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もう少し考えよう 2月15日


  9時半起床。
  昨晩の店は梅酒の品揃えが良かった。恥ずべきは無知とはよく言ったもので、

梅酒なんてチョーヤだけじゃねえか

と思っていた。工藤夕貴だっけ。その店には日本全国の梅酒が揃えられていて、 それぞれにハッキリと味が違うのでビックリした。正確には梅酒と呼べないもの もあるにせよ、全都道府県の銘柄が揃えられていた。やはり梅の名産地である和 歌山が梅酒も名産地であるらしく、和歌山ものは20種類くらいあったかも。

  チョーヤの話は冗談としても、梅酒のもとになるのは焼酎だけではないと知っ た。
  アバウトに7割くらいが焼酎で、3割くらいが日本酒だったかな。ウイスキー 樽で焼酎をつけこんだなんてものもあったし(京都か大阪産)、紅茶で香りをつ けたというものもあった(愛媛だったかな)。僕は梅酒素人なので無難にソーダ 割りで。普通はロックで飲むことが多いらしい。6杯くらい飲んだけどそれほど 酔わなかった。


  というわけで二日酔いはナシ。
  朝食を済ませてから行動。整骨院とプール。クロールはなかなか上達しない。 クロールの話題は2週間に1回書くんだったな(前回はヒマここ)。今日も元教え子♀のアドバイス を活かして。

  今日初めて「プルブイ」という道具を使って泳いだ。
  1リットルサイズくらいのペットボトルのようなもの2つが、紐で結び付けら れているのが「プルブイ」。足に挟んで使う。元教え子♀によれば、これを足と いうより太ももの間に挟んで泳ぐことで、腕だけで泳ぐことになる。

  なかなか快適。
  これで下半身が沈む(←これが推進力をなくす原因)ことがなくなり、腕の力 だけで泳ぐことができる。もちろん足を使えないから、スピードは遅くなる。と いうか、遅くなるのが普通なのだけど、今の僕の場合は普通に泳ぐのと同じスピ ードになる。原因は2つだろう。

1、足のキック力が弱すぎる
2、ふだんは下半身が沈んでいる

  1がかなりの問題なのだ。
  それはまた再来週に。2は予想されていたこと。浮力を得たために下半身のブ レーキの利きが悪くなって、それだけ効率よく泳ぐことができる。泳ぎ全体にロ スがあるのは当然として、この練習で腕のフォームに意識を集中して練習するこ とができる。まだまだこれからだな。


  焼肉店で昼食。
  自宅からだと自転車で10分くらいか。どこまで食事に情熱をかけるのか自分で も怖くなってくる。読者様もあきれ果てて音読できないだろう。あきれなくても 音読しないだろう。高級店のようで、ランチで1,380円。カルビは非常に旨く、ネ ギタンは今ひとつかな。コストパフォーマンスとの兼ね合いで、半年に1回くら い使う店になるだろう。続いてJRの駅へ。

  月末の旅行の切符を買った。
  悩みに悩んだが、イチかバチか北国への電車旅。行きの寝台特急(またも個室 寝台! 萌え!)だけ確保。帰りは寒さ次第で、気が向けば同じ寝台で、そうで なければ新幹線で速攻で戻る予定。

  帰宅して宿の予約。
  1軒は田舎の民宿。そこまでのバス旅と、そこからのバス旅が大いに心配。雪 道が予想されるから、靴選びをしないといけない。もう1軒は温泉宿。料理重視 で。雪国の夜に店を探しまわる自信はないため。行き先はまたそのうち。

もっと 時刻表を読み込まねば。

楽しみが確定していい気分(^。^)y-.。o○


  特にやるべきこともなく、午後はヒミツの花園。
  1時間足らず。今週はずっと天気が良くて困るくらい。カリカリに晴れるので 、もはや干すべき布団がない。寒気が入り込む寒さはあるけれど、心なしか陽が あたたかくなってきた。たぶん気のせいだろう。それでも、陽が長くなっている のは感じられるようになった。

  今日はネタが少ないので、手話の話の続き(前回はヒマここ)。
  手話には助詞がない。それぞれの表現で使い手が考えることになるらしい。日 本語を覚え始めた外国人が

「わたし、トマト嫌いです」

と喋るようなイメージになる。助詞を補うのが「聞き手」の役割になる。これが 意外に難しい。


  夕方から夜にかけて読書。

  『「君は一人でも生きていける」とは言われたくない』丸山あかねを読了。
  サブタイトルに「30代独身恋愛事情」とあるように、愛だの恋だのセックスだ の結婚だの不倫だのを語るエッセイ。
  ずばり、つまらん。

  この手のいわば恋愛本というのは、書籍界の定番ジャンルだろう。
  内容から考えても、著者の個人的な意見と読者のそれが合致しやすく、また同 時にぶつかったりずれたりすることも多い。一般化できないのでそれだけたくさ んの本が必要とされると言える。ベストセラーになるのは難しくても、それなり の売り上げが見込めるとでも言うのですかね。

  で、本書。
  著者は30代後半(出版当時)のバツイチの女性。本書の企画書の大きなテーマ は「恋愛希薄な時代をどう生きるか」ということなんだそうな。30%くらい読み 進めたところで、「これ、つまらない本なのでは」と不安になり、中盤で「これ はつまらない本なのだ」という確信を得て、終盤で「何か少しでも得るところが ないと」と焦りを覚えた。

  そして、こうして感想文を書こうとする。
  何も出てこない。ただ文字を読んだ、という記憶しか残っていない。本書の内 容が悪いのか、上記のように僕の観点と著者のそれがズレ過ぎているのか、よく わからない。なんだかサッパリわからない感想文で申し訳ないので、もし機会が あったら読んでみて下さい。これだけ読後感の残らない本は、僕にとって珍しい んだけど。


  夕飯は一昨日の余り物で。
  ヌル燗は福井県の『越の磯 純米』。酒造好適米の1つである「五百万石」を 使っていて、酵母は「金沢酵母(協会14号)」。酒米はともかく、この酵母の酒 は初めて呑むはずだと期待。

  常温では透き通った味。
  ヌル燗にすると、やや苦味が出る。中辛から辛口か。この「五百万石」という 酒米には共通する味があるのかな。米の香りが強くて、どこかに苦味のような気 配があり、全体的には旨い酒が多い。これもなかなかのハイレベルではないか。 継続審議というところ。明日もヒマな日が続く。
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