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通は遠いよ 9月20日


  9時半起床、晴れ。
  おお久しぶりの布団干し日和じゃないかと飛び起きて、洗濯物と一緒に干す。 朝食は珍しく白いご飯。昨日のものが残っていたため。おかずはトロロ昆布やイ クラのしょう油漬けなど。

  11時前から外出。
  まずは自転車ドライブを20分。特筆事項はないままに、見つけた駅で電車に乗 り某所へ移動。

  久しぶりに書店へ。
  といっても2週間ぶりくらいかな。平日の昼間の書店は空いていて快適。充分 に吟味して文庫本1冊。よしよしと移動。今度はCD屋さんへ。これも同じく久 しぶりにCDを買いたいのだ。探しているのはラフマニノフ。

  どれどれ。
  ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(演奏はリヒテル→ヒマここ感想文)が気 に入ってきたので、同じくピアノ協奏曲を探す。ほとんどはピアノ協奏曲第2番 とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の組み合わせ。なんでだろう。という のはリアルタイムの感想で、この日記を書いている今は「その2曲がロシアの代 表的なピアノ協奏曲だから」とわかった。ってか、ラフマニノフってロシア人だ ったんですね。ってか、まだそのレベルなのかよ、って話ね。

  なんだ、ラフマニノフのピアノ協奏曲は全部で4曲しかないのか。
  4曲そろった2枚組が2種類ある。1つはポリドールから出ているもの(3,000 円くらい)で、もう1つは輸入版(2,500円くらい)。よくみると演奏者のアシュ ケナージとロンドン交響楽団が全く同じ。「よくみる」というのは、僕の言語力 のせいだ。なにしろ「アシュケナージ」は「ASHKENAZY」と書くから、 一見しただけではわかりま千円。ギャグが古いな(-_-)

  カバーだけで見ると、輸入版の録音年がわからない。
  でもまあたぶん同じ録音だろう。クラシック・ド・シロウトの僕の知識では、 「同じ個人の演奏者と同じ楽団の演奏」というのはそんなにたくさんないはず。 ないですよね、ないのかな。このへん、クラシック・ド・クロウトに爆笑されて いるかも。そんなことを気にしているようで日記にならいでか。


  さてどっちを買うか。
  同じ録音ならより安い( cheaper )輸入版だろうか。でも、解説書が英語なんだ よな、そんなの読んでられないよな。何しろクラシックの勉強をしているわけだ から、ちゃんと解説を読みたいのだ。お、ここで読者の嘲笑が。

「お前は英語の講師だろうがよ!」

  あのねえ、お客さん。
  世間を知らないのにも程がありますよ。クラシック・ド・シロウトにとって、 解説書がどれほど難しいか。ここでちょっと、結局買ったポリドール版から引用 します。

>・・・モデラートに変わって、ヴァイオリンがいかにもロシア的哀愁を漂わせ た叙情的な第1主題を提示する。これがピアノによって装飾的に歌われた後、第 1ヴァイオリンが幻想的で優美な第2主題を奏でる。冒頭のカデンツァを挟んで 、両主題による華やかな展開部となり、型通りの再現部を築いて、壮大な・・・ 。

  何を言っとるんだ、なにを(@_@;)
  意味のわからない単語が「モデラート」「第1主題」「提示」「装飾的に歌わ れた」「第2主題」「カデンツァ」「展開部」「型通りの再現部」、だろうか。 「第1ヴァイオリン」は、観客から向かって左側にいるグループ(コンサートマ スターがいる側)だったか。日本語で読んでもわからないのに、英語(だと思わ れる)で読んでわかるかッ!

