子を研究する人は読んでみてください。あ、別に
僕が研究しているわけではないです。気に入った著者の作品を全読破したがると
いうヘンタイ趣味があるので。
プールは650メートルで逃亡。
懸案の体重は65.4キロ。あれほど大言壮語しておきながら、ダイエットは失敗
に終わったわけだ。あきまへん。筋肉もついてきたことだし、いっそのこと理想
体重を65キロということにしてしまいたい。でもそうやって甘やかすと腹が出てくる
からなあ。
加齢するのは事実だからいいとして、「おっさんだけど若いなあ」と思われる
のが目標。思われたこともないだろうし、言われたこともないのがちょっとね。次の目標は5月12日までに65キロを切ること。少し厳しい目標。
市川校へ。
講師やスタッフと2つの密談。ここには絶対に書けないネタ。どちらも非常に
笑えただけに惜しいが。
授業で多少の問題があった。
その生徒様2名についてスタッフに報告。こういうやり方は好きではないが、
「授業中に生徒様を注意し申しあげるな」というお達しが出ているからだ。どう
いう事情でどういうことだったのか全て説明する。授業では、つまり生徒様には
「つまりそういう態度で授業を受けても意味がないんだよね」と話すだけに留め
た。
大人になったというか、チョーク投げの1つもできなくて情けないというか。
態度の悪い生徒様がいた場合、その場で注意するのが最も効果があるはずだ。
その場にいなかった人(具体的にはカンフェリーだ)にあとになってから注意
されたところで、行動が改善されるはずもない。いや、改善される場合もあるか
もしれないが、可能性は限りなく低い。その理由が、先日言及した「時間と場所
の共有」ということの大切さである。
現に、先週の今日の日記でキレていた某講師。
授業中睡眠学習実行に関して、カンフェリー経由で注意してもらったという。
しかし、その生徒様の態度は何も改善されていなかったとか。つまり注意たる行
為を、その場にいた講師からその場にいたカンフェリーにトスしても、効果が出
ていない。何も改善されないわけだ。
どうしたものだろう。だからと言って、たとえば僕が明日からチョーク投げな
どの快挙、じゃないやじゃないや、暴挙に出るつもりはないのだが。
授業後に卒業生♀2人。
1人は僕の知らない人で、もう1人はつい3週間前くらいに合否報告に来てく
れた人だ。何だねおいと質問すれば、僕と写メしたい(←という表現でいいのか
な?)ということ。いくら地元民とはいえ、暇なやつだなあ。あるいは、僕の顔
が良すぎるゆえのやむない行動かもしれない。写真を撮ってもらうためにお友だ
ちに同伴してもらったとか。
恒例行事として肩に両手を回そうとすると、
「ひィィぃー! やめて下さい\(゜ロ\)(/ロ゜)/」
だとか。
何だかな、特にこの顔文字。やむを得ず腕を組んで記念撮影。これは彼女の希
望。肩に両手のほうが画像的には面白いような気がするんだけどね。逆でもいい
のだが。
帰宅して夕飯。
良い魚がなかったので、「ホタテ蒸し」なぞ食べる。決して悪くはないが、ホ
タテの旨さは刺身→焼き→干し→蒸しの順番だろうな。賞味期限の切れたクリー
ムチーズで赤ワイン。明日が終われば連休に入る。わりにしっとりとした日記。
追記:エッセイ251「エリーゼとベトベン」をアップしました。
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