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前日回顧的日記 |
4月30日 |
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10時起床。
今日も快晴。少し二日酔い。ビールをジョッキで5杯飲んだからだろう。太っ
ただろうなあ。シャワーを浴びたらスッキリした。今日も洗濯をして、布団を干
す。
こんなことばかり書いていると、サイト名が「干し物好きでわるかったな!」
になってしまう。略して「干しわる」。わけがわからぬ。
昨日飲んでいるときに出た話題の1つに、日記の長さがある。
いくら何でも長すぎないかとか、書くのが大変じゃないかとか、数日溜めると
読むのが大変だとか。読者とは生真面目(キマジメ)なものだ。書くのが大変なのは僕
の自己都合だし趣味だからいいのだが。
僕としては、適当に流し読みして欲しいのである。
布団干しの成果が気になる人はそこをジックリ読んでもらえればいいし、特に
布団干しに興味がない人はパスしてもらってOKなのだ。そのために頻繁に改行
して、改パラグラフしているのだ。
そもそも、スミからスミまでこんな日記を読んでどうするのだ。どうするのだ
って、書き手の僕がそんなことを書いてどうするのだ。
朝食を済ませてからスーパーへ。
連休なんですねえ、鮮魚の仕入れが良くない。ゴールデンウィークって、本当
に必要なんだろうか。みんなが休みだから、どこに行っても混んでいるし。欧米
の真似をすることが善だとはまったく思わないけれど、労働者が好きなだけ自由
なタイミングで1週間くらいの休暇を年に3回くらい取れる社会システムになっ
たほうが合理的だと思う。
連休のせいで旨い魚が食えないなんて、納得がいかないのだ。
帰宅してウダウダと読書。
『記憶の放物線』北上次郎を読了。
翻訳小説をお題にした「超うしろ向き」エッセイ。
本書は以前に紹介した『感情の法則』の続編にあたる(ヒマな人はここの日記
を参照)。あとがきにおける著者の説明。
>(前略)翻訳小説をテキストにして、その本のテーマや会話、あるいはシーン
などを取り出して、そこに勝手な感慨を付け加えるというもので、小説の紹介な
のかエッセイなのか、書いている本人にもよくわからない。
>中年男、あるいは初老男が本を読みながらさまざまな些細な箇所で立ち止まる
報告(後略)
本を読んでいるときに、ストーリーとは直接関係ない場面で読者が自分の過去
を振り返ることがある。
いまここでこの本を読んでいることにはまったく関係のない思考の中断である。
小さなシーンから想起されたイメージが読み手を急襲する。そういうことは若い
うち、たとえば中学生くらいには起こらないだろうが、人生経験を積み重ねるこ
とに比例して増えてくるだろう。そういう「勝手な感慨」を書き綴った名エッセ
イである。
もし本書を誰かに薦めるとしたら、まずは「中年男、あるいは初老男」だろう
。特に自分の息子がいる人にいいだろう。
次に薦めるなら、「父親なんか理解できないと感じている中高生」だろう。本
書には父親が息子をどう感じているかが詳しく描写される部分が多いからだ。父
親からみた父と息子の物語的エッセイ、という紹介方法もあるかもしれない。た
だし、ひたすら人生にうしろ向きなので覚悟してください。
昨日飲んでいるときに出た話題の1つに、家計簿があった。
ずいぶん金を使ってますねえという感想を頂いたのだ。そんな話をいつ書いた
のか覚えていなかった(ヒマここ)。書いたこと自体は覚えていた。読者という
のは書き手が想像できないところを丁寧に読んでいたりもするのだ。
というわけで家計簿をつける。
家賃や光熱費を含めて28万円弱の出費。今月は家族の快気祝いだ印紙税だ手話
の受講料だと出費がかさんだから、悪くない節約ぶりだった。つまりこう書くと
「使いすぎだ」と思われるのだろう。一番まずいのは家賃の高さで、全出費の半
分くらいを占めている。マンションを買ったので、これはあと2ヶ月で終わりに
なる。
問題は食費なのだろう。
家で食べるぶん、つまり外食を除いて53,000円くらい。これにはビールや日本
酒の代金が含まれている。お酒にかかる部分が問題なのかもしれない。1日の平
均的な出費を見てみよう。ヒマなので。
ビールは350ML、日本酒は4合ビンで平均1,000円、ワインは1本(グラス6
杯くらい)で1,000円の計算。