  あ、ここで生徒様の声が。

「だったら、どっちを買っても同じことになりませんか?」

  生徒ごときが正論を吐くなぁぁぁ!
  冗談はともかく真面目に書けば、本当に解説が難しいよね。こういう文脈で、 つまり音楽の世界で「主題の提示」という英語を僕が知っている可能性はかなり 少ないし、もしその英語を「こういう意味だよな」と把握できたとしても、それ を日本語の音楽用語としての「主題の提示」に結びつけられるとも思えない。

  自分が完全に無知である世界を泳ぐ場合、どうしても必要になることがある。
  わからないなりに、同じこと(この日記では音楽用語だ)を聞いたり読んだり する経験値を増やすことだ。あいまいな理解を得たら、正確でなくても自分で使 ってみて、それはまあクロウトには冷笑されるだろうけど、それでもだんだんと その世界への理解を深めていく。そういうのが時間制限のない勉強における「学 び」ではないかと僕は思っているけれど、どうでしょう。ラフマニノフの感想は また後日に。


  次に園芸店へ。
  またまた土と鉢を買う。土は腐葉土と赤玉土を組み合わせるつもり。と書いた けど、そういうことを土の袋のウラで読んだだけ。来月に作業をする予定。クル マを持っていないので、郊外にありがちなホームセンターに行くことができない 。だから家の近くに園芸店を見つけなければいけないけど未発見。ガーデニング の話題もそのうちに。

  自転車を放置した駅に戻り、ふたたびドライブ。
  なんかやたらと暑いな。大きなドラッグストアを発見して、ジュースを買う。 店のそとにベンチがあったので一服。まわりに人はいないし、ドライブのときは 携帯灰皿を携帯している。再出発。そろそろ昼飯だな。

  「十割そば」の店を発見。
  汚いわりに高そうだな。入店してみると思ったとおり。最低がザルの700円で、 次が1,000円、ランチは1,200円から。メニューには十割でもボロボロしていない だのワサビに凝ってるだのダシにも凝ってるだの書いてある。うまいかねどうか ね。ザルそばと親子丼のセット1,300円を注文。店内にかかっている曲はクラシッ クで、フルート(だと思う)のコンチェルト。そういう系ですか。

  味はまずまず。
  生ワサビが旨くて、ペロペロなめて全て食べてしまった。しかしちょっと高い よね。半年に1回くらいは利用できそう。またまた自転車を駆って、今度は新古 書店へ。知っている作家を中心に5冊くらい。手荷物が多くなっているので、集 中して本選びをしにくいため。やっと帰宅です。3時前。

  一休みしてからプールへ。
  なんか変に忙しい休日だな。昨日のごときクロール+徒歩で25分。運動量とし ては泳ぎっぱなしの20分には達しないのかも。よくわからず。帰宅するころには 少し涼しくなってきた。相撲を観ながら読書。


  今場所は相撲の話を書いていなかった。
  期待の稀勢の里は久しぶりに小結に復帰していた。うろ覚えだが、いっときは 前頭六枚目あたりまで落ちたから嬉しい。しかし今場所は今日まで5勝7敗。小 結や前頭筆頭(一枚目のこと)は横綱や三役(大関・関脇・小結)との取組が多 い。それだけ勝ち星を重ねるのが難しい地位だ。

  現状の稀勢の里はこのあたりが壁になっているみたい。
  去年の秋場所の千秋楽の日記(ヒマここ)に「来年(2007年)の今頃は大関か 」と書いた。つまり予想はハズレ。今は伸び悩みというところで、引き続き淡く 応援を続けたい。

  え、優勝争い?
  大関どもが弱すぎて面白くともなんともない。あいつら全員クビだぁ。え、朝 青龍。えーと、またそのうち(^^ゞ


  相撲が終わった瞬間に落ちてしまった。
  7時過ぎにやっと起床。こういうのは昼寝というのか。気温が下がって湿度も 低くて程よく疲れがたまっていて、誰が眠らずにいられようか。入浴と夕飯の準 備と独り宴(うたげ)があるからちょうどいいのだ。独り宴ってすごいな。独り エッチとどちらが健全でどちらがサワヤカか?

  独り宴あらため夕食は地味に。
  ホタテの刺身、ゴーヤの酢の物、西京味噌漬け豚肉焼きなど。ゼイタクしたい 気分で、ビールは取っておいた「ニッポンプレミアム」。日本酒は「ジュール火 入れ(ヒマここ)」をヌル燗で。

  この日記をつけながらワインはいつものように。
  音楽はもちろんラフマニノフ。とても良い休日だった。
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