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影法師も言葉を操る |
4月1日 |
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7時半起床。
・30年ちかく営業を続けていたCD店が閉店することになった。体育館のように
大きな店舗では閉店セールが行われ、残り物を僕たちは漁る。レジの行列はいっ
こうに減らず、いつになっても会計をしてもらえるメドが立たない。僕たちは体
育館の掃除を命じられる。ええぇ、こんなに広いのにぃ。ホコリだらけの床を掃
くことから始めるが、終わる気配はない・・・
という夢だった。この「汚い場所に困惑する」夢は頻出。頻出だからどうだとい
う学びはないのが欠点でしょうか。
クセになっているのか朝風呂。
今日は久しぶりの休日でプールにも行けるから入浴する必要もないことを忘れ
ていた。ついでに洗濯。一昨日から室内干ししてあるものと一緒にバルコニーに
干す。気分が良い。
ところで、普通の勤め人の独身者は、いつ洗濯物を干しているのだろう?
昨日までの僕は授業時間だけで午前11時から午後6時近くまで拘束されていた
から、外に、つまりバルコニーに干すことができなかった。やはり室内干しする
のか、それとも外に干しておいて夜に取り込むのだろうか。みんながみんな乾燥
機を持っているとも、コインランドリーに行くとも思えない。
週末にまとめて、というのもヘンだと思う。
いくら独身でも、5日ぶんの洗濯物ってすごい量じゃないか。よほど大きな洗
濯機を持っていても、マンパンにして2回は回す必要があるだろうし、常識的に
それだけの量の洗濯物を干すスペースが外にあるとも思えない。実に下らないこ
とで恐縮なのだが、こういう生活デティールが異常に気になる。A型なのだろう
か(そうだけどw)。
プール。
10日ぶりくらいだろうか。当然のように体が重く、500メートルでギブアップ。
体重は64.5キロで500グラム重い程度か。「重い」という言葉の二義をそれぞれ使
ってみた。意味が通じていれば良いのだが、どうだろう。
スーパー。
食材枯渇で、パンやヨーグルトやヤクルトといった基本食品から買いあさる。
言われていたように値上げのラッシュ。きょう目についたところでは、パンと豆
腐。パンは3枚98円だったものが118円。僕は豆腐の指定銘柄を持たないが、ざっ
と見ると1丁で20円以上値上がりしているように見える。
パンはもう少し安いモノに切り替えてみた。
毎日のように食べるから、お味とお値段のコストパフォーマンスで検討するこ
とになりそう。豆腐は値段がピンキリ(=安いモノから高いモノまで幅が広いさ
ま)なので難しい。安値を売りにするスーパーでは、
1丁20円
なんていうものを見たこともある。個人差があるだろうが、豆腐は味が値段に比
例すると僕は考えている。1丁100円以下のものは食べなかった。しかし、ここま
で値上げされると、方針の変更が必要になるかも。
コロッケ弁当を買って帰宅。
コーヒーを淹れてHPの作業。おとといからエッセイ→一膳→自己紹介と
アップが続いてちょっと押し進行かな。今日は月替わり更新の作業もあった。
自己紹介は、偶数月に部分的な変更をしている。
このペースは「よびわる」開設当初からほとんど変わっておらず、日記は別と
して同じペースを維持しているのはこれだけである。もっとも、部分変更なので
よほどのマニアか、初訪問者しか読んでいないだろう。旧サポーターに
>玄関と同じでいつも掃除しておくものだ
と言われたのがトラウマになっているのかも。
開設時の1つを見てみよう。
上記のように「玄関ページ」なのでネット上に過去ログは残していないし、今
後も残さない。僕のPCに残っているだけである。2004年2月1日。
>
家財道具
冷蔵庫が2台あります。しかしテレビが8年落ちの14インチで、来客があるたび
に疑問を呈されます。
はあ、なるほど。
自分で書いておいてなるほどもないだろ、と読者様は思うかも。テレビはこの
数ヵ月後に買い換えたし(ヒマここ)、冷蔵庫の1台は最近になって捨ててしま
った(ヒマここ)。大人になると日々の変化量は若いころに比べて小さくなるけ
れど、変化が止まるというものでもないみたいだ。しかし、
22インチワイドTVが24万円
って、当時は液晶TVがすごく高かったんですね(・_・;)
遅い午後はダラダラと読書。
落ち着いて本を読める時間も久しぶり。北風が強くて布団は干せないけれど、
洗濯物はよく乾いた。時制を揃えないで書いてみた。
『ヤバ市ヤバ町雀鬼伝 三〇〇分一本勝負』阿佐田哲也を読了。
著者の散逸した小説を改めて文庫化する、という小学館のGJ(こういう使い
方でいいんですか?)についてはヒマ「ここ」。
8章に分かれる本書はオレンプなるばくち打ちをめぐる様々なシノギが描かれ
ている。
シノギというのは、なんのかのとバクチを続けていくありさまのこと。
著者自身がよく「人生は9勝6敗を目指すもの」とよく書いているように、バ
クチは勝つだけのものではない。たまには負けるし、負けても立ち上がっていく
、あるいは再び負けても致命傷にならないように準備を常にしていく、というも
のである。なかなか、氏の小説の世界を、こうして別の言葉で説明するのは難し
いのだけど、だいたいそういうこと。
章のあいだに挟まれた、著者の独り言。
>ばくち打ちはたいがい誰でもゲンをかつぐもので、(中略)。
ゲンをかつがない奴がもしいるとしたら、ゲンをかつぐとゲンがわるいと思っ
ている奴なのでしょう。
でも、お守りを持っている奴というのはこれまた珍しいでしょう。ばくち打ち
は、無神論者です。でも、自分にはばくちの神様がついていると思っています。
ばくちの神様って、いったいどういう姿形をしているのか、訊いても誰も打ち明
けてくれません。
それはきっと、姿形じゃないのでしょう。自分とともに生まれ、自分とともに
死ぬ、影法師のようなものでしょう。
僕自身は小市民的な小バクチ(とも言えない程度の一般的な賭け事)しかやら
ない。
でも、なんとなくこの「影法師」を感じることがある。戦っているのは自分な
のだけど、操っているのはそいつ、という気分がある。だから負けても自分が全
面的に悪いとは思わないし、勝っても全て自分の力だとも思わない。そういう、
言わば人生の機微をうまく描く小説家だった。一般的なオススメ度は低いですか
ね。
夕飯。
タケノコが旬ということで、薄揚げと一緒に煮物にした。味をつけたダシ汁で
さっと煮て、火から下ろす直前に水菜を加える。ほんわかと美味しい。タケノコ
はいつでも売っているけれど(何でもそうか)旬の期間は短い。今月末には味が
落ちてくるかもしれない。今日は柔らかくて良かった。
他には、カンパチの刺身。
珍しく天然ものを売っていたため。100グラム350円くらいで、日常に食べるに
は「ちょっと高いかな?」と悩むのがこの価格帯。今日のように旨いものをつか
めればその価値はある。
さらに他には、アスパラとエリンギのバターソテー。
無理してカタカナを多くしてみました。塩コショウで味付け。でもさすがにア
スパラはまだ早すぎるかな。6月の北海道産がベストという見解に変化はなし。
ダラダラとした休日はすぐに終わった。
明日からは4日連続授業だけど1日2コマなので、いつものように過ごせそう
。日記もゆるやかに流れるだろう。今日も緩やかに流れた。影法師が言葉遊びを
楽しんだようだ。
追記:「自己紹介」を改訂しました。 |
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