予備校講師でわるかったな!





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男独りの人生旅 晩秋篇 11月23日
  勤労感謝の日。
  11月23日と言えば、受験生にとって最後の模試の日というイメージがあるけれ ど、今どきはそうでもないのかな。センタープレとか個別の私立向けの模試は除 いて、ということ。この日が月曜日に重なると、

ただでさえ月曜日が足りない大手予備校

は休講にして模試実施とはいかないかも。あるいは昨日22日実施というところも あったのかな、知らない。いずれにしても、

模試は偏差値鑑賞対象ではなく弱点の洗い出し道具

という認識を新たにしてもらいたい。そりゃ偏差値だの合格可能性だのは気にな るけれど、現状と希望の差がどれくらいあるのか知るほうが大切だ。数字だけ見 ているのは、完全なお利口さんということで・・・。


  9時起床。
  午前中は仕事に専念。ワセヨビに送付するもの。例の、

12月13日(日曜)の体験授業

についてである。1年生向けと2年生向けの2コマ。まだ大まかな設定しか決ま っていないので、講座のコンセプトだの売り文句だのを考えろ、という業務命令 。今日(きょう)月曜日までに原案を出して、明日(あす)火曜日に打ち合わせ しましょうということ。

無意味な余談:下に「×曜日」と続くと、「あした」と読まないような気がする 。

  このあたりの話題、夏の体験授業に関して5月28日にも書いた。
  そのときは7月上旬実施だったから、今回はタイムラグが少なくてやや慌しい 。まさか単に「忘れてた」ということはあるまいから、ひょっとすると、来年の 担当クラスの1つは2年生(現1年生)なのかもしれない。いろいろ考えて、イ マイチなアイデアを出してメールで発送。もう少し考えないといけない。


  様々な雑用。
  ウザイところでは、新聞屋の集金。「来年からの更新をしろ」と迫ってきた。 来月は12月で忙しいから、1月からの契約は今してくれ、という大企業のご都合 主義。客なんか無視。それはいいとして、

新聞を配る人々はなぜ12月に忙しいのか

が謎である。べつに彼らが決算を出すわけじゃないだろうし、冬期講習で授業数 が多いわけでもないだろうし、理由が不明だ。物書きの皆さんは、

「新聞配達員はなぜ年末に忙しいフリをするのか」

という書物を書くようにお願いします。きっと買いますので(新古書店で)。

  オイ、契約するから何かよこせ。
  そう言うと、彼はすでにブツを用意していた。珍しいな。『ふんわりビーズ450 グラム』を6個。ふうむ、僕が『ビーズ』愛用者であることを覚えていたようだ 。そうか、新聞配達員も

たまには脳みそを使っている

らしい(『ふんわり』でなくて良いと6月27日に書いたが)。彼に言わせれば、 いちばんウケがいいのは『アタック』なんだそうな。


  どうでもいい雑用は、印刷年賀状の注文。
  去年使った店からダイレクトメールが先月末に来ていて、放置していた。開封 すると

>これで申し込むと5%オフ!

という売り文句。ほほぅと思って僕の個人情報欄を読むと、住所と名前だけでメ ールアドレスなどが入っていない。バカですかあんたら。そりゃあ減収減益にも なるでしょって感じ。スーパー不況を言い訳にしているだけじゃない?

  その店のHPへアクセス。
  するとこっちには個人情報が出ていて、ダイレクトメールに記された識別番号 を入力すると、ちゃんと全ての過去ログが保存されている。わけわかんね。しか も、ネット注文だと25%引き。もしかして、

デジタルディバイドを試す戦略

かもしれない。面倒くさいことすんなボケナス。25枚注文。この話の教訓は何だ ろうか? 以下の4つから選べ。

1:文字数稼ぎ
2:生き方を示唆
3:嫁はあおいに限る
4:皆さん、年賀状の準備してますか?


  遅い午後はヒミツの花園。
  今日は集中できた。11時過ぎからよく晴れて暖かく、小春日和。布団も洗濯物 もよく乾いた。世間的には行楽日和でもあっただろう。もちろん読書も堪能。


  『おんなひとりの鉄道旅 西日本編』矢野直美を読了。
  雑誌『BE PAL』に連載されたフォトエッセイ。
  女性の手になるテツ本は数が少ないので、これはこれで良かった。

  乗車記は23本。
  特徴的であり、同時に僕が気に入らなかったのは2点。1つは、乗車時刻など の記載がないこと。巻末の番外編マンガ『鉄子の旅』で

「鉄道好きじゃなくて鉄道旅好き」

と言っているわりには、ダイヤ軽視はどんなもんかと思う。非JRの路線が多い だけに、どのくらいの時間がかかるのかといった要素は重要だと思う。鉄道の魅 力の1つは、時間を束縛されることでもある。

  もう1つは、地図の記載が文末にあること。
  これは雑誌連載で、一般人(非テツ)を意識したことなんだろうとは思う。た だ、乗ったことがない鉄道は、

どこをどう走っているか先に知りたい

ものではないか。じゃあ初めから地図を先に見ろよって言われたらおしまいなん だけど。

  良いところは、写真。
  これは文句なし。定価600円の文庫としてはカラーページも多く、よく撮れてい る。鉄道そのものだけではなく、乗車している人の写真も多いし、もちろん鉄道 そのものの写真も「いかにも鉄道写真!」という趣きで非常に良い。

肥薩線の大畑駅のスイッチバック・ループ線

などは、きわめて「乗りたい、乗ってみたいッ!」と思わせるデキだ。全体とし て良書と言えそう。


  夕飯は平凡に。
  昨晩と違うところ・・・鶏スペアリブの昆布煮にあわせたのが、茹でたチンゲ ンサイってとこかな(茹ですぎに厳重注意)。他には、ゆで卵のしょう油漬け、 上流社会ハム。変わらないというのは、それほど悪いことでもない。飽きなけれ ば、という条件は必要だが。

  日本酒は山形の『米鶴 純米吟醸 うきたむ』。
  この銘柄は純米のそれだけ呑んだことがあり、それはあまり旨くなかったので 珍しく純米吟醸にチャレンジ。常温では淡麗辛口。香りは控えめ。ヌル燗にすれ ば辛さが前面に出る。が、やはり吟醸にしては香りが少ない。旨いけれど、世間 が吟醸酒に期待するところを満たしていない、という評価もできるかも。


  明日からは2学期最後の2週間。
  人生の不調もここまで来たかという不調期間を迎えているけれど、少しでも前 向きになれるように、授業や日常に集中したい。なに、独りだから、まだ頑張れ るさと読者を励ましてみる。とりあえず、明日も布団を干したいなあと思うので あります。
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