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I shall never forgive you. |
9月3日 |
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9時起床、くもり。
昨晩はずいぶんと夜更かしをしてしまった・・・と言いながら寝たのは1時前
だったような。その事情は本の話題
から。
『あなたの呼吸が止まるまで』島本理生を読了。
著者は芥川賞候補に何回もなって落ち続ける若手小説家。『ナラタージュ』以
来2年ぶりの長篇小説ということで(ヒマここ感想文日記)期待していた。一晩
で、と言っても4時間くらいで一気読み。
ネタばれしないように慎重に。
タイトルだけ見ると「ああそういうことか」と想像できるし、本の帯の引用文
を見ると「ああそっち系なのか」と想像できる。ネタばれしないようにネタを紹
介するのは非常に難しいな。矛盾か。
全体としてはまずまず良い小説。
少なくとも前作の長篇である『ナラタージュ』より小説として上の段階に上が
ったと言える。前作の連作短編集『大きな熊が来る前に、おやすみ。』(ヒマこ
こ感想文日記)を書くことで、小説家としての技量を上げたと言える。技量、と
いうのが説明の難しいところで、詳しくは後日にエッセイで。
しかし念のためにコストパフォーマンスを踏まえて書いておく。
島本をはじめて読むならば、文庫化されている『生まれる森』(ヒマここ感想
文エッセイ)から入ったほうがわかりやすいし、リスクが少ないだろう。少なく
とも今の段階では島本の小説のリズムが明確に現れているからだ。『森』ではま
ったなら、そのほかに手を出していくスタンスとでも言うんですかね。
ところで余談。
本書の中で村上春樹の『ノルウェイの森』が古典的名作である、とするくだり
が出てくる。僕が『ノルウェイの森』を読んだのは高校3年生のときで、主人公
が読んでいるのは小学6年生のとき。著者の島本は1983年生まれで、1987年に出
版された『ノルウェイの森』は彼女にとって「古典」なのだ。世代が違うよねえ
。ちなみに、この小説は『ノルウェイの森』へのオマージュでもあるかもしれな
い。ああ微妙にネタばれ・・・。
10時から活動。
まずは上記の本に関してエッセイ書き。1時間ちょっとくらい真剣に。読んで
すぐに感想を書きたくなるというのは、つまり面白かったということ。本当はも
う少し読み込んでから書くべきなのだろうけど、最初の読破時の感想を残してお
きたいという気持ちもチラリ。言い換えれば、きっとこの本はいつか再読するな
、したいなと思っているわけで、高い評価を与えているわけだ。カドが立つよう
に書けば、感想を書くのに10分くらいしかかからない本は、結局その程度のレベ
ルであるはずだ。
ちなみに上の日記用の小さな感想文を書くだけでも10分くらいかかった。
根暗な趣味だなと思いながら昼食のために外出。
またまたネイティブ系のカレー屋さん。最低ランクの「カレー2品・ナン・サ
ラダ」のセット。辛さを質問されないのでヘンだなと思っていたら、やはりまず
かった。珍しく残してしまった。日本人向けに中辛よりちょっと甘めの設定にし
ているようだ。それだったら、初めから『壱番屋』のようなカレーのチェーン店
で食べればいいでしょう。もうここには来ない。
早い午後はヒミツの花園。
雲が取れてきて少し暑くなってきた。真夏日になるかどうかの瀬戸際かな。布
団を干してもいいかな、干さなくてもいいかなくらいの晴れ方。布団干しマニア
以外にはあんまり伝わらない表現ですね。
2日続きでガーデニングの話題。
室内にサンセベリアという観葉植物があって、3〜4(?忘れた)年目の今年
、はじめて株分けをしたという話を以前に書いた。その後は順調ならず、古くて小さな
鉢のほうは生きているのか死んでいるのかよくわからない。話しかけてみると、
どうやら外国の人のようで言葉が通じなかった。
下らない冗談はともかく、新しくて大きなほうの鉢だ。
先月のお盆すぎあたりから、花弁が出てきているのだ。この植物、花が咲くの
