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暗闇は越えていく |
8月26日 |
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6時起床。
今日からは夜中心の生活に戻さなければいけないんだけど、なかなか夜更かし
が難しく。朝食は見どころのないソーメン。見どころのあるソーメンを見つけて
みたい。流すくらいでは面白くない、独りで流してみれば虚しいだろう。流して
ないですよ。
腰痛がジリジリと悪化。
骨盤矯正で本来の筋肉が刺激されるのか、痛いのなんの。痛みの種類が今まで
と違うことはわかるものの、痛いことに変わりはない。もんどり打ちつつ午前中
を過ごし、早めの昼食に弁当を買いに行く。今日も殺人的に暑い。夏休み最後の
日曜日ということで・・・と大人のブラックジョークはやめとくか。
最後のタームの始まり。
今日から1日4コマのターム。一番きついところ。何がキツイのかは明日以降
に譲るとしよう。
今年の僕の夏期講習は、1コマ90分が合計90コマだ。
去年は1コマ90分が合計98コマだった。80コマが市進で、残り18コマが某予備
校。某予備校はクビになって、そのぶんだけ多くの日程(ってか全部ね)を市進
に渡した結果、10コマ増えた。だから過去日記(ヒマここ)に書いたように、必
ずしもコマが増えて良かった、という話にはならない。時間をコマで消費する効
率は少し悪くなったことになるからだ。
授業時間は10%弱すくなくなった。
仕事量としてはこれくらいがちょうどいいだろう。理想を言えば、1日3コマ
で6ターム、これで90コマを消化するのが僕にとってはベストだろう。もっとも
、全体の講座割があるからこれは望んでいない。
1コマ90分だと、1日3コマが体力的にベストに思える。
4コマだとちょっと疲れる。1コマ80分だと4コマが理想かな。1コマ80分の
時代には1日5コマという時期も若い頃にはあったけど、30歳を過ぎてからは1
日4コマ以内で、お願いするようにしてきた。5コマ目がくたくたで、明らかに
授業の質が落ちてしまうとわかったからだ。もっとも、今は色々な事情で「5コ
マお願いしますッ!」と叫んでも入らないだろうけど。関係者はあんまり爆笑し
ないようによろしく。
講師によって個人差がある。
今年の夏にいろいろな講師の様子をうかがってみたところ、「1日5コマは不
可能ではないが、ちょっとキツイ」という意見が多かった。やはり何となく説明
が雑になったり、どうしてこんなものがわからないんだ、という気持ちになって
しまうことが多いらしい。よくわかる話だ。
校舎に着くと、古文講師O先生に久しぶりに会う。
「春樹の『アフダク』どうよ?」といきなり振られる。彼女は文庫派として春
樹を愛読しているようだ。文庫で読む作家を持つのは大切な読書習慣。僕も椎名
誠・東海林さだお・森博嗣のエッセイ、村山由佳の『おいコー』シリーズなどを
文庫で追いかけている。愛し方を決めてある作家がいるのは幸せなことなのだ。
『アフダク』については「ここ」のエッセイに譲る。
僕の返事はシンプルに、冷酷に、華麗に。
「春樹を追いかけて長いこと経っても、無茶苦茶むずかしいもんですよ」
1コマ目は「頻出パターンゼミT」。
まあまあの集客というところ。出題形式別の短文問題ゼミ。例年のようにバシ
バシと解法アプローチを説明する。どこに目をつけるか、どの文法という道具を
取り出すか。どの単語を覚えていないか、覚えるべきなのか。受験界最低レベル
の授業なので、がしがしモリモリ進める。
気になる生徒様は気にしない。
毎年、この時期から意欲と態度と学力の3つのうちどれかが欠けている生徒様
は見捨てていく。もう救ってあげることはできない。落ちればいいのだ。いまシ
ョックを受けた生徒様は3つの条件をちゃんと読むこと。まあもっとも、このユ
ルユル入試の時代だから、推薦だのAOだのオープンキャンパス参加などで入れ
てくれる大学はいくらでもある。最後のは、名前を書くだけで受かるというウワ
サの大学もチラホラ。おっといけない。
もっとも、実際には腰が痛くて生徒様の様子を探る余裕がなかった。
2コマ目は「頻出パターンゼミU」。
「T」のハイレベルバージョン。集客は非常に悪い。申し訳ないが、上位生の
数が激減しているのも事実。かなり難しいが、きわめて力がつく講座であり、僕
も得意にしている講座でもある。ちょっと残念。
ところがというべきか、異常に生徒様のデキが良い。
8割正解当たり前の世界。そんなわけねーだろと当日演習で試してみても、4
人に指名して75%の正解率。あんまりデキが良いと、かえって講座の意味がなく
なってしまう。平均して5〜6割の予習正解率だと講座の効率が良くなるかな、
というのが僕のスタンス。明日からはちょっと進行レベルを上げてみよう。「頻
パタT」で退屈している生徒様も他クラスで挑戦してみてください(CFに断り
を入れること)。
3〜4コマ目は「大学別ゼミV」。
MARCHレベル対象。常々書いているように、1年間で最も得意な講座。楽
しみにしてきたし、今年はたまたま夏講の最後がこの講座になったのを嬉しく思
う。もっとも集客は・・・厳しいなあ。
生徒様の予習状況が良く、ポンポン進む。
1人を除いて、キッチリ準備ができているようだ。これも「終末モード」とい
うことで無視してサクサクと。このクラスの受講者から早慶の合格者を出すのが
密かな目標。狙ってくれれば、特に早稲田は難しい大学でなくなってきたのだが
・・・。
それにしても腰痛がきつい。
授業に若干支障が出るレベル3から、かなりの問題が出るレベル4のあいだく
らいか。4コマに渡って嗚咽(おえつ)の声が出てしまう。板書をしているとき
に特に顕著。
「はうッ! あう〜ン、あっあっ」
授業進行に関係のないところであえぎ声(-.-)
初めての生徒様は大いに違和感を覚えたことだろう。申し訳ないけど、どうに
もならんのよ。腰痛以外は体調も授業も順調。それだけにきつい。何とか残り4
日間をごまかしたいが。
授業を終えて一服していると校舎長が近寄っていらっしゃった(敬語)。
先んずれば人を制すの原則で、
「まだチョーク投げてないっすよ、投げないっすよ(たぶん)!」
と言おうとしたら、別件だった。秋の『センター攻略ゼミ』の宣伝を頼みますよ
、とのこと。なーんだ、そんなことか(失言)。
『センター攻略ゼミ』を宣伝するのは9月中旬を予定している。
順番があるからね。このタームは順調な「焦燥の秋」を迎えてもらうのが目標
になっている。その旨を伝えると、
「ってか、宣伝たのみますよ、マジで」
とのこと。そうかそうかわかりましたよと企業の犬としての健志は返事だけして
おく。この講座には自信があるだけに、良いタイミングで宣伝したいものだ。ま
あ一応、
「ここの過去日記を即座に読め」
と書いておくか。リアル授業では9月に。
帰宅して夕食。
サンマは素焼きにしてカボス汁で食べる。まだ焼くには脂がのってないね。焼
いて食べるなら早くて9月、理想は9月一杯は刺身だ。「北海道産」となってい
るときはまだ脂がのってないからね。「三陸産」になってからが焼いて美味しい
。ビールがひどく旨くて、2缶。腰痛さえ回復すれば。
追記:エッセイ269「日記も気楽に書け」をアップしました。
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