・ビール1缶=200円ちょっと
・日本酒1合=250円くらい
・ワイン2杯=330円くらい
→合計780円×30日=23,400円くらい
すると、お酒を除く食費は30,000円くらいになるのか。
これでもちょっと使いすぎなのかな。それほどゼイタクはしていないし、食材
は使い切るようにしているのだけど。
1時間半くらいヒミツの花園。
昨日は「デイトレの勉強ですか?」と質問された。デイトレーディングという
のは株の売買を一日に何度もやること。ヒミツだと書いているのに、そんな質問
をしても仕方がないじゃないか。
それにしてもしかし、僕が株の売買に興味を示すと思われているとは心外だっ
た。
いや、株の売買自体はお金に余裕があったら遊び半分でやってみたいとは思っ
ている。しかし株取引それ自体は何も生産しない行為なので、僕はそれを生活の
糧にしたいとは思わない。無形のものであったとしても、何かを生産する代価と
して日々の生活費をまかなうようにしたい。つまり今は受験情報産業の中で情報
を提示することで生活しているわけだ。
3時前に昼食は日本ソバ。
そういえば、食事の回数が多すぎると言われた。1回にたくさん食べられない
からしょうがないだろうという気がする。瑣末なレシピの記述がしつこいとも言
われた。そういわれるとますます書きたくなる。
今日たまたま買った乾麺を試してみる。
偉そうな能書きがあるわりに旨くない。既製品のダシを薄めて自分で味を足し
て(しょう油・塩・みりん・酒)、タケノコを加えて煮る。油抜きしておいた油
揚げを入れて、仕上げに水菜少々(彩りを良くするため)、青ネギを散らし、頂
き物の黒七味(京都産)をかけて食べる。しかし、麺が旨くないからどうもいま
ひとつというところ。
ネットで将棋の朝日オープンを観ながら、HPのエッセイ書き。
昨日聞いたエッセイに関する反応は、「焼ウドン」や「自転車激走」や「大学
潜入家」シリーズなど「どこかにいって何かをやった話題」が面白いというもの
が多かった。まあそうだろうな。たしかに人様の文章を読むときは、登場人物が
読者の代わりに何かをするという話を最も面白く感じる。
また一方で、たとえば僕が頭の中だけで考えたことを面白く読ませる方向も強
化しなければな、と思う。
将棋はなかなかの熱戦だった。
6時前に羽生選手権者の勝ち。これで5番勝負は羽生の2勝1敗となった。挑
戦者の阿久津五段もなかなかあなどれない。ワンサイドゲームであっさり防衛と
はいかないかもしれない。
夕食だ。
昨日言われたことに、日記は全て事実を書いているのか、というものがあった
。答えはシンプルで、捏造(ねつぞう=話を作ること)は1つもない。しかし文
章構成のために記述の順番などを入れかえることはある。そのくらいは特に問題
がないだろう。以前にも書いたように(ヒマな人はここの日記を参照)、100%の
事実を書いても仕方がないし、書ききれないし、なんと言っても読者が読みにく
いからだ。
今日の日記では、本を読み終えたのは本当は夕方4時ごろであった。さらにも
う1冊読み終えたものがあるが、今日は長すぎるので明日の日記に回すことにな
りそう。
温かいメニューは「春野菜の甘酢あん」。
今日の毎日新聞にレシピがあったので、アバウトにマネして作ってみた。アス
パラガス・シイタケ・長ネギ・ハム・タケノコ・そら豆をざっと炒めて、甘酢で
軽く煮る。仕上げの水溶き片栗粉を入れすぎて食感に関しては失敗だった。しか
し味は非常に良い。そら豆はこれからが旬なのでメニューに加えていきたい。
冷たいメニューは「鶏ハム」。
前回(ヒマここ)と味付けなどは完全に同じようにして、鶏肉をムネ肉からモ
モ肉に変更し、鶏肉そのものもより値段が高いものを選んだ。味は確実に2段階
ほど上がった。家庭料理としては極めて美味。人によっては「こんなものが家で
作れるのか?!」と思うだろう。
このレベルまで来れば、前菜として人様にお出ししても不満は出るまい。鶏肉
の甘みを感じさせるほどのデキ。問題は日持ち。金曜日に漬け込んで、日曜日に
茹でて、月曜日に食べたわけだ。明日の火曜日まで食べられるかどうか。
そうだ、昨日言われたことを踏まえなければ。
将来の嫁は、こういうモテナシを受けられるのであって、モテナシをする義務
を負うのではない。家事は僕がやるのだ。これで、OK?
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