であったか。サンセベリアはトラノオとも呼ばれ、見かける頻度が極めて高い植
物である(画像は自分で探しましょう)。でも、それだけあちこちで常に見かけ
るというのに、花が咲いている姿は見かけたことがない。どうなってんの。
ネットで検索。
この手の「ちょっと捻った」情報だと、ウィキペディアというのはあんまり役
に立たない。その代わりに、ちょっとおかしな、風変わりな人々・・・じゃない
じゃない、ガーデニング愛好家のサイトがけっこうある。例によって僕の背景知
識が薄いから、どのサイトが信頼できるのか判断できない。30軒ほど拝見してわ
かったのは、以下の通り。
・花が咲くことは珍しい
・花が咲くのはよくある
どっちなんだよ(-_-メ)
花が咲くのは数年に1回という記述もチラホラある。その項目に関するネット
リテラシーが高くないと、ネットが有害な場合もある。まあとにかく見守ってあ
げたい。無事に花が咲いたらエッセイを書いて画像をアップしよう。
画面左側の画像を更新した。
本当は2、5、8月と3ヶ月ごとに切り替えていくつもりだったけど、引越し
だ講習だと忙しくて忘れていたのだ。HPのサポーターにメール(内容;今すぐ
に変えてくれたまえ)をしたのは8月31日。しかしサポーターは忙しいようで無
視されていた。今日の午後になってやっとチャットで捕まえて
「オラオラ、本日中にやれコラ」
と催促。返事は「でも関西はまだまだ暑いんです」というものだった。関係ない
だろ。そうか、関西は暑いんですか大変ですね、そっちのほうのみなさーん、お
元気ですか?
言葉でねぎらうのは心をこめなくていいからラクだな(^^)
遅い午後に整骨院へ。
どうも根暗な休日だな。ついでに2回目の昼食を取りにいく。またまたラーメ
ン屋さん。カツオ系のダシでまずまず旨い。と書いたけど、本当のラーメン通に
は今ひとつなのかも。最近の店にありがちな「脂はどうしますか? 茹で加減は
?」という質問がなかったからだ。さきのカレー屋の話と同じで、「オリジナル
の調整を訊いてこないんじゃ始まらないんだよな」などと言われているのかもし
れない。それぞれの分野に詳しい人がいるものだ。
留守のあいだにアマゾンから荷物が届いていた。
ついでにポストをのぞくと、市進からの封書が。おかしいな、直前講習の依頼書は来たばっかりだし。センター攻略講座の依頼書は、
実施する日(10月6日と13日:自然な流れの不自然な追加記述式宣伝)
の数週間前に来ることが多い。つまり郵便物が来る時期ではないのだ。しかも速
達。まさか、
>ブラジャーの話とか、エッセイに書いてんじゃねーッ! お前なんか減給だぁ
ぁ! その前にクビだぁぁぁ!
とか書いてあるのだろうか。順番が逆なんじゃないか、と下らないギャグを混ぜ
たりして。
直前講習の依頼書のミスについて、であった。
最初のターム(12月13〜16日)の授業分を載せていなかった、との由。僕だけ
ではなくて、全講師分らしい。なんだよそれ、ぬかってるんじゃないのか(-_-;)
というわけで先日の日記(ここ)を訂正。
Qクラスの総合講座は8コマ全て担当。昨年比コマ数は25%アップになった。
どんな形であれコマ数が増えたのは嬉しいし、Qクラスの担当が加わることで万
全の体勢が準備できることになった。申し込みは9月の中旬だったか。授業での
告知はたぶん13日あたりからだから、「よびわる」では8日あたりに公開しよう
かな。
夕方から夜にかけて予習を少々。
夕飯前に風呂。ハーブバスが何とかという入浴剤を使う。効能書きには「エキゾチックな気持
ちになれます」とある。そうなんだ。なるほど、漬かってみると
あ〜ん、エキゾチック、じゃぱーん
な気分ですね。独りでやるなよ俺。大丈夫か?
夕飯のメインは久しぶりの「鶏スペアリブ中華煮込み」。
転居してから初めてオイスターソースを開封した。もう2ヶ月も過ぎたから、
いい加減に平常モードだろうと思ったけれど、細かい部分にはまだ非日常が残っ
ているようだ。